上方落語界のプリンス桂米團冶さんの高座は中々東京では聞けないので「大人の休日倶楽部」でチケットが出ていたので即申し込みました。3,500円はお手頃です。
最初に聞いたのは二人とも「落語家の家に生まれて師匠が人間国宝(笑)」という柳家花禄さんとの二人会でした。同じ年に米團冶襲名の高座も手術から退院して間もないころで、まだ管をつけたままヨモちゃんのアシストで池袋のサンシャインまで聴きに行ったのです。
今回は昨晩10時くらいまで銀座1丁目にいたのにまた来るっていう状況。、例によってついでに月島に届け物をして広重PJ第3弾!(第2弾は19か所で終了)すべく、佃神社→鉄砲洲神社経由で新富町の駅前の「銀座ブロッサムホール」に向かう事にしました。
佃神社や佃煮やさん界隈は人気らしく外人さん含む沢山の観光客がいました。晴れているけど強風!!佃大橋の上で飛ばされるかと思いました(-_-;)
もうひとつの憂鬱が、、なんとあんなに喜んだ新しいスマホの「スナップショット機能」が今一つ感度がよくないのです。このために使うことが多かったので凄く期待した分、、がっかりの10乗。そして別の方法で出来るという道が無いので余計いらつくはめに。
まぁ今日の目的は落語なのでとにかく「江戸の足あと」はゲットできたので良しとするか。「鉄砲洲稲荷橋湊神社」ゲットしました。手前の亀島川に停泊した大型船のものであろう2本の帆柱の間に稲荷橋が描かれ、左(南)には朱塗りの塀に囲まれた稲荷社がある。水主たちの海上守護の神としても崇敬された。上り下りの船は荷を運ぶ。遠く西方には霊峰富士が望める。八丁堀河口の往時の賑わいが活写されている。ということらしい。
さて独演会ですがかなりの高齢者ばかりかというとそうでもないんですね。上方落語の最高峰なんですからやはり人気があるのだと思います。米團冶さんのサラブレッドに生まれてそれにたる個性とか素敵で好きでたまりません。
前座は三番弟子という桂慶治郎さん。開口のご挨拶代わりだけなのに、なんで落語ってこんなに笑える?
いよいよ米團冶さん登場!1回の18列は遠すぎ(-_-;)どうでもいい落語家じゃないのでちゃんと見たいよぉ。最初のご挨拶で「来月フランスに落語をしに行きます」で(@_@;)練習にとフランス語でやって下さったけどなんとなく分って笑える!ついでに大阪の寄席での韓国人観光客の対応の話や、アメリカに行った時の話をされた。いいなぁ「そういう人間なんです。ええかっこしいなんです」と言い切る師匠が素敵過ぎ!
1席目は「つぼ算」:算数苦手の私ならころっとだまされそうな内容で楽しい!海老茶のお召し物も素敵。
次は、故枝雀師匠の最後の弟子という「桂紅雀さん」そこここに枝雀師匠の雰囲気を引き継いでおられて嬉しい!
2席目はシルバーのお着物で「たちぎれ線香」をとうとうと語られる。ご本人も「これは落語と言っていいのか分らないけど」とおっしゃった悲恋物だが、確かに。ただ美しい関西弁が耳に心地よいです。
中入り後の「蛸芝居」は紋付き袴で登場、歌舞伎の「花道」と落語の高座への道の違いを説明されたが、「私は常識を超えて、、」と客席まで降りて来られた!いやぁファンサービスも心得ておられる。
お芝居ネタだけにちょっと歌舞伎にはまっていた私にはよーく分かる場面もあって最高!米團冶師匠のセリフもそれっぽくて良い感じです。
あー満足の2時間でした。配られたチラシの裏に、主催の「東京音響」からの連絡があって、業界再編で落後から撤退するとか?でも結局は引き続き別の方法で落語の興行をするとか言うことです。ふーん新会社でも何でもいいけど、逆にいつもよりも早く5月10日にまた独演会が来るらしい!また来ちゃう!興味のある方は次の画像をクリックしてみて下さい。
アー楽しかった!もうちょっとで関西のカレー屋さんとのコラボ商品「レトルトカレー」を買いそうになったが自重。
やはり年に1度くらいは聴きたいというか拝見したい。今度は大阪か京都の小屋まで行ってみよう!