Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

水木しげる夫婦の道のり~「ゲゲゲの女房」の向井理演じる水木像

2010-08-10 | 日本生活雑感
漫画家水木しげるとその妻の人生を描くNHKの朝の連続ドラマ「ゲゲゲの女房」が面白い。
視聴率も好調なようだ。
水木夫婦の若かりし頃のなが~い極貧生活からやっと抜け出し、現在鬼太郎ブームにのって生活が安定してきて、我々視聴者もほっとしている。


サンスポ芸能ニュースより http://www.sanspo.com/geino/photos/100615/gnj1006150504014-p1.htm

ボロボロの壊れかかった調布の一軒家にかろうじて毎日の生活を送り、腐る直前のバナナを大量に安く買ってきて、それを食料にしていた時代があの水木しげるにあったとは・・・
それを一言も文句も言わず、水木の才能と努力を信じ、ずっとささえてきた妻。
私たちのように便利な生活に慣れきった世代にはわからない世界だ。

戦争で死というものを見つめてきた水木氏を向井理がさまざまなことに対してさめた目で淡々としているかのようにうまく演じている。
普段は何事もひょうひょうとしながら、こと漫画を描くときになると豹変して、すごい形相になる。
その落差を向井が見事に演じている。
このドラマのために徹底的に漫画を描く訓練もしたという。
今や向井理のファンになった。


「カガヤキ☆ラボ」-YAHOO JAPAN! 向井理インタビューより http://kagayaki.yahoo.co.jp/interview/01/index.html

彼の明治大学農学部で遺伝子工学の研究員をしたか(4年のときベストポスター賞受賞)と思うと、バーの店長をして、スカウトされて俳優の道へと経歴もユニークでかなり気になる。
また、水木しげるの生き方や今まで不気味なイメージがあった漫画にも興味を持ってしまう。

松下奈緒演じるヒロイン村井布美枝の島根の方言「そげですねぇ・・」と夫にいつも相槌を打つ優しい響きがいいという投書も朝日新聞に載っていた。
いつも明るくて、貧乏でも旦那を信じて前向きに生きていく布美枝の生き方も見習わねばと思う。

戦後昭和の古きよき時代をなつかしむような小道具がたくさん水木一家の家の中にでてきて、私も「ああ、あんなのが小さい頃あったなあ・・・」とテレビを見ながら郷愁に浸っている。

サッカー日本代表、子どもたちに夢をありがとう!

2010-06-30 | 日本生活雑感
今日は寝不足で1日体がだるかった。
サッカーワールドカップ決勝トーナメント1回戦、日本対パラグアイ戦を最後まで見ていたからだ。
深夜2時までかかるとは・・・
親子3人で最後まで見ていた。
素人の私でも見ていて、力は五分五分だとわかり、PK戦は予想できたが、そのPK戦であっけなく負けてしまうのを見たので、脱力感で疲れが倍増してしまった。

みんな今日は疲れて早めにベッドに入っているだろう。
本田をはじめとした日本代表の選手たち、本当に素晴らしい試合をありがとう!
最後まであきらめないことが大事だと子どもたちに教えてくれた。
主人は試合前に「この試合は歴史に残るものになるかもしれないから、(下の息子)Tに見るように言っておいて・・・こういう試合はずっと心に残っていくだろうから」と言った。
選手たちの汗びっしょりの確固とした表情や体当たりの動きは、子どもたちの心にずっと刻まれていくだろう。

下の息子の小学5年生の友達数人はデンマーク戦を夜中見ていたらしい。
中には洗濯ばさみで目をこじあけて見ていた子もいるんだって。
息子もそれを聞いて真似しようとしていた。
息子の仲良しの友達は、家族の中で1人起きて、ひっそりとデンマーク戦を見ていたらしい。
そう、こんな素晴らしい試合は夜中だって構わない。子どもたちに見せるべきだ!
次の日寝不足で死んでいようが、学校で寝ていようが構わない。

今日クーバーコーチングというサッカークラブの練習場の前を通ったら、子どもたちであふれていた。
生き生きとみんなプレーしていた。
みんな将来のワールドカップ出場を夢見ているのかもしれない。
今回の日本代表の活躍で、子どもたちのサッカー人口も増えるかもしれない。

見沼田んぼでアマガエルの幼体ゲット!

2010-06-27 | 日本生活雑感
6月後半見沼田んぼに行って、下の息子とアマガエルの子ども(幼体)を2匹捕まえた。
結構な数のアマガエルがでてきたので、都会に近いさいたま市の見沼田んぼの自然も「なかなか捨てたもんじゃないなぁ・・・」と感動していた。

「見沼田んぼに行けばアマガエルが捕まえられる」と言っても、いったい見沼のどこをどう探しに行ったらいいのかわからない。
とりあえず、何回か行ったことのある見沼自然公園にバスで時間をかけて行く。
浦和駅からバスで30分以上かかるが、ここまでくると、浦和の街中風景は一変し、あたりは田園風景が広がる田舎。
公園の沼地には美しい蓮の花があちこちに咲いていて、なかなか風情のある梅雨の雰囲気をかもし出していた。



去年この沼地でオタマジャクシがウジャウジャいる場所を見つけ、捕まえたオタマが7匹ぐらいのヒキガエルにかえったので、その場所を捜すがどこだったか見つからない。
やはり見沼田んぼを捜そうということになり、自転車に載っているおじさんに聞くと、すぐその辺だとわかり、テクテク歩く。

目と鼻の先にすぐに田んぼはあった。
田んぼの入り口に入ろうとすると、ちょっと離れた土手に立っていたおじさんが、「そこより、こっちのほうが(生物)いるぞ!」と声をかけてくれた。

田んぼの真ん中あたりの用水路に行き、どうやって入ったらいいかとまどっていると、そのおじさんが私たちが持ってきた網で一すくい。
いきなり、バカでかいアメリカザリガニが網に入っている。
ウヒャー!迫力のザリガニ!
「ほれ、この背中をつかんで!」と言われても息子はたじろぐばかり。





そしておじさんはまた一すくい。
またまた小さなザリガニが2匹網に入っている。

三すくい目はなんとバカでかいウシガエルが網に入っていた。



おじさんはあげると言うが、ウシガエルは埼玉県は捕獲禁止なので、息子はこれを放す。
このおじさん、百発百中って感じで、魔法のように生物が捕まる。
「生物取り名人」ってやつ。
もう私たちは尊敬と驚異のまなざしでこのおじさんを見る。
おじさんいわく、「おじさんの小さな頃はこんな田んぼを駆け回っていろんなものを獲っていたよ。小さい頃から捕まえていたら、おじさんみたいになるよ。」と息子を励ましてくれた。
アマガエルを獲るために来たことを言うと、アマガエルがいそうな場所の道順を教えてくれた。
まさに嗅覚というやつだ。

おじさんの教えてくれた道順に沿って田んぼを捜したがオタマジャクシが1匹いるだけで、なかなかカエルが見つからない。
川の中は危険だから入らないようにおじさんに言われたので、その川を越して田んぼの奥深くに行く。



息子は用水路でおじさんがやったように網を一振り。
なんと大きなザリガニを捕獲。


ザリガニが目的でもないので、これもにがしてやる。

広々として田んぼをくまなく捜すがなかなかお目当てのアマガエルが見つからない。
あきらめて帰ろうと思ったが、もう一度とじっとして待つ。
そうしたら、黄緑の小さなカエルがいきなり出てきた。
これぞアマガエルだ!



いるいる、次から次へとアマガエルが出現。
稲につかまっていたり、泳いでいたりとウジャウジャいる。
定期的に待っていると自然にでてくる。

しかし、息子はなかなか網では捕まえられない。
写真撮影をしていた私も耐え切れず手で捕まえる。
小さなまだシッポがついているアマガエルを捕まえた。
息子ももう1匹の子どものアマガエルを手で捕まえた。
もうこれで私たちは大満足!
帰りはアマガエルがいた田んぼの場所をもう一度確かめながら家路を急いだ。

「龍馬伝」から立ち起こる新しい坂本龍馬像

2010-06-11 | 日本生活雑感
話題のNHK大河ドラマ「龍馬伝」が折り返し地点にきているという。
2部も後半に入り、先週は池田屋事件を龍馬が目撃して衝撃を受けるというあらすじ。
新撰組の近藤、沖田、土方たちと龍馬がやりあうなんてすさまじい場面もあって、幕末ファンにはたまらないかも。(新撰組と龍馬には接点はなかったはずだが、こんなフィクション仕立てもワクワクします)

写真などで想像するちょっと無骨な坂本龍馬像を打ち破る新しい福山雅治演ずる龍馬は、ナイーブで誰に対しても心優しい。
一見福山龍馬を見ると、まず「ちょっとイメージが違う!」と思うのだが、福山が演じる龍馬をずっと見ていると、私たち視聴者も時空を超えて龍馬がたどったあの時代を体感しているような気分になってくる。
うーん、なんていうか事実とフィクションが見事に一体化し、「この時代を俺達の手で変えていく!」という壮大な夢と空気が画面を通してわたしたちの心にとつとつと響いてくるのだ。

そう思って大河ドラマを見ているうちに、龍馬やその時代を知りたくなって、「坂本龍馬 物語と史蹟をたずねて」(八尋舜右著)という本を2度も読んでしまった。
この本はややこしい幕末の龍馬をとりまく人物や歴史の流れをわかりやすく書かれていて、幕末史ド素人の私でも歴史の流れが頭に入ってくる。
時間がないので、長編小説は読みづらいが、1冊なのでこれならすぐに読める。
現在懲りずに3回目を読んでいるほどはまってしまった。
勢いでこのシリーズの沖田総司の本まで読んでしまい、新撰組のことまで知識は広がる。

この「坂本龍馬」という本の裏表紙に「ずばぬけた発想と部類の行動力をもって薩長同盟を成立させ、大政奉還の計画を推進した坂本龍馬」とある。
本の中で印象に残った文を引用したい。

「龍馬は正当な学問がないために、かえって当時にあってはまったく例外的な、たくましい想像力でもって、これらの書物を読んだのだ。解釈ではない。細部にとらわれずに本質をつかみとる――これが龍馬のいう、生きてあるいて屁をひる学問につながる。ここから、独創的な龍馬の思想が育っていく。(中略)直感で本質をつかみとる理解のしかたで、龍馬はこの講義に聞き入っていたのだ。」(p88-p89「坂本龍馬」八尋舜右 成美文庫より)

行動力とともに「これだ!」と思った直感力を元々備え、さまざまな人たちと会うたびにその直感力がみがかれ、同時に決断力や統率力なども備わっていったのだろう。

おっと、ドラマの「龍馬伝」にもどろう。
龍馬をとりまく人々の描かれ方も魅力的だ。
龍馬の師匠である武田鉄也演じる勝海舟。
勝海舟ってこんな人だったのか!って思うほど。
べらめえ調の江戸弁がぴったりで、こぎみいい。
勿論、龍馬たちが話す土佐弁も人物像にピタッときてその響きが心地良い。
勝海舟の児童本を息子のためと言いながら買って、自分が先に読んでしまった。

悲劇の道を歩む龍馬のおさななじみで、過激な尊王攘夷派(土佐勤皇党)の大森南朋演ずる武市半平太。
ひょうひょうとした龍馬と対照的で、確固とした自分の意思を貫き通す頑固な武市半平太。
半平太の苦悩を大森が熱演しながらうまく表現していて、非常に面白いキャラクターだ。

武市の部下で武市に利用され、人を切りまくった佐藤健演ずる岡田以蔵。
2人とも土佐藩に捕まって牢屋に入れられている。
「坂本龍馬」の本では、龍馬は武市よりも何もわからずに武市を慕い、そのため人を殺しまくった以蔵を哀れに思い同情していたという。
「龍馬伝」のHPを読むと、この日曜日放送の次回はいよいよ以蔵の拷問シーンが・・・
「絶対にやめてくれ!!と叫びたいほど。
タケル君がかわいそうだよ!
フィッツのCMのくねくね踊る軟派のデビタケのイメージの「タケル君と同一人物?」ってびっくりするぐらい違うイメージの汚れ役のタケル君がいる。

と毎週毎週かなり感情移入しながら、ドラマを見ている。
福山龍馬が今後どんな風に変化していき、どんな新しい龍馬像を築いていくのか楽しみである。


追伸

小学校の英語の授業で、デモンストレーションで飼っている動物の名前を言うシーンで、ついつい「龍馬」とつけてしまったら、「先生龍馬好きなの?」と小学5年生の女の子に聞かれ、「うん、大好き!」と答えたら、「歴女なのねえ・・」と言われた。








受験、卒業式、仕事納め後の脱力感!~図書ボランティア活動の懇談会に出席

2010-03-17 | 日本生活雑感
3月第一週目で私が勤める小学校の英会話の授業は終わり、昨日もう1人の英語講師の先生と教材整理で、今年度の仕事は終了。
初めてチャレンジした英会話講師の仕事の一年が終わった。
長蛇の列の確定申告を終え、15日の月曜日は、上の息子の中学の卒業式。

また、卒業式のことや仕事の感想などは別の機会に書くとして、今は心底ほっとしている気分。
この一年は、仕事と息子の受験で振り回され、自分の時間がなかったなぁ・・・
シカゴでは、大学で好きな勉強をしたり、カード作りをかじったり、高級フレンチレストランに出かけたりと優雅だった。
しかし、ここ日本では減った給料で節約に努め、細かい分別をしゴミだしをし、チマチマした生活。
最初は慣れるのに大変だったけど、帰国後1年5ヶ月をへて、このところやっと要領を得てきた。
友達のネットワークもじょじょに広がり、帰国当初はほとんどいなかった下の息子の友達のお母さんとも何人か電話連絡して話せるような友達になった。
子供がいると、友達の輪や地域活動は広がっていくもの。

今日は、下の息子が通う小学校の図書ボランティア活動の懇談会に出席した。
この小学校では、図書活動に地域の人々を巻き込んで活発にさまざまなことを行っている。
今日は週一回ボランティアの人たちが行う朝の読み聞かせ活動の一年の振り返りだった。
私は、今年度仕事があってこの読み聞かせは参加できなかったが、本にカバーをつけるなど少しだけ図書ボランティアに参加した。
読み聞かせに参加された方々の話によると、この小学校の子供たちの聞く態度が日を追うごとに良くなっていき、とても集中しているとほめていた。

司書の先生に聞いたら、読み聞かせは英語の本でもいいという。
来年度の読み聞かせをする曜日は私の勤務する曜日と重なっていない。
小学校で英語を教えていることをつげ、「英語でやってみたい!」と言ったら、「ぜひ!」と笑顔で皆さんがうなずいてくれた。
「よし、来年度の新しい挑戦!」

といった感じで、日本でもまあ、少しづつ自分のやりたいことが広がっていっているような気配・・・

平成22年、小栗旬から年賀状きたる?!

2010-01-05 | 日本生活雑感
元旦に郵便受けの年賀状を見て、一瞬「どこの若い議員からの年賀状だろう?」と不思議に思った。
落ち着いた風情で、小栗旬似の会社員のようにも見える。
ひょっとして小栗旬?と不思議な気分になりながら・・・ふと見ると
文面の最後に自筆で「小栗旬」とある。うそだろ~!
「なぜ小栗旬から私に年賀状が・・・」と驚きながらもときめく。

文面はというと、
良い年をお迎えのことと思います。
僕は新しい年の始まりに、例年以上にワクワクしています。
それは、初めて監督に挑戦した
映画「シャアリー・サムディ」がこの夏公開されるからです。
映画を撮り、多くの方に観ていただくことは長い間の夢でした。
その夢が今年、叶うのです。

あなたが胸に抱く、今年の夢は何ですか。
その夢が叶うことを願って、年賀状を送ります。

平成二十二年一月一日 小栗旬


表を見ると、なんのこっちゃない、日本郵政株式会社の宣伝。
息子もだまされた。
この年賀状、一番上にしっかりと置かれていたので、みんなだまされたことだろう。
でも、小栗旬の一ファンとしては、新年そうそうあの彼の独特の低音の甘い声でメッセージを送られているようで、悪い気はしなかった。
日本郵政グループ様、粋なはからいをありがとうございます!

今日は2つ投稿してます。





紅白歌合戦を中学生の息子と見ると・・・やっぱ、「いきものがかり」と「嵐」でしょ!

2010-01-03 | 日本生活雑感
2010年、明けましておめでとうございます!
今年も皆さまぜひぜひ引き続きこのブログを読んでくださいね。

大晦日は、上の息子と2人で紅白歌合戦を満喫しました。
日本に帰国して一年がたったので、はやりの曲や歌手も理解できるようになり、日本の若者文化に疎かった息子と私もキャッチアップできていることを実感。
「やっと紅白も楽しめるようになったなぁ・・・」と息子もうれしそう。

AKB48、多すぎやん。
息子、NYC boysから歌い始める。
この曲、結構気に入っているらしい。

「いきものがかり」の「YELL」は名曲。
なんと2つの関東の中学校のコーラス部のメンバーとともに登場し、完璧な共演をはたす。
普通の中学生たちの余裕のある笑顔で歌う姿が美しかった。
昨日、紅白の舞台裏を紹介する「ワンダーワンダー」という番組で、この中学校での練習風景を映していたが、これが感動物だった。
「いきものがかり」が突如登場して、即席練習。
リーダーらしき女の子がどう歌いあうか、「いきものがかり」に注文をだす。
お互い見事に息が合って、素晴らしいハーモニーに。

この「YELL」という曲は「第76回NHK全国学校音楽コンクール」中学生の部課題曲として既に全国の中学生によって歌われ、その模様がト゛キュメンタリーなどで披露されている。
去年のアンジェラ・アキの「手紙」もそうだったし、今や、合唱コンクールも1つの大きな中学生文化になりつつある。
今年の卒業式では、「手紙」とともにこの名曲が多くの学校で歌われるのだろうか。

ジェロのド演歌にヤンキースのラメ入りのマークをついたキャップに息子おののく。
遊助、ちょっと髪の毛やりすぎじゃん。
私、東方神起に酔いしれる。
最初のイケメンボーカルの人、「コミックの方のデスノートの八神ライトにそっくり」とコメントを入れる息子。

アンジェラ・アキの「手紙~十五の君へ~」は一般の人たちのコーラスつきで、さまざな人たちに受け入れられた曲となったのを強調していた。
息子たちの卒業式は今年もこの曲か!これも名曲や!

そして、そして待ちに待った嵐のスペシャルメドレー6分。
このときの瞬間視聴率すごいんじゃない。
今年一番はやった「Believe!」もう親子で歌うっきゃない!
嵐ファンのH君も歌っていることだろう。
万人に受ける嵐は、彼らの歌で家族の絆を深めさせてくれる。

ざっとふりかえった紅白歌合戦。
皆さまは、どの曲で盛り上がったのでしょうか?




水嶋ヒロファッションとiPod nano で昭和から現代の中学生になる

2009-12-31 | 日本生活雑感
大晦日の今日は、日本国中大荒れの天気。
今日は上の息子の受験する学校の試験場の下見に息子と東京に出かけたが、強風で寒かった。
大晦日に何で?と思われるかもしれない。
しかし、1月に入ると22日から始まる受験校の学力テストの過去問対策でそんな時間もなくなる。
塾の冬期講習が昨日からお休みなので、寒さの中、間をぬって行って来たというわけ。

昨日は、近所のライトオンで、お店のお兄さんに息子のトータルコーディネートを頼む。
ライトオン、31日まで50%引きとあるので、必死になる。
私が頼んだのは、白いシャツとジーンズとジャケット。
ちょっと80年代風のなりをしたロン毛のお兄さんは、息子に合う細身の黒いPコートをいそいそと持ってくる。
お兄さんは息子に「絶対合う!」と選んできたが、トラッドなPコートが息子にぴったり。


そして、きやすそうな白いシャツ、ほどよいやや濃い目のグレーの細身の体にぴったりとフィットしたパーカ。



ジーンズは、息子が自分で黒いジーンズをぱぱっと選ぶ。

あとでネットでライトオンのサイトをチェックしたら、水嶋ヒロ君がはいている。

ライトオンといえば、水嶋ヒロ君。
ヨーロッパで育ち、桐蔭学園で活躍したサッカー少年だった。
まさに帰国子女の星のヒロ君。

「ヒロ君が着ているダウンあるか?」と聞くと、お兄さんが言うには、水嶋ヒロが着ているウォッシャブルの黒いダウンはあっという間に売れてしまったという。
彼が着ていると、同じものはあっという間に売れてしまうとか・・・
ヒロ人気すごし。
でも、息子に合ったワイルドな黒いファーつきのダウンジャケットが見つかった。
1万9800円したのが、5940円に下がっているので、質は良さそう。

これで、トータルコーディネート完了。
ダウンは、普段のアウターとして、Pコートはデート用のアウターとして使い分けることをアドバイス。

今日は、帰りに池袋の駅前に新しくできたヤマダ電気の総本店、ラビで、息子が前からほしかったというiPodの黒いnanoをゲットした。

すごく薄くて軽く、ビデオ撮影も16時間できるすぐれもの。
2.2インチディスプレイで、16GB容量。(最大4000曲、14000枚の写真)
歩数計やボイスメモ、FMラジオなどもついている。

息子の話では、ダウンのうちポケットにこれを入れて、自転車に乗りながら中学生たちは音楽を聞くんだそうだ。
中学校で、iPodを持っていないのは息子1人だったというから、なんで今までほしいと言ってくれなかったのか・・・自転車に続いて、さぞやバカにされてきたことだろう。

息子はこのところずっと受験勉強に集中していたから、久しぶりの2日にわたる買い物で、気分爽快って感じ。
日本に帰国して1年でやっと日本の音楽にも興味がでてきて、紅白歌合戦も楽しめるようになった。
少し音楽でストレスを解消して、1月の受験に備えて欲しいもの。

というわけで、ファッションとiPodで、あっという間に息子は、時空を一気に超えて、昭和の中学生から現代の中学生へワープした。

もうすぐ、2009年が終わる。
今紅白の終盤。
嵐よかったなぁ!
皆さま、今年はいろいろとお世話になりました!
来年もよろしく!また、引き続きこのブログを読んでください!

小学生の息子、新幹線の1人旅へ

2009-12-27 | 日本生活雑感
今日は小学4年生の息子にとって、チャレンジングな日。
東京から主人の実家がある大阪まで、初めての新幹線1人旅。(京都よりなので、京都で降りるが)
主人は先に車で行ってしまっている。
往復車だと体力も使い、息子も予定が入っていたので、私が東京まで見送り、主人が京都駅で出迎えるということになった。

小学4年生とはいえ、弟である息子のことは、上の子と違って、さまざまな面で心配である。
こうしようというのは、主人の発案で、私はそんなことは思い付きもしなかった。
新幹線の切符を購入するときに、JRに聞いたら、車掌さんが面倒を見てくれるような「ちびっこ1人旅」のようなサービスはないという。
私は少々心配になったが、大阪のおばあちゃんに相談したら、「車掌さんの近くに座っていたら、大丈夫なんじゃない」と太っ腹。
本人も「大丈夫、大丈夫」と全然気にする風でもない。

今日は、東京駅ではりきって、好きなお弁当を買い、新幹線に乗るやいなや、弁当を広げた。
帰省時とはいえ、帰省ラッシュの直前だったせいか、指定席はガランとしていた。
おばあちゃんの提案の車掌さんの近くに席をとってもらったので、すぐに車掌さんが見つかり、事情を言ったら、ニコニコして、「気をつけておきます」と言ってくれた。

あわてて新幹線からすぐに降りて、私が手を振ると、息子は一人旅がうれしいのか、ニコニコして手を降りながら旅立っていった。
私も小学3、4年生の頃、福岡県の久留米から祖父母が住む熊本までバスで一人旅をした。
そのときは、ドキドキしたけど、「1人でできた」という自信になってよかったのを鮮明に覚えている。
いやあ、「可愛い子には旅をさせろ!」というのは、本当だね。

サンタを信じる心~今日はクリスマス!

2009-12-25 | 日本生活雑感
今日はクリスマス。
上の息子の受験のため、私と上の息子はこの年末年始は家に待機。
一足先に、主人は車で大阪の実家へと向かい、下の息子は新幹線で後から大阪へ向かう。
主人がいないクリスマスだが、上の息子が父代わりとなるため、なんとかなる。
勿論、家族そろってのクリスマスがいいが、こういう場合もしかたがないさ。

昨日は、クリスマス・イブのため、下の息子は丁寧にサンタさんあてにほしいプレゼントの手紙を書いて壁にはっておいた。
毎年毎年、「サンタさんへ」と書いて自分がほしいものを書いておくのが恒例。
上の息子も小さな頃からそうしていたのが、成長するにつれ、いつの間にかしなくなった。
小学4年生の下の息子は、今でもサンタクロースの存在を信じている。

今日の朝起きて、そのプレゼントが枕元にあり、「サンタさん、何時頃きたのかなぁ・・・煙突がないのに、どうやって入ったのだろう?」
「ママが寝たのが1時過ぎだったから、その後2時か3時頃じゃない」と私。

おとといのニュースで、フィンランドからサンタクロースがトナカイが引っ張るそりにのって、プレゼントをのせて出発したと白いひげをたらした立派なサンタクロースの映像を流していた。
息子はそれを見て、「サンタさん、出発した!」と喜んでいた。

息子は、クリスマスの前に「シカゴでは暖炉があったから、サンタさんは煙突から入ったんだよね。火をたいてなくてよかったよ。たいていたら、サンタさん死んじゃったよね・・・僕、夜中音がしてサンタさんがきたのがわかったんだ」と大真面目で無邪気に説明する。
息子はサンタクロースがどうやって家にたどりついてそっとプレゼントを置いたかを想像していた。
シカゴのクリスマスは、雪に埋もれていて、各家に煙突があり、いかにもサンタクロースがでてきそうである。
7年弱いたなつかしいシカゴのタウンハウスでのクリスマスに思いをはせた。

19世紀の末、ニューヨークに住む8歳の少女、バージニアが地元の新聞「ニューヨーク・サン」に1通の手紙を送った。
「友達がサンタクロースなんていないと言います。本当のことを教えてください。サンタはいるでしょうか」
それを受け取ったその新聞の編集局は社説で答えた。
「サンタはいるよ。愛や思いやりの心があるようにちゃんといる」
「サンタがいなかったら、子どもらしい心も、詩を楽しむ心も、人を好きになる心もなくなってしまう」
「真実は子どもにも大人の目にも見えないものなんだよ」
(12月19日付朝日新聞朝刊 「サンタはいる」答えた新聞より ニューヨーク 立野純二氏執筆)

これは、米ジャーナリズム史上最も有名な社説と呼ばれ、その後さまざまなメディアでたびたび引用されたという。
息子がいつまでサンタの存在を信じ続けるのかはわからない。
息子の友達もみんなサンタさんからのプレゼントを楽しみにしていて、みんなお願いしているという。
そんな話を聞くと、子供たちの純粋な想像力もまだまだ捨てたものではないと思うし、私たちもサンタの存在を信じる心を子どもとともに持ち続けたいと思う。