Kuniのウィンディ・シティへの手紙

シカゴ駐在生活を振り返りながら、帰国子女動向、日本の教育、アート、音楽、芸能、社会問題、日常生活等の情報を発信。

シカゴ日本人学校全日校小学3年生の音読発表会~おもしろかったあ!

2008-05-03 | シカゴ日本人学校全日校
今日は、下の息子のクラス、シカゴ日本人学校全日校小学3年生の初めての授業参観日で、グループごとにみんながそれぞれ工夫した音読の発表会をして、私たち親を楽しませてくれた。

4、5人づつグループになって、役割を決め、台詞を言う。担任の先生の話では、約2週間にわたり、国語の教科書の「きつつきの商売」にみんな真剣に取り組み、全員での丸読みに始まり、少し長い文章の音読、グループごとの音読、音読の工夫といろいろなステップを踏んで練習に取り組んだという。

バックは、子供たち同士で描いたと思われる絵が飾られ、それぞれの役を描いたお面を頭にかぶり、みんな自分の役に一生懸命なりきっていた。本を読みながら慎重に台詞を言う子もいれば、完全に暗記して、手振り身振りで自分で工夫しながら役をこなすすごい子もいて、親たちを感心させた。

中には、面白おかしくオーバーアクションをアドリブでやる子も現れ、そのユーモラスな演技に教室中が大笑い!私もその子が演技している間中、楽しくておかしくて笑いました。大いに楽しませてくれて、ありがとう!!

グループの演技が終わると、先生がみんなに感想を聞き、お互いのいい点を褒めあって、友達の音読を真剣に聞き入っている姿にも恐れ入った。

先生のお話では、グループによっては、練習中けんかになったり、トラブルになったりと紆余曲折があったようだが、今日の発表では、その真剣さがきちんとでたいい結果となり、みんなもそれぞれ満足感があったのではないだろうか。

「1人(で読む)では、つまらなくなって、あれだけの文はとてもできない。友達同士だから、お互い声をかけあって、助け合ってできた。このように力を合わせて心を一つにしたとき、31人以上の力が発揮できます。」と授業参観後の学級懇談会で、先生も満足そうにおっしゃられた。小学3年生は、31人いて、日本人学校一の大所帯。男の子の数が多く、まとめるのにさぞや大変だろうと思う。

国語の授業を利用した道徳教育の実践。小学3年生ぐらいから、「打てば響く。」ような授業が成されていくのだろうか。上の息子が小学3年生の時も、担任の先生は、頭が下がるぐらい徹底的に道徳教育に力を入れていたのを思い出す。そのときの先生がおっしゃられたことが、ときどき抽象的な部分があって、私たちも理解しづらかった。道徳の授業の方法を、私たち親が具体的に理解するのは、なかなかむつかしいが、今回の担任の先生の授業を通したわかりやすい説明に私は納得でき、理解できた。学級通信でも先生のクラスに対する方針が明確に詳しく書かれていて、子供たちに対する隅々までの気の配り方に、いたく感嘆した。まだまだやんちゃな幼さの残る3年生の子供たちをぐいぐい引っ張っていってくださるような先生の姿に、またまた母たちは大満足の日であった。

「日々好日」先生がつけられた学級通信のタイトルだ。「1日1日を大事にし、今日1日がよかった、いい日だったと思えるようにと子供たちに言っている。」と先生の思いをタイトルに託されている。勉強への取り組みもさまざまな先生独自のアイディアで、子供たちが勉強を面白いと感じながらできるようにと工夫されている。先生も子供たちも毎日が真剣勝負。息子は毎日学校に行くのが楽しくてたまらない。他の子供たちも同じだという。また、素晴らしい授業やイベントで、ぜひ私たちを楽しませてください!

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