Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

小田原城と桜~小田原城址公園にて

2012-04-16 | 日本生活雑感
先週金曜日に短い時間でしたが、小田原城の桜をのぞいてきました。
その前の週末に車の中から小田原城址公園の満開の桜を仰ぎ見ながら、その人の多さに驚く。
やっぱり小田原は観光地!行かなくちゃ!いざ小田原城へ。



小田原駅の改札口の天井には巨大な小田原提灯がかかっている。
昔から小田原は提灯の産地として有名らしい。
息子たちも去年6年生のときに地元の伝統工芸として小田原提灯の作り方を地元のお年寄りに教えてもらったほど。
各小学校でこの催しは行われているとのことだ。
このときは子どもたちはみんな提灯に好きな絵を描き、全小学校の作品が城址公園に飾られた。

駅前の通りを歩いていると、このような石碑がところどころに建っている。



有名な武将北條早雲を筆頭とする北條五代を生んだ歴史のある町なのだ。

お堀端に来るとこんな感じで桜が垂れ下がる。



桜が散る中をボートが悠々と・・・



堀の水の上には桜の花びらが計算されたかのように美しくまき散らされ、その優美さを見せつける。





いよいよ天守閣、いろんな角度から桜が一緒に写るように撮ってみる









天守閣の近くの大きな桜の木の下のベンチで、浪人風の侍姿の男の人が酒を飲んでいた。
髪の毛を後ろでしばり、黒の羽織はかま。
背中にはあの偉大な坂本龍馬がつけていた家紋のようなものが・・・
かたわらに刀らしきものが見える。
一人でたたずんでいる。
やおら立ち上がり、お酒をとっくりからおちょこに自分でついで飲み干す。
桜を手でつかむようなしぐさからあたかも桜から英気をもらっているような感じさえする。
なんて粋な人!
どこぞの武人であろうか。
こんな風情が誠に似合う町が小田原なのである。