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ズワイガニの旅

 ズワイガニの旅といってもズワイガニがオホーツク海から越前海岸まで回遊してくる旅のことについて書こうと言うのではない。何年かに一度のことだがズワイガニの漁が解禁になると福井まで出かけて、たらふくズワイガニを食べるという旅に出るのだ。
 
 今年も漁が解禁になった次の週、11月13日の金曜日の夕方、東名高速道路を飛ばし敦賀に向かった。厚木インターに19時半に入り何事も無く無事敦賀インターを下りたのは翌日の0時30分。5時間の旅で高速料金は1000円だった。

 例年、敦賀の友人宅に泊めていただき、夕方になると越前かにを食べさせてくれる料理屋さんに出向くのだが、今年は趣向を変えて友人宅で食べることにした。これで運転手は酒を飲めないと言う大問題を解決できるし、経済的にもメリットは大きい。

 「ズワイガニに越前かにの黄色いタグが付くだけで値段が5倍にもなる。味はかわらないのに」と言うのが現地人たちの意見。今回はこれも検証する。

 さて、ズワイガニの購入は相木魚問屋さん。ズワイ蟹はトロ箱に入って売られている。写真の蟹はロシア産で少し大きめでトロ箱に5匹入って7,600円。大体一匹400グラムくらい。ちなみにトロ箱とはトロール漁の獲物を入れるからそう呼ばれるようになったとのこと。

ロシア産のズワイガニ


 これは同じロシア産だが少し小さめでトロ箱に6匹入っていて5500円。もちろんまだ生きていて泡を吹いている。

ロシア産のズワイガニ


 相木魚問屋さんでズワイガニを買うと有料だが茹でてもらえる。まず真水につけて死んでいただく。生きたまま熱湯に放り込むと暴れて足がもげたりしてしまうからとのこと。

まずズワイガニを真水につける


 そして籠ごと熱湯の中へ。大きさにも依るが大体20分くらいで茹で上がる。朝早くトロ箱単位で購入し、夕方茹で上がったころ取りに行くことになる。

この大きな釜で茹でる



 今回越前かにとの食べ比べと言うことで1匹だけ越前かにも購入。これで700グラムくらい、値段は一匹7500円。確かに5倍だ。

越前かに


 そのほかにズワイガニのメス、これも黄色いタグつきの越前かに。このセイコと呼ばれるメスは雄に比べてずいぶん小さいが卵を持っていておいしい。

ズワイガニのメス



 食卓に並んだかにかにカニカニ蟹蟹。

かにかに蟹



 蟹を食べ始めると食べるのに集中し、みな無口になる、、、、、うまい、、、、、、

 酒は進む進む進む、、、、、、うまい、、、、、、、

 あっという間に記憶は無くなり、記録をとっていなかったのに気がついたのは二日酔いの翌朝。と言うわけで越前かにとロシア産の蟹の比較というミッションは失敗してしまった。ここまで読んでいただいてはなはだ申し訳ないのだが、これは将来の研究課題として残しておくことにする。

 えっ、これじゃ単にカニを食べたという自慢じゃないかって?、、、、ふふふ、、、





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パン酵母シーバーbefore/after

 神奈川県の真ん中くらいにある伊勢原市。そこにあるパン屋さんパン酵母シーバーはお気に入りの店であった。ところでパン酵母ってパン工房の駄洒落ですか?

 それが突然、店の中が空っぽになっていて貸し店舗になっていた。米国のバブル崩壊の影響はここまで来たのかと至極残念だったのだが、、、

シーバーbefore

 ところがどうも移転したらしいと聞いて探してみたら車で5分くらいのところに新しい店が出来ていた。バブル崩壊どころかバブル真っ盛りという外見。

シーバーafter

 新しい店の開店直後は味が変わったように感じたが、今はちゃんと昔に戻ったようである。その上、天然酵母という私にとっては少し胡散臭く思えるキャッチをやめたようなのでより好ましくなった。それに接客態度もすごく良くなったような気がする。大きな声の「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」がとても自然で気持ちが良いのだ。

 しかし建物を新しくし、スタッフを増やしてというのは、まさにおいしいパン屋さんの凋落パターン。パン、サービスとも品質を落とさないようがんばってほしいものだ。

 それともうひとつ。600円ごとに押してくれるスタンプだが、以前は500円ごとだったはず。この差が店の利益にとって重要であるとは思えない。きりの良い500円ではなく半端な600円に設定したことに何らかの意図を感じるのだが、儲け主義か?とか木を見て森を見ないのか?などマイナスイメージをもたれてしまうことにならないか心配である。こんなことを言うのは今日の買い物が1160円だったからでは決して無い。




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最後の桃狩り

 毎年この時期になると山梨へ桃狩りに出かける。もぎたての桃の硬い歯ざわりが好きなので現地に出かけるに限る。

 今年は7月の連休の初日に出かけた。中央高速はひどい渋滞、8時半に渋谷を出発した東京組みは上野原で渋滞を抜けるまで3時間もかかったようだ。中央高速には構造的な問題もある。東京から上野原インターまでは2車線、上野原から3車線になるのだ。これは横浜組にはありがたいことで上野原インターで入れば渋滞知らず。5月の連休でもお盆でもだ。

 予定通り11時に目的の勝沼にある桃狩り園に到着した。現地には昔大変お世話になった佐田さんが奥様と待っていらした。佐田さんはこの近くにお住まいなので、当然桃狩りなどされないが、撥ね桃を分けて頂いた。この話は後ほどする。今日の記事の価値はこの撥ね桃の情報なので、最後まで読まれると良いと思う。

 一時間遅れで東京組みが到着。一人1600円を支払って桃狩りを開始。今の時期、白鳳と言う種類がたべごろ。そのほかに「あかつき」という種類の木が一本だけあって、この肉質が固めというか緻密でおいしい。

あかつき


 重点的にあかつきを食べて一時間ほどで満足した。300グラムはあろうかと言う桃を7個も食べたので、お腹がいっぱい。よし、バーベキューに行くぞ。

 さて、佐田さんからいただいた撥ね桃なのだが、これは色や傷のある商品価値が無いとして格安で売っている桃。

撥ね桃

 どのくらい安いかと言うと通常の三分の一、写真の5キロの箱で1500円だ。普通は1キロ1000円だから本当にお得。

 どのくらい傷があるかと言うと良く見ないとわからないくらいの傷。

撥ね桃

 この撥ね桃、あっという間に売れて無くなってしまうのだそうだが、それでもこんなのを見てしまうと桃狩りのコストパーフォーマンスに疑問が生じる。桃狩りは今年を最後として、来年は早起きして撥ね桃買いに出かけようかと思っている。もっとも「桃はもぎ取とったばかりが一番うまい」と言っていたのは一体誰だという指摘があるかもしれないが、、、、、、豹変するのは君子だが、小人もお金が絡むと変心するのである。





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禁断のビール

 それは横浜元町の裏道を歩いていた時のことだ。突然目に入ったのがこの看板。

 元町の裏通りにあった看板

 これは、、、、いいんだろうか????

 後で調べたところ全くの合法らしい。ビールを醸造するときホップだけでなく、麻の実も入れるのだが麻ヤク成分はまったく入っていない。実際、麻の実は昔から七味唐辛子にも入っていて身近な食材なのだ。

 それにしてもこの看板、人の好奇心に付け込むようなところがあって、あまり上品とは言えない気もする。その上、店に入ると「お兄さん、本物もあるよ」と囁かれそうで、きっと思い切って大枚をはたくことになるかもしれない。そして七味唐辛子のかかったうどんが出てきたりしたら、、、、、、


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懐疑的な野鳥

 冬の透明な光を受けた黄金色のみかんは、まるで自分で輝いているようにキラキラと光っている。この時期そんなみかんがいつも軒先にぶらさがっている。メジロのための越冬食だ。例年は買ってきたみかんを半分に切って針金でつるしていたのだが、今年は大豊作の甘夏みかんがその代わりになっている。

 輪切りにされ、つるされた夏みかんは一日もたつとメジロやヒヨドリにきれいに実を食べられてしまう。残りはこんな具合に種と袋だけ、きれいなものだ。しかし皮にはポリフェノールがあり、袋には繊維質がある。実だけ食べているようではメジロの栄養が偏るのではないかと心配になる。

メジロが食べた甘夏

 実際インターネットにも同じような意見があった。メジロには一番栄養のある白いワタの部分を食べさせるべきだというのである。情報の正確さでは定評のあるブログの言うことだから本当のことだろう。

 でも待てよ。メジロにとって栄養があるのなら人間にも良いはず。そこで考え出されたレシピが甘夏ピール・ア・ラ・白ワタだ。下の写真の右側に写っているのが白ワタ風甘夏ピールの材料。

 甘夏ピールの材料

 いつもの手順で煮詰めていくとまるで宝石のようなピールが出来上がった。

甘夏ピールと白ワタピール

 出来上がった白ワタピール、エメラルドグリーンに輝いている。本当に食べるのが惜しくなるようなできばえだ。

 ところが期待を大きく膨らませた試食の結果は「まずい」の一言だった。歯ごたえは無いし、甘いだけのゼリーを食べているようだとも言う。さらに工夫の必要がありそうだ。もっともヒヨドリには好評であったから世の中わからないものである、、、、、



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東京土産、銀座甘楽

 東京の土産と言うと、「雷おこし」か舟和の「いもようかん」だろうか。

 最近ではデパートに行けばどこの名産品でも買うことが出来る。文明堂のカステラを買って高知の友人を訪ねたとき、高知大丸にも売っているのを見てがっかりしたものだ。

 東京でしか、出来たら銀座でしか買えないもの、そんなものはないだろうか。

 この間、雑誌をぺらぺらと立ち読みをしていたとき、銀座のお土産の特集を見つけた。入船堂本店の「千両」とか木挽町よしやの「どら焼き」が出ている中に銀座甘楽の「めろんまんじゅう」があった。

 店の名前に銀座がつくし、「めろんまんじゅう」は珍しいし、1つ100円と安いのが何より良い。地図を見ると有楽町の駅から歩いて10分。調査用として早速買ってきた。

 和菓子なのだが中の餡がメロン味で、お茶だけではなくコーヒーにもあう。饅頭の表面はメロンパンのような模様もついていて、懐かしい感じがお土産には良い。それに1個100円だし。

めろんまんじゅう

 問題もある。

めろんまんじゅうとメロンの大きさ比べ

 小さい。これで100円と思うほど小さい。

 9個の箱入りにしても、お土産としては迫力が今一つ。それに本物のメロンの方が良いというリクエストも受けてしまったし。それじゃ東京土産にならないのだが、、、、、



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亡国のグルメ、人生を棒にふる

 最近マックが熱い。

 米国の消費者情報誌が、マクドナルドのコーヒーはスターバックスより美味いと言ったらしく、マクドナルドは売り上げを伸ばし、スターバックスは店舗のリストラを進めている。

 スターバックスで本日のコーヒーのショートサイズは280円。これに対しマクドナルドのプレミアム・ロースト・コーヒーは100円である。値段が三分の一で味が良ければこんなに良いことは無い。

 今年の7月、北海道で洞爺湖サミットが開かれる。会場になるザ・ウィンザーホテル洞爺にはフランスの三ツ星レストラン、ミシェル・ブラスが唯一の支店となる「ミッシェル・ブラス トーヤ・ジャポン」を営業している。不便な場所にあるのに予約のとりにくいレストランだ。

 このミッシェル・ブラス トーヤ・ジャポンの料理長、ジェームス・ウィルキンスが暴行の現行犯で逮捕された。4月19日のことだ。ウィルキンスはマクドナルドで、カウンターに置いてあったバーベキューソースを勝手に取ったところ、従業員に注意されたため立腹。この従業員を床に引き倒して逃げた上、追い掛けた別の従業員の顔も殴ったということらしい。ふむ、バーベキューソースねえ、、、、、、

 この連休、志賀高原までスキーに出かけた。シーズン最後のスキー、ゲレンデの脇でバーベキューをするのが楽しみだ。食材は信州中野にあるジャスコで仕入れる。カートいっぱいの食料品を買って出口に向かったのだが、そこにマクドナルドがあるではないか。これは「マックナゲット、バーベキューソースとプレミアム・ロースト・コーヒー」を買うしかない。


 さて、コーヒーである。紙コップなのだが、エンボス加工がしてあり、持ちやすい。肝心の味は、薄いという印象。ローストが浅いとは聞いていたが、好みから言うとスタバに軍配が上がる。結局半分くらい飲んで、ご馳走様をした。

プレミアム・ロースト・コーヒー

 次は本題のバーベキューソース。そのまま味見をしたり、マックナゲットをディップしたりしてみたのだが、、、、、、、、

マックナゲット、バーベキューソース


 幸いなことに、私の場合、バーベキューソースを勝手に取って逮捕されることはなさそうだ。




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河童の鍋

 「お誕生日に銅ナベがほしいのよね、ジャムを作ると美味しいんだって」おいしいもの大好きのライオンちゃんからのメッセージだ。

 ジャムを作るのに銅ナベを使うというのは知らなかった。今まで、ジャムを作るには金属鍋を避けるようにということで甘夏マーマレードを作る時、パイレックスのナベを使っていた。これは実験する必要がある。

 まず、銅ならカッパーでしょうということで、東京、上野の近くにある道具屋街、かっぱ橋に出かけた。料理関係の道具屋がずらり並んでいる通りである。何軒か回って結局、鈴木信也機械製作所で銅ナベを購入した。「これは職人が一枚の銅板からたたき出したものでお値打ちです」と言われて購入したものだ。

かっぱ橋で購入した銅ナベ



 本来なら誕生日に渡すところだが、銅製の鍋はすぐに錆びるので扱いが難しい。一回使ってみて手入れのしかたを教えて欲しいと言われたので、これは渡りに船。実験が出来る。

 作り方は以前の手順に正確に従っている。

 パイレックスの鍋と銅ナベをつかって、同じ材料、同じ条件で同時に製作開始。

銅ナベパイレックス鍋


 実際に同じ火の強さで加熱していくと銅ナベのほうが半分くらいの時間で調理が進む。例えば銅ナベでは5分くらいでアクが出始めるが、パイレックスでは10分経ってもアクが出てこない。短時間で加熱が終わるのなら甘夏の香りがあまり飛ばないかもしれない。これは良い。結局、銅ナベでの加熱時間はパイレックス鍋の半分くらいで、ジャム化した。

 さて、味見である。今回作った銅ナベ製、パイレックス鍋製、そして2月に作ったパイレックス鍋を使ったものを比較してみた。勿論ブラインド・テスト。

ブラインド・テスト

 結果、最も評判が良かったのが2月にパイレックス鍋で作ったもの。柑橘系のフルーティな香りとやわらかい苦味、甘夏の収穫時期が良かったのだろう。

 次点が今回パイレックス鍋で作ったもの。4月も下旬に収穫した甘夏なので香りが弱くなっているようだ。それでも香りと苦味のバランスは良い。

 駄目なのが銅ナベのマーマレード。加熱が効率よいので必要な時間過熱できていないのかもしれない。そのためか苦味が荒々しい。では香りは、というと香りもほとんど感じられない。

 銅ナベでのジャムは加熱方法の工夫が必要なようだ。今年の甘夏の収穫は終わってしまったので来年の宿題とする。

銅ナベ製マーマレード


 これが今回銅ナベで作った甘夏マーマレード。河童印にしたのは、、、勿論、銅ナベ仕込み、ということなのだが、、、、


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貴様と俺とは

 腹がぐうと鳴る。藤岡ジャンクションから渋滞らしい。腹ごしらえをしていくか。

 菅平など信越方面にスキーに出かけた帰り、上信越道が関越道に接続する藤岡ジャンクションを通るのだが、休日の夕方など渋滞が激しい。

 こんな時、軽井沢インターのちょっと先にある、横川サービスエリアで食事をする。横川と言えば、昔、「おぎのや」の「峠の釜飯」で有名だった。その「おぎのや」だが、上りの横川サービスエリアに店を出している。

 国鉄時代、ほんとうに「峠の釜飯」をよく食べた。横川の駅に列車が近づくと、乗客は皆、窓を開け、お金を握り締め、準備をする。列車がホームに停止すると大勢の売り子さん達が走ってくる。「釜飯二つ」とか「釜飯四つ」とか怒号がとび、窓越しに釜飯が跳び、お金が飛んでいく。

 ほとんど乗客全員が買ったのではないだろうか。そして、列車が走り出すと、車内に釜飯の良いにおいが漂い始める、いや充満する。あちらでも釜飯、こちらでも釜飯、なにか連帯感が生まれる。皆、仲良くやっていこうや、、、、

 横川サービスエリアにある「おぎのや」の店、御膳亭・霧積に入る。お目当てはやはり峠の釜飯御膳。

峠の釜飯御膳

 何か釜飯以外も食べてみたいと言う向きにはこんなものもある。



 ゆっくり食事をしていると、渋滞もだんだん解消してくる。さて、そろそろ出かけるか。渋滞の時こそのんびり、譲り合って走ろう。何しろ皆、同じ釜飯を食った仲じゃないか、、、、、、




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駅中は速さが命

 駅で何かを食べると言えばたいてい立ち食いそばだった。「天ぷらそばに卵」と注文してからあつあつのどんぶりが出てくるまでに1分とかからない。早速ずるずるとかきこむのだが、3分もあれば汁の最後の一滴まで飲み干すことができる。速さが命だった。

 去年の10月、東京駅の地下にグランスタがオープンした。駅の中にある商業施設で、食に関係した店が40数店舗もある。とんかつのまい泉や浅草今半などよく知られた店が出店しているので使い心地は良い。

 このグランスタの一番八重洲改札口よりのところにリーゾ・カノビエッタがある。代官山にあるイタリアンレストラン、カノビアーノのシェフがリゾットの専門店を開いたもの。ただいつも店の外に長蛇の列ができている。これでは乗り継ぎの間の時間を利用して食事と言うわけには行かないだろう。駅中は速さが命。

 ところが去年の暮れ、お昼前の11時半ごろ通りかかったら誰も並んでいなかった。店内を覗くと空席が見える。幸い時間はたっぷりあったので自然派イタリアンの旗手、植竹シェフのこだわりリゾットを食べようと店に飛び込んだ。

 元気なお姉さんがニコニコしながら季節限定でオマールえびのリゾットがあると言う。1800円と言うのだが、のんびりとうまいものでも食おうと入った店だからと勧められたオマールえびのリゾットを頼んだ。

 そうこうしているうちに店内の空席は全部埋まり、店の外には行列ができ始めた。グッドタイミングだったとほくそえんでいたら、お待ちどう様でしたと頼んだリゾットが出てきた。えっ、オーダーしてからまだ2分も経っていないぞ。これなら立ち食いそばに負けていない。

オマールえびのリゾット1800円


 並んでいる人たちが気になって結局5分くらいで食べ終え店を後にした。駅中は速さが命とは言え、これはもっとのんびりと食べたかったと言うのが感想。まったく人間とは勝手な生き物だ、、、、、、、



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ズワイガニの食べ方

 こんな風にカニが一匹まるまま出てきた時の食べ方を説明する。ただしこのカニ、越前くらげにでも襲われたのか足が一本折れていて欠けている。これでも越前ガニの黄色いタグがついているから、越前ガニのブランドを汚すことの無い品質なのだろう。そんなわけで、まるままと言うには問題があるかもしれないが、細かいことは気にせず解体に入る。
ズワイガニの表

 まず、裏返して胸当てのようになっている部分を取り除く。この部分はふんどしと呼ばれている、と書いたのだが異議があると連絡をいただいたので、前掛けと呼ばれることがあると訂正しておく。ズワイガニの裏

 前掛けを取り去ったところ。こうしてみると前掛けと呼ばれる理由が良くわかる。
ふんどしを取ったところ

 次に甲羅から胴体と足をはがすのだが、胴体を左右に半分に割る。
足を左右に分ける

 このややグレーががった白い部分はガニと呼ばれるえらの部分でおいしくないので取り除く。
ガニとよばれるややグレーががった白い部分は取り除く

 ガニを取り除いた後。
ガニを掃除した後

 足を一本ずつはずして解体は終わり。
足をはずして

 本体に茶緑色のミソと呼ばれる内臓がついているので、甲羅に戻して足を食べるときこれをつけながら食べるとおいしい。



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北陸の旅、越前ガニ

 冬の味覚、ズワイガニ漁が11月6日に解禁になった。鮮度が命のズワイガニ、漁場に近い越前海岸にでかけて食べるのが一番おいしい食べ方だ。ズワイガニは地方によって色々な名前で呼ばれていて、松葉ガニ とか間人ガニ呼ばれているが福井県では越前ガニと呼ばれている。この土日で福井県まで出かけて越前ガニを食べてきた。

 本当は解禁直後に行きたいところだが、ご祝儀相場で高い。また12月になると海が荒れることが多く船を出せないことが多くなるのと、暮れのお歳暮のシーズンを控えてやはり高くなるので11月の中旬がおいしいズワイガニをたべる一番良いタイミングだ。

 漁場に近く新鮮なズワイガニを入手できる越前海岸には越前ガニを食べさせる宿がたくさんある。中でも三国が有名だが最近は敦賀のそばにある河野のさかえ荘で食べさせてもらっている。
さかえ荘

 日本海に沈む夕日を見てからさかえ荘に着いたのは約束の6時。早速部屋に通されたのだが、窓から見える日本海はもう真っ暗。冬を実感する。
越前海岸の夕日

 とりあえずビールではじめ、最初にズワイガニとマグロの刺身が出てくる。ズワイガニの刺身はあまりおいしいと思わないので要らないと伝えてあったのだが、突き出しとして2本だけ出てきた。食べてみるとこれが甘くておいしいのである。ご主人に聞いてみたらカニの状態によって味も変わってくると言うことだった。
カニとマグロの刺身

越前ガニのタグ 次にゆでガニが出てくる。今年は少し小さめのカニがひとりいっぱいずつ。せっかく越前海岸まで来たのだからカニは地のものを用意するように頼んであったのだが、ちゃんと越前ガニを示す黄色のタグがついている。そうそうカニを食べるときビールだと生臭さを感じてしまう。カニには日本酒がお奨めだ。



サイズの比較のためタバコを借りて一緒に撮ったが、タバコのパッケージサイズをインターネットで調べてもなかなか出てこない。多分長辺が8.5cmくらいだと思うが、不便な世の中になったものだ。この次はショートホープを持っていこう
茹でカニ

 お腹がいっぱいになってきたが、ここでカニの寿司が出てきた。これは初めてだが、酢飯とのりの香りが口の中をすっきりさせてくれる。非常に良いアイデアだ。
カニの寿司

 そしてお待ちかねの焼ガニだ。炭火をおこした火鉢で焼いていく。ちょっとあぶって身がくつくつといい始めたらカニミソにつけて食べる。このミソは調理場で調理され甲羅に乗ってでてくる。香ばしくておいしいのだが、今年は少し焼きすぎか、甲羅に穴が開いてしまっていた。カニは冷えたらまずいので焼きガニはおいしい食べ方だ。
焼きカニ

 前回はカニのしゃぶしゃぶもあったが、とても食べ切れなくてそのあとの雑炊も食べることができなかった。今回はしゃぶしゃぶは無しで雑炊を出してくれるように頼んでおいた。薄味で満腹のお腹に入っていくから不思議だ。カニ雑炊


 数年に一度の贅沢だが、他でカニを食べる気にならないので、案外経済効果は高いのかと思っている。


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伊勢丹、イタリア ウィーク

 10月のはじめ伊勢丹で恒例のイタリア・ウイークがあった。色々なデパートでイタリアンフェアをやるが、伊勢丹のが規模も大きく、内容も充実していて気に入っている。

 新宿にある伊勢丹に着くと、とりあえず食品とリビングの本館6階へ直行し、まず伊勢丹通信という小冊子を貰う。なかなか綺麗にできていて見るだけでも楽しいのだが、イタリアウイークを攻略する戦略を立てるための重要な資料となる。

 イタリアの食品はデザインがまさにラテン系で楽しい。定番のパスタもこんなに種類があるのかと思うくらい色々出ていて、イタリア人のこだわりが感じられる。写真うつりもなかなか良い。
パスタ

 食材だけではなく、惣菜も売っている。パルマの有名な食品・惣菜屋さんのサルメリア・ガリバルディが出店。
サルメリア・ガリバルディの惣菜


 もちろんワインにも大変力を入れていて、フロアの三分の一くらいがワイン売り場になっている。メーカーごとに販売員がいるのだが、ほとんどソムリエのバッチをつけている。彼らは売る気満々と言うよりも、説明を聞いて試飲して欲しいというスタンスの人が多く、面白い話も聞くことができる。

 今年はイタリア最大のワイン見本市ヴィニタリーで受賞したワインを集めて出品している。大賞を受賞したDOCで3千円前後。ユーロが上がっているから高くなっているが、リラの時代だったら半額かと思うと日本経済にもっとがんばってもらいたいものだ。
ワイン

 食事のできるスペースもある。ナポリピザの人気店という「ロサーティ」が来ていて、40分待ちの列ができているが、これも目的のひとつだったので並ぶことにした。こんな席で食べたこれがマルゲリータ1470円也。パルテノペより高いマルゲリータと言うことで期待は高まるが、、、、
ロサーティの店内
ロサーティのマルゲリータ

 ピザを食べた後も試食・試飲を続けたので、お腹はいっぱいだし、アルコールで足はふらつく。両手に荷物を抱えて、赤い顔で次の標的ベルトモリゾ展へ移動したのだが、ちょっと不謹慎だったかと反省している。

 

 

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ブドウの季節

 9月になるとブドウがおいしくなる。毎年この季節になると山梨県の勝沼までブドウを買いに出かける。行き先は「ぶどうばたけ」。10年位前、JR勝沼駅のそばにあるレストラン葡萄の木で昼食を摂ったとき紹介されてからずっとこの「ぶどうばたけ」。

 「ぶどうばたけ」に着くと店の前に出ている試食用のブドウを食べてみて品種を決める。年によってできの良い品種が変わるようだが、今年は巨峰の出来が良いとのこと。巨峰のぶどう狩りをお願いすることにする。

 籠とはさみを持って、虫除けスプレーをすると店の人が巨峰の畑にぶどう園まで案内してくれる。今年一緒になったのはダックスフントを二頭連れた横浜からのお客さん。

 畑に着くと店の人が試食用にブドウの房を切ってくれる。味が気に入れば、たとえば4房くださいとか声をかけると出来のよさそうな房を選んでくれる。こちらはそれを切り取るだけ。まあぶどう狩りの雰囲気は味わえる。薬はまいていないから大丈夫ですよと言われて、二頭のダックスフントは畑の中に放されていて、駆け回ったり、草を食べたりしている。

 切り取ったブドウはそのまま店に持ち帰り、重さを量り、支払いをすることになる。確かに横浜で買うより安いがそれだけではない。時間をかけても行く価値があるのはその時々のおいしいブドウを買うことが出来るから。

 最近、おいしくなる品種が変わってきているという。南のほうで開発された品種が今年は出来がよいともいう。最近いろいろ温暖化の影響を実感することが多い。

 「ぶどうばたけ」では何年も前からワインを造っている。出来のよいという何種類かを試飲させてもらい、2002年の辛口とロゼワインを買い帰途に着いた。


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関東vs関西、七味唐辛子

 浅草へ行くと、やげんぼりの七味唐辛子をよく買う。ただ、味噌汁に入れたり、漬物にかけたりする程度だからあまり減らない。そんなわけで開封していない袋がたまってたりすることがある。

 浅草のやげんぼり、京都清水寺の七味屋本舗、長野善光寺八幡屋礒五郎の三店が三大七味唐辛子と呼ばれている。歴史的には1625年に浅草のやげんぼりで作られたものが、京都に伝わり、そして長野に伝わっていったと言うことらしい。

 徳川家康が征夷大将軍に任官され、江戸幕府を開いたのが1602年であるから、なかなか由緒正しい商品だ。

 この七味唐辛子、辛味成分であるカプサイシンが体内脂肪を燃やす働きがあると言われている。それならどんどん摂らなくってはと思っていたが、あるある大辞典でカプサイシンとイソフラボンを食べると毛髪まで生えてくると聞けば、七味唐辛子納豆を毎日食べようと思う。

 ところで、関東のやげんぼりは単に辛いだけで、関西の七味屋本舗はマイルドな味だと言われている。関東はしょうゆ味で、関西はかつおやコブだしの香りを大切にした繊細な食文化だからというのだが、帝都の食文化に対する偏見がないだろうか。

 浅草寺におまいりをして、仲見世を歩きながら「ひちみ唐辛子を買っていこう」と言ったら訛っているといわれた。「しちみ唐辛子」だというのだ。それなら質屋はと聞かれて「ひちや」と答えたら隠れ関西だと言われてしまった。脳細胞の中に雑菌が繁殖しているようだ、、、、、、、


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