順序が後先で、おまけにかなり鮮度落ちしていますが、今月の6-7日に金沢へ行ってきました・・・写真の整理がなかなかできなかったもので(^^;
美術が好きで、自身も絵を描くのが好きな私達夫婦ですが『現代アート』というものについては、なんか訳がわからんモノが多くてあまり好きじゃないなぁ、というのが今までの共通した感想でした。
が、最近ちょっと『現代アート』を見る目が変わってきたように思います。
少し脳ミソが硬くなってきてる私達でも、中には純粋に綺麗やなぁ!面白いな~♪ 楽しいね~♪♪と、感じられる作品があるんですよ!
そのことに気づかせてくれたのが以前、旅行のついでに立ち寄った「金沢21世紀美術館」でした。
今回は2度目の訪問で、わざわざ金沢まで出かけたのも21世紀美術館主催の「金沢アートプラットホーム2008」という展覧会(?)を鑑賞に行きたい!というのが動機でした。(まぁ、せっかくだからと宿泊は和倉温泉まで足を延ばしましたけど)
このアート企画自体は12/7までだったので、今頃紹介しても遅いのですが・・・最終日と言う事で(かな?)制作アーティストご本人がそこにおられて、お話しできたりもしました。
展示は美術館の外へも飛び出していて、金沢市民の方たちとアーティストが一緒に作り上げた作品(場所?)が市内に点在していて、2日間有効の「地図つきパスポート」を持って巡るのが、まるでオリエンテーリングのようで楽しかったですよ、6日は天気が悪くて、寒くて!大変でしたが、思いがけず今シーズン最初の雪景色を見られました。
美術館以外の展示場所では、一応ボランティアスタッフの方に「写真いいですか?」と、確認を取っておりますが、「暗闇」がテーマの場所以外は撮影もOKで、それも嬉しかったですねぇ。
→ここは空き家となり、朽ちそうになっていた町屋を再生することも含めた「いきいきまちやプロジェクト」という作品。でも建物の中には「アート」が隠れていて楽しかったです。外観は上のダンナの傘の向こうに写っている赤っぽいお家です。
ちょっと市街地から外れた展示場所までは行けなかったりもしたのですが、今までの金沢観光では行った事がなかった普通の住宅街の民家や昔ながらの町家、古ーい空きビル、親子連れの市民が大勢出入りされている子供図書館、公園(展示作品はなんとトイレのペイント!)等々、今思い出すとなかなか良い旅になったように思います。
←これは、子供図書館の入り口に展示されていた「光の箱」という作品です。アーティストと一緒に金沢の子供たちがワークショップで作ったそうです。
ただの段ボール箱になんだか色セロハン用紙をペタペタ貼り付けたものが並んでるなぁと思ったら・・・裏から光を透かして見ると!!素晴らしい作品でした。箱の中にはミラーフィルムを丸めたものが詰めてあるそうです。
それから、今回一番楽しかったのはここ↓ですねぇ、
普通のちょっと古めの民家にできていた「カミフブキオンセン」です。
金沢市民の方達だと思うのですが、ここのスタッフの方も素敵で、楽しませてもらいました。童心に帰ると言うか、なんだか懐かしい親せきの家のような暖かさを感じて、「心の温泉」だと思えましたよ
まだ、このとき着ていたジャケットのポケットには紙吹雪が入っていま~す!なんだか捨てられませ~ん。
壁に立てかけられたTVモニターでは、架空の「カミフブキオンセン」の物語が市民の方たちによって語られています。でも、あまり時間がなくてゆっくり聞けなかったのが残念~~~。。。
大量の紙吹雪も「オンセン」の物語を語られた家族の方たちが作られたそうです。
作品(展示場所)全部は紹介できませんでしたが、またこんな企画が有れば、行きたいなぁと思っております。