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映画、ローンレンジャー

 ローンレンジャーを公開の二日目に見てきた。

 この映画は桜木町にあるブルク13の一番シアターに割り当てられていたが、400席あるところ半分以下の入りだった。

 ローンレンジャーは日本では50年も前にテレビで放送されていた米国製の西部劇。マスクをした白人のローンレンジャーとお供のインデアン、トント。それにローンレンジャーの愛馬シルバーが活躍する勧善懲悪の西部劇だ。これを見て育った世代には主題歌とエンディングの「ハイヨーシルバー」は体にしみこんでいるのだ。テレビのオープニングはこれ。



 この映画でも、冒頭で主題化が朗々と鳴り響くと全身に鳥肌が立ち、それだけで大満足になってしまう。

 観客はテレビでローンレンジャーをリアルタイムに見た世代だろう、頭髪の薄い人たちが多かった。勿論私もその仲間である。娯楽作品としての西部劇をこの21世紀に見ることが出来るとは思ってもいなかったのに、それがローンレンジャーとは、長生きはするものだ。

 ローンレンジャーは新人のアーミー・ハマーが演じている。トントはジョニー・デップだからどうしても主役のローンレンジャーが食われてしまわないかと心配になるが、そのとおりで、この映画の主役はトントであり、そのトントが、ローンレンジャーの誕生を語るという体裁になっている。

 製作は、ジェリー・ブラッカイマー。昔だとフラッシュダンス、トップガンやコヨーテ・アグリー。最近だとアルマゲドンやカリブの海賊シリーズの製作者。彼の作品は娯楽作品の要素が強く、私は好きだ。

 彼のプロデュースした映画は美しい映像が多い。今回も砂漠を保安官たちが馬で疾走する画面など、このシーンを撮りたかったのでローンレンジャーを撮ったのではないかと思うほど美しい。

 最後にはちゃんと「ハイヨーシルバー」も見せてもらって、大満足で映画館を後にした。 

 

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