黄昏が近づくとフクロウは飛び立つ準備を始めます。暗闇で木に激突。最近は夜目、遠目が効かなくなって来ました。
黄昏れたフクロウ
映画 かいじゅうたちのいるところ
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有名な絵本の映画化作品、「かいじゅうたちのいるところ」の試写会に行ってきた。最近子供向けの映画の試写会ばかり当たるのだ。
絵本ではいたずらしたマックスが自分の部屋に閉じ込められるところから始まる。そのうち部屋の中に木が生え出し、マックスは流れてきたヨットに乗り込み、1年と一日の航海のあと不思議な島に到着する。島では怪獣たちと踊ったり楽しく過ごすのだが、お腹がすいてきたマックス、そのうちいい匂いがしてきたのでまたヨットに乗り、1年と一日の航海をして家に帰ると、自分の部屋に食事の用意がしてあった、というシンプルな話。
それがこの映画では基本は絵本のとおりなのだが、マックスと母親の関係、かいじゅう達同士の複雑な関係などと話を膨らませてある。
絵本に無いテーマが付け加えられているとしたら、「怒りを制御できない人たち」ということだろうか。マックスと怪獣の一人キャロルは感情を、怒りをコントロールできない人格として描かれている。流行の言葉で言えばすぐに切れてしまうということだ。
切れてしまったマックスは姉への贈り物を踏みつけて粉々にしてしまう。そしてすぐに反省する。キャロルもすぐに切れてしまい、手当たりしだい、自分の大切にしていたものさえも破壊を始める。そして反省する。反省して切れなくなるかというと残念ながらまた切れる、そして反省。ずっとこれが繰り返されていくのだ。
映画では疲れて寝てしまった母親を見るマックスの目が穏やかになっていたのが救いなのだろうと思うが、微妙な演技だったのでこの解釈でよいのか自信は無い。
公開は1月15日から。
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