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旅と人を描く-『五つの五十三次』の後期が19日から始まっていたのでわざわざ猛暑の時間帯に出発。駐車場がかろうじて空いていたのでほっとしました。
炎天下元気なファミリーは例の大きな水車のある水の広場で遊んでるんでしょうか?版画美術館前の水の流れる場所でも楽しそうに遊ぶ子供たちの姿が見えました。
今回の保栄堂版と行書版の歌川広重「東海道五拾3次之内」は品川・戸塚・沼津・蒲原・岡部・袋井・赤坂・池鯉鮒(ちりゅう)・四日市・亀山・土山・京師(京都)です。
特に真打登場とばかりの「蒲原夜の雪」は代表作と言われています。
すっかり面白さに虜になってしまった「双筆五十三次」も豪華なコラボが楽しめ、前回浜松まで読んであった解説書を最後まで読ませていただきました。夏休みで自由研究?風な学生さんなどもいました。こんな若いうちに浮世絵に巡り合えて良かったね!(勝手な思い込み(笑)
今回の双筆もとにかく地名と歌舞伎や浄瑠璃、昔の本などから無理やりこじつけたりしているのだけどそれが凄くおしゃれで粋に思っちゃうから不思議。そして当代の人気役者の顔立ちになってたりするんだから庶民は喜んだだろうなぁ。
景色は広重が人物の邪魔にならないように地味に仕上げているから余計に浮き立つ人物、例えば池鯉鮒の人物、明らかに在原業平らしいです。理由は愛知県の伊勢物語に登場する地名。現在の知立市八橋町。そこの「無量寿寺」近くで「かきつばた」<「杜若(かきつばた)」という5文字を句の頭に置いて詠んだ折句>の歌を詠んだと伝えられている。
「から衣 着つつなれにし つましあれば はるばるきぬる 旅をしぞ思ふ」って、、教養がないと描けないんですね。恐るべし浮世絵!
このほかに無料の展示スペースをのぞいたらまぁ驚いた!「日本郵趣協会町田支部」の展示会」??珍しい切手やはがき、スタンプ、とにかく郵便関係の物を集めて楽しむ日本全国の会があるそうです。各郵便局に普通のスタンプとは違ったスタンプがあるって知ってる人いるのかな?こんな感じでイベント用のもあったりするようです。
幻のチベットの切手とか「ブルンジ共和国」って不思議な国がやたらと派手な切手を発行しているとか、ここの展示スペースの温度が多分適温で(笑)ちょっと暑すぎで長居でいなかったけどもう一回くらい行ってみようかな。担当のおじさまが可愛い使用済み切手をくれたりします。