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土用の丑の日

 鰻の日だ。

 日本鰻が絶滅危惧種に指定された。国際自然保護連合の指定だから何らかの拘束力があるわけではないのだが、これがワシントン条約の規制対象にされると鰻を輸入することは難しくなるらしい。

 来年から食べることができなくなるという噂が飛び交っていて、スーパーには鰻の蒲焼きが山積みになり、鰻の老舗では長い行列ができている。

 食べられなくなる前に食べておこうという気持ちもわからなくないが、日本鰻が絶滅に瀕しているなら今すぐに食習慣を変えるべきなのではないだろうか。今日から日本鰻がレッドブックの指定解除になるまでうなぎは食べないというのが、正しい姿勢だろうと思う。

 ただし、もうすでに蒲焼きにしてしまった鰻を捨てろというのも教条主義に堕するとしか言えず、美味しく頂いて夏場を乗りきるのが良いだろう。

 前置きが長くなったが、鰻を食べようと諏訪まで出かけた。いつもは諏訪湖の近くの古畑だが、今日は鰻の小林で昼食だ。



 住宅地の中の店だが、大勢が入り口で待っているのですぐわかる。土曜日の12時半に着いたら8組待っていた。それでもおよそ15分ほどで店内に案内された。



 メニューは



 2切れの(上)をいただく。鰻ちいさ!というのが第一印象。うな重でご飯が見えちゃあいけない。私の美的感覚に反するのである。



 小鉢、吸い物、おしんこ付がついてくる。



 店の方に勧められたフルーツの寒天寄せをデザートにいただいた。



 そういえば諏訪は寒天の産地だ。

 鰻は小さいが、夏痩せを感じさせないくらい脂が乗っていてとても美味しい。お店の方の客あしらいも気持ちが良いのでおすすめの店だ。

 レジでお会計。二人で7140円。高い。レッドブックの指定解除になろうがなかろうが、鰻を食べるのはこれが最後になりそうだ。


 

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