Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

水木しげる夫婦の道のり~「ゲゲゲの女房」の向井理演じる水木像

2010-08-10 | 日本生活雑感
漫画家水木しげるとその妻の人生を描くNHKの朝の連続ドラマ「ゲゲゲの女房」が面白い。
視聴率も好調なようだ。
水木夫婦の若かりし頃のなが~い極貧生活からやっと抜け出し、現在鬼太郎ブームにのって生活が安定してきて、我々視聴者もほっとしている。


サンスポ芸能ニュースより http://www.sanspo.com/geino/photos/100615/gnj1006150504014-p1.htm

ボロボロの壊れかかった調布の一軒家にかろうじて毎日の生活を送り、腐る直前のバナナを大量に安く買ってきて、それを食料にしていた時代があの水木しげるにあったとは・・・
それを一言も文句も言わず、水木の才能と努力を信じ、ずっとささえてきた妻。
私たちのように便利な生活に慣れきった世代にはわからない世界だ。

戦争で死というものを見つめてきた水木氏を向井理がさまざまなことに対してさめた目で淡々としているかのようにうまく演じている。
普段は何事もひょうひょうとしながら、こと漫画を描くときになると豹変して、すごい形相になる。
その落差を向井が見事に演じている。
このドラマのために徹底的に漫画を描く訓練もしたという。
今や向井理のファンになった。


「カガヤキ☆ラボ」-YAHOO JAPAN! 向井理インタビューより http://kagayaki.yahoo.co.jp/interview/01/index.html

彼の明治大学農学部で遺伝子工学の研究員をしたか(4年のときベストポスター賞受賞)と思うと、バーの店長をして、スカウトされて俳優の道へと経歴もユニークでかなり気になる。
また、水木しげるの生き方や今まで不気味なイメージがあった漫画にも興味を持ってしまう。

松下奈緒演じるヒロイン村井布美枝の島根の方言「そげですねぇ・・」と夫にいつも相槌を打つ優しい響きがいいという投書も朝日新聞に載っていた。
いつも明るくて、貧乏でも旦那を信じて前向きに生きていく布美枝の生き方も見習わねばと思う。

戦後昭和の古きよき時代をなつかしむような小道具がたくさん水木一家の家の中にでてきて、私も「ああ、あんなのが小さい頃あったなあ・・・」とテレビを見ながら郷愁に浸っている。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うちも観てます (やっちゃん)
2010-08-10 21:47:23
うちも家族全員で毎日観てます(録画して)。
面白いよね~。
>貧乏でも旦那を信じて前向きに生きていく布美枝の生き方も見習わねばと思う
kuniさん、エライ!
私なんて「私なら絶対ムリ!」と夫に言い放ってしまったよ(笑)
返信する
Unknown (kuni)
2010-08-11 23:00:49
いやいや、おたくの旦那様ならついて行くべきよ。
あの熱血さ、明るさ、やっちゃんなら大丈夫。
というかやっちゃんなら旦那様もついてくる?
ステキな夫婦ですもん!

うちは私がこの通り超アバウトなやんちゃもんなので、しっかりしている旦那についていかないと家庭崩壊起こしてしまうんで・・・
深く自覚してます。


返信する

コメントを投稿