今週の始め、アメリカの邦人にとって衝撃的なニュースが走った!「井口選手がパドレスから戦力外通告を受けた」というのだ。その一文が朝日のオンラインに流れたのを見た瞬間、私は「ナニー!!」とあまりのショックで、手が止まってしまった。その日は、家事も手につかず、オロオロ・・・(もともと家事は手抜きだけど)その夜は、主人と井口選手のビデオを見ながら、井口談義で夜がふけた。
私たち家族は、井口選手が、ホワイトソックスにいる頃からの大々ファンで、ずっと応援してきた。息子たちは、2年前、シカゴ日本人学校で井口選手の野球教室を受け、同じ時期に主人の所属する日本人ソフトボールチーム、マリン・ジェッツは井口選手のチーム、ゴールデン・ソックスとダブルヘッダーで対戦してもらっている。私たちのアメリカ生活の最大の思い出=井口選手。よって、私たちにとって、井口選手は日本人メジャーリーガーの中で特別な存在なのだ。絶対にアメリカにいてもらって、活躍し続けてもらわないといけない!
今季1年契約でフィリーズからパドレスへ移籍した井口選手は、せっかく調子がでてきたとき、6月5日のメッツ戦の右肩鎖骨負傷で2ヶ月も戦列を離脱、その後調子がもどらず、パドレスも最下位に低迷しているため、こういう結果になったと報道されている。
何処の球団に行くのか、日本にもどってしまうのか、私たちファンはとてもやきもきした。私はとくに井口選手のご家族のことが一番心配だった。現在9月だから、新学期が始まったばかりで、井口選手には小学校に通う娘さんがいる。シカゴから引っ越して、井口選手の奥さんとともにサンディエゴの環境に慣れてきた頃だろう。こういうことがあるから、メジャーリーガーの奥さんは精神的にさぞや大変だろう。
しかし、昨日のニュースで、フィリーズが井口選手の獲得を発表したとある。井口選手の公式サイトにもすぐに報告があり、「フィリーズと契約をして明日から合流することになり、荷物をまとめてこれからNYに行ってきます。昨年も7月の終わりにフィリーズにトレードとなり、最後にメッツ追い抜き地区優勝したので、今年も同様に優勝できるように何か貢献できればと思います。」との強い決意が書かれていた。
私たちもそれを読んで、ほっとした。やれやれ。よかった、よかった。その前の井口選手の公式サイトの戦力外通告の報告では、なんとなく無念さがただよっていたが、さすが井口選手、すぐに気持ちを切り替えて、前進あるのみという感じ。サンディエゴからすぐにニューヨークへ飛び、もしかすると別のポジションを守るかもしれないという過酷な仕事に挑戦する。真のメジャーリーガーとは、かくあるべきか。井口選手は、一日本人メジャーリーガーとして特別視されず、メジャーリーガーの一人という感じだ。
井口選手は、去年7月急遽ホワイトソックスからフィリーズへトレードされたが、見事に故障した2塁手アットリーの代役を果し、逆転地区優勝に貢献した。今年もフィリーズ優勝のために、井口選手がどうしても必要とされたのだろう。フィリーズのMLBの5日付けのニュースサイトにもマニエル監督の井口選手に対する大きな期待が報道されている。
そして、私たち日本人にとって楽しみなのは、井口選手と田口選手が同じチームでプレーする姿を見れることだろう。田口選手は、早速自分の公式サイトの9月5日付けの日記にその喜びをこう書いている。
初の日本人チームメイトです。
ああ、これでやっと、クラブハウスで日本語が話せる。
合流は明日。今から楽しみに再会を待っています。
しかし、これで名前を間違えられるのはもう決定的。
ただでさえこのチームにやってきた時から、
「イグチー!」とファンに声をかけられてきたのです。
子供たちは親しみを込めて、僕に「タダヒトー!」と呼びかけます。
俺は、タグチ、やねん。しかも名前は、これ以上簡単にできないくらい
簡単。「タダヒト」が覚えられるのに、なぜ「ソウ」が覚えられない?
フィリーズファンにとって、井口選手は去年、チェイス(アトリー・二塁手)の
怪我という窮状を救ったヒーローです。明日からますます「イグチ」に
間違えられそうな予感。
せめてどちらかがしょうゆ顔だったらまだよかったのに・・・。
ペンシルベニア州フィラデルフィアにて 田口壮 (田口壮オフィシャルサイトより)
田口選手がそんなに名前のことを気にしていたなんて知らなかった。井口選手の公式サイトの2006年11月26日の投稿に、田口選手のユニフォームを製造会社が間違えて、「TA]を「I」にしてしまい、「IGUCHI 99」になったカーディナルスのユニフォームを紹介していた。井口選手がお茶目にユニフォームを着ている写真がかわいい!こういうこともあったからだろうか。
著書「タグバナ」でその底抜けに明るい性格をだしている田口選手。MLBのニュースサイトで、似ている名前で混乱することを心配しながらも、「大丈夫だろう」「だって僕達は二人共グッドルッキング(イケメン)だから!」とのたまったのだ。ウーン、まじめな野球専門ニュースであるMLBにこんなコメントを英語で放ち、(田口選手は英語が堪能)それがそのまま報道されるとは?!
きわめつけは、最後のマニエル監督のコメント「もう1人アジアの選手からほしい」「僕は(日本のホームラン王である)サダハル・オーがほしい!」だってさ。
追伸 井口選手の公式サイトの写真は、今までの所属のバドレスのユニフォームを着ていない。それまでは、ホワイトソックス、フィリーズとユニフォーム姿で写っていた。まるで、あたかも今回のような非常事態に備えたかのようだ。
上のベースボールカードは、最近ディックスで手に入れたもの。今年入った選手のカードはなかなか手にはいらない。よって、去年のものになってしまう。私が手に入れたのは去年のフィリーズのときの井口選手のカードだったが、とてもかっこよかったので、「うちの宝にしよう!」と思っていたら、こういう結果になって、本当にうれしい!井口選手、フィリーズで田口選手と共に大活躍を祈ってます!
井口資仁公式サイト http://sports.nifty.com/tadahito-iguchi/
田口壮オフィシャルサイト http://www.taguchiso.com/index.htm
私たち家族は、井口選手が、ホワイトソックスにいる頃からの大々ファンで、ずっと応援してきた。息子たちは、2年前、シカゴ日本人学校で井口選手の野球教室を受け、同じ時期に主人の所属する日本人ソフトボールチーム、マリン・ジェッツは井口選手のチーム、ゴールデン・ソックスとダブルヘッダーで対戦してもらっている。私たちのアメリカ生活の最大の思い出=井口選手。よって、私たちにとって、井口選手は日本人メジャーリーガーの中で特別な存在なのだ。絶対にアメリカにいてもらって、活躍し続けてもらわないといけない!
今季1年契約でフィリーズからパドレスへ移籍した井口選手は、せっかく調子がでてきたとき、6月5日のメッツ戦の右肩鎖骨負傷で2ヶ月も戦列を離脱、その後調子がもどらず、パドレスも最下位に低迷しているため、こういう結果になったと報道されている。
何処の球団に行くのか、日本にもどってしまうのか、私たちファンはとてもやきもきした。私はとくに井口選手のご家族のことが一番心配だった。現在9月だから、新学期が始まったばかりで、井口選手には小学校に通う娘さんがいる。シカゴから引っ越して、井口選手の奥さんとともにサンディエゴの環境に慣れてきた頃だろう。こういうことがあるから、メジャーリーガーの奥さんは精神的にさぞや大変だろう。
しかし、昨日のニュースで、フィリーズが井口選手の獲得を発表したとある。井口選手の公式サイトにもすぐに報告があり、「フィリーズと契約をして明日から合流することになり、荷物をまとめてこれからNYに行ってきます。昨年も7月の終わりにフィリーズにトレードとなり、最後にメッツ追い抜き地区優勝したので、今年も同様に優勝できるように何か貢献できればと思います。」との強い決意が書かれていた。
私たちもそれを読んで、ほっとした。やれやれ。よかった、よかった。その前の井口選手の公式サイトの戦力外通告の報告では、なんとなく無念さがただよっていたが、さすが井口選手、すぐに気持ちを切り替えて、前進あるのみという感じ。サンディエゴからすぐにニューヨークへ飛び、もしかすると別のポジションを守るかもしれないという過酷な仕事に挑戦する。真のメジャーリーガーとは、かくあるべきか。井口選手は、一日本人メジャーリーガーとして特別視されず、メジャーリーガーの一人という感じだ。
井口選手は、去年7月急遽ホワイトソックスからフィリーズへトレードされたが、見事に故障した2塁手アットリーの代役を果し、逆転地区優勝に貢献した。今年もフィリーズ優勝のために、井口選手がどうしても必要とされたのだろう。フィリーズのMLBの5日付けのニュースサイトにもマニエル監督の井口選手に対する大きな期待が報道されている。
そして、私たち日本人にとって楽しみなのは、井口選手と田口選手が同じチームでプレーする姿を見れることだろう。田口選手は、早速自分の公式サイトの9月5日付けの日記にその喜びをこう書いている。
初の日本人チームメイトです。
ああ、これでやっと、クラブハウスで日本語が話せる。
合流は明日。今から楽しみに再会を待っています。
しかし、これで名前を間違えられるのはもう決定的。
ただでさえこのチームにやってきた時から、
「イグチー!」とファンに声をかけられてきたのです。
子供たちは親しみを込めて、僕に「タダヒトー!」と呼びかけます。
俺は、タグチ、やねん。しかも名前は、これ以上簡単にできないくらい
簡単。「タダヒト」が覚えられるのに、なぜ「ソウ」が覚えられない?
フィリーズファンにとって、井口選手は去年、チェイス(アトリー・二塁手)の
怪我という窮状を救ったヒーローです。明日からますます「イグチ」に
間違えられそうな予感。
せめてどちらかがしょうゆ顔だったらまだよかったのに・・・。
ペンシルベニア州フィラデルフィアにて 田口壮 (田口壮オフィシャルサイトより)
田口選手がそんなに名前のことを気にしていたなんて知らなかった。井口選手の公式サイトの2006年11月26日の投稿に、田口選手のユニフォームを製造会社が間違えて、「TA]を「I」にしてしまい、「IGUCHI 99」になったカーディナルスのユニフォームを紹介していた。井口選手がお茶目にユニフォームを着ている写真がかわいい!こういうこともあったからだろうか。
著書「タグバナ」でその底抜けに明るい性格をだしている田口選手。MLBのニュースサイトで、似ている名前で混乱することを心配しながらも、「大丈夫だろう」「だって僕達は二人共グッドルッキング(イケメン)だから!」とのたまったのだ。ウーン、まじめな野球専門ニュースであるMLBにこんなコメントを英語で放ち、(田口選手は英語が堪能)それがそのまま報道されるとは?!
きわめつけは、最後のマニエル監督のコメント「もう1人アジアの選手からほしい」「僕は(日本のホームラン王である)サダハル・オーがほしい!」だってさ。
追伸 井口選手の公式サイトの写真は、今までの所属のバドレスのユニフォームを着ていない。それまでは、ホワイトソックス、フィリーズとユニフォーム姿で写っていた。まるで、あたかも今回のような非常事態に備えたかのようだ。
上のベースボールカードは、最近ディックスで手に入れたもの。今年入った選手のカードはなかなか手にはいらない。よって、去年のものになってしまう。私が手に入れたのは去年のフィリーズのときの井口選手のカードだったが、とてもかっこよかったので、「うちの宝にしよう!」と思っていたら、こういう結果になって、本当にうれしい!井口選手、フィリーズで田口選手と共に大活躍を祈ってます!
井口資仁公式サイト http://sports.nifty.com/tadahito-iguchi/
田口壮オフィシャルサイト http://www.taguchiso.com/index.htm