Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

流鏑馬の美しさ~小田原曽我梅林「梅まつり」にて

2012-02-11 | 日本生活雑感
小田原曽我梅林の恒例の「梅まつり」が始まった。
が、例年より寒いせいか梅の開きがまだまだ。
ウリは3万5000本植えられている梅のはずだが、数本ごとに1~3つぐらいしか咲いていないほどのさびしさ。



といっても、他の関東地域よりずっと小田原は暖かいのに・・・

曽我梅林まで自宅から自転車で20分かからない。
友達からイトーヨーカドーの横に道をまっすぐ進めばわかると言われて、ひたすら自転車をこいだ。
めざすは、有名な流鏑馬!

この曽我という地は、鎌倉時代、幕府の御家人として活躍した弓馬の達人、曽我太郎祐信一族が住んでいた地域だという。
日本三大仇討ちの一つ「曽我物語」の曽我十郎、五郎兄弟の育った場所である。


NHK大河ドラマ「平清盛」でも松山ケンイチ扮する清盛が流鏑馬をする場面もあり、本物の流鏑馬を見るのを楽しみにしていた。
いざ始まると馬が駆け抜ける速さに驚く。



馬に乗ったまま3つの的を弓で射抜くのだが、馬が速すぎてもうまくいかないようだ。
スパンと見事的に矢が突き刺さるときの強烈な衝撃。
なんて潔し!
馬と一体になって背筋がのびた姿勢で、矢を放つ。
その集中力たるやいかに!
武田流射手の正装に身を固めてこの所作。
女性も何人かいて、きりりと凛々しく美しい!



ああ、なんてカッコいいんだ!

日々鍛錬しているというから、日本人の文化を継承する多大なる努力に脱帽。





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