山里はなごりの秋色が進んでいますが、あまりぱっとしない色合いのようです
とはいっても華麗でないだけですが、ちょっと物足りない感じですね
寒冷前線の通過で冬型の気圧配置になるそうですから、冷え込んで来ますでしょうね
そうなれば、少しは色づいて来るでしょうか、しかし、強風でも吹きますと瞬く間に
散り紅葉となり、暦どうりの初冬の装いが濃くなることでしょう
彼方此方の集落では、ソバの収穫に追われています、昔ながらのソバたたきでそばの実を
剥がして箕で以てからやごみを篩ってソバの実を収穫します、ソバの収穫が終わると
山里の暮らしも一段と冬を迎える装いに忙しい日々になります、来春に向けて畑の整備や
草木の残材の焼却など、彼方此方の畑で煙が初冬の空を飾る風景になりますね
初冬や祖谷人走り箕を篩ふ
奥山や山人の斧冬めけり
かずら橋揺り人影冬紅葉
散紅葉畑の老婦休みけり
冬耕や山日和かな三嶺見ゆ
などと、さとびとの暮らしの風景の一端を詠んでみました
はやくも朝晩はかなりの冷え込みになり暖が欲しくなります、電気こたつ、堀コタツや
だるまストーブに薪が入ったり、昔の囲炉裏に炭を入れたりといろいろな趣で暖をとります
十一月も中旬になり、寒波でも来ますと一気に雪が舞います、まだ、根雪になることは
少ないですが、車の運転に苦労しますね
日一日と冬が深まってきますと祖谷の暮らしも厳しさが増して来て苦労が多いですね




