秘境という名の山村から(東祖谷)

にちにちこれこうにち 秘境奥祖谷(東祖谷山)

暮らしの初冬  名残の秋色となりて

2013年11月07日 | Weblog

自然の移ろいは何時の間にやら、晩秋は僅かな色をなごりとして、人々に惜しまれつつ

はや、冬立つ日を迎えて初冬の季節へと移ろいはじめた

目に触れる木々の色合いや落ち葉、山里のひとたちの暮らしの諸々なものなど冬らしくなり

川の姿、畑の色、雨の音、垣根の末枯れ、何を見てもしずかに澄んだ空気の寂しげな

初冬の気が漂いだしたようである


祖谷すでに十一月の木々の精

冬に入り病の老は淋しがり

柴の庵冬立つ日より色褪せし


しぐるるを寝覚めて外に佇むは落ち葉転がすこがらしの音

もみじ散る初冬の野べに分け入りてこころの色を染めむと思ふ

初時雨かなしき音を知らせなり野べのもみじは散り果つりけり


と詠みたる心境なりや





















































































































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