Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

ヨリドリミドリのアメリカのサマーキャンプ~数千ドルするキャンプも

2008-05-21 | 教育一般
サマーキャンプをそろそろどれにするか決定しないといけない。シカゴ滞在の残り期限が少なくなってきているから、少しでも充実したキャンプをと思うのだが、「親の心子知らず」とでも言おうか。毎年毎年いろんなキャンプに入れてきたせいか、子供たちは、「今年はキャンプはもういい。」みたいな反応だ。

毎日忙しくめいっぱい学校と課外活動をこなしている子供たち。夏休みぐらいのんびり家でボーッとしていたいと思う、というかそうさせてあげたい。でも、こんなに楽しそうなプログラムがあるとついつい親の方が、あれもこれもと手をのばしたくなる。普段、日本人学校に行っているから、サマーキャンプぐらい、ばっちり、英語環境に浸らせたいと思うのが、親心。

上の息子は、こちらにきた最初の年は、短い時間のサッカーキャンプを1週間日本人の友達ととり、その次の年、小学3年生から、日本人がいないバッファロー・グローブ・パーク・ディストリクト主催の人気の「スポーツキャンプ」に挑戦した。USセルラーフィールド、遠い場所のウオーターパーク、ローラーコースターリンク、ミニゴルフなどなど。スポーツと名のついているものをいろいろとやらせてもらい、満喫していた。言葉が通じなくて、困った時もあったようだが、めげずに楽しんでいた。

そのスポーツキャンプを小学4年生もやり、小学5年生では、「セーリング、テニス、ゴルフキャンプ」という超豪華版のキャンプに参加。近所のゴルフ場まで歩いていって、バスでテニスコートに午後移動。それが1週間。もう1週間は、レイク・アーリントンでセーリングを基礎から習い、ライセンスまでもらった。このキャンプは、ランチ付き、ジュース飲み放題で、4時まで預かってくれて、最高に充実していた。

そして、小学6年生では、バッファロー・グローブ・パーク・ディストリクトの中でもお勧めの「サバイバルキャンプ」。テントの張り方、紐の結び方、魚釣り、野外での料理など、さまざまなや野外活動を教えてくれた。息子は、みんなの中でカウンセラーの片腕となり、リーダーシップを発揮できたキャンプだった。

去年の中学1年は、ユニークなバイクキャンプ。自転車で、バッファロー・グローブ界隈、はたまた遠くのアーリントン・ハイツの方まで、進出。炎天下、バイクで競争する。親がなかなか連れて行けないから、道を熟知しているカウンセラーについて回って、普段できない経験をできたようだ。

昨日は、下の息子の野球のチームのアメリカ人の友達が利用しているロング・グローブにあるジェイズ・キャンプの見学に行った。とても家庭的なキャンプで、カウンセラーたちがみんなそれぞれの子供たちの名前を覚えて、面倒見がいいと評判のキャンプ。息子のアメリカ人の友達は、なぜかロンググローブ軍団。そう、みんなそこそこお金持ち。よって、このキャンプも目玉が飛び出るほど高い。

やや高めのバッファロー・グローブのキャンプの倍以上する。よって、家の前にバスがお迎えに来てくれて、スイミングも少人数レッスンを含めたのが1日2回もあるんだと。普通のスポーツ活動以外にロケットを飛ばしたり、レゴを作ったり、はたまた女の子たちは、演劇など、16エーカーの土地で、さまざまなことをやるらしい。あのファームが横にあるロンググローブの環境で、ひと夏を過ごす超幸運なアメリカ人の子供たち。お金があるというのは、まったくもって、すごい!しかし、これに驚いていてはいけない。もっと北の方には、有名なバナーキャンプとかいうのがあって、これは、数千ドルするらしい。去年これに参加したバーノンヒルにいる韓国系アメリカ人の友達がいたが、そこまで、大金持ちには見えなかった。

主人に、最後の年になるかもしれないから、ジェイズキャンプに下の息子を入れたいと切り出したら、値段を聞いて、即却下!「旅行優先だろう。」と言われた。はい、おおせの通りです。昔、ジェイズキャンプのような高いキャンプにキンダーぐらいの男の子を入れた友達が、その年の夏の旅行をあきらめたと言っていた。うちは、やはり、近くのパーク・ディストリクトのキャンプで、充分だということで主人と一致した。

うちの子供たちは、毎年サマーキャンプで、充実した時間を過ごし、私は私で夏はハーパー・カレッジで、充実した時間を過ごした今までの数年間。でも、子供たちは、暑い中かなり疲れていた。下の息子も毎年びっちりのサマーキャンプに飽きているよう。今年は、スポーツキャンプの申し込みは済ませているが、短い時間のキャンプに変えようかと今頭を悩ませている。でも、そうすると、私はどうなるの・・・

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