昔歌舞伎の一年は11月から始まったとの事で顔見せか。
久しぶりに演目が4つでてんこ盛りだ!
初めは「種蒔三番曳」(たねまきさんばそう)天下泰平や護国豊穣を祈って舞う能の世界では翁と呼ばれる幕開けの舞踊でゆったりと美しく舞われ、音楽も格調高い。見ていて幸せになる演目。
二話目は「傾城反魂香」(けいせいはんごんこう)
タイトルの意味がよくわからないが歌舞伎では長い作品がいくつかチャプターに分かれていて、副題がついていてこれは「土佐将監閑居の場」だ。
昔は庶民の憧れは名字待刀だったのか?
又平というドモリの絵描きが、女房共々名字を貰いに師匠にお願いに上がったが、断られて切腹を覚悟、その前に渾身の力を込めて手水鉢に描いた絵が石を貫いて手水鉢の裏側に抜けるという奇跡が起きて、師匠に認められるというお話だが、今の技術は凄くて手水鉢の裏側にじわじわと絵が浮き出てくる。昔はどうやっていたのかな?
まぁめでたしめでたしとなって武士の正装に着替えるところを全部見せてくれるのも楽しい。
三話目は「素襖落」(すおうおとし)でこれは狂言からきている。
幸四郎さんの太郎冠者がお使いに行った先のお姫様に気に入られ、お酒をたらふく呑んで、那須の与一の扇を射る下りを舞って見せたところ、大変誉められて素襖を頂いたが、嬉しくて持ち帰ったものの、ヘベレケに酔っていたので殿様に見つかってしまった。という筋だが、そんなのどうでもいいか(笑) 最後の「御所の五郎藏」(ごしょのごろぞう)は、それこそ筋なんてどうでもいいか(笑)の様式美の世界。仁左衛門さんの為にあるような演目で、ただただうっとり。
東二列で残念だったのは五郎藏は右の臨時の花道から登場だった事。 とは言え東二列はかなり気に入った。
久しぶりに演目が4つでてんこ盛りだ!
初めは「種蒔三番曳」(たねまきさんばそう)天下泰平や護国豊穣を祈って舞う能の世界では翁と呼ばれる幕開けの舞踊でゆったりと美しく舞われ、音楽も格調高い。見ていて幸せになる演目。
二話目は「傾城反魂香」(けいせいはんごんこう)
タイトルの意味がよくわからないが歌舞伎では長い作品がいくつかチャプターに分かれていて、副題がついていてこれは「土佐将監閑居の場」だ。
昔は庶民の憧れは名字待刀だったのか?
又平というドモリの絵描きが、女房共々名字を貰いに師匠にお願いに上がったが、断られて切腹を覚悟、その前に渾身の力を込めて手水鉢に描いた絵が石を貫いて手水鉢の裏側に抜けるという奇跡が起きて、師匠に認められるというお話だが、今の技術は凄くて手水鉢の裏側にじわじわと絵が浮き出てくる。昔はどうやっていたのかな?
まぁめでたしめでたしとなって武士の正装に着替えるところを全部見せてくれるのも楽しい。
三話目は「素襖落」(すおうおとし)でこれは狂言からきている。
幸四郎さんの太郎冠者がお使いに行った先のお姫様に気に入られ、お酒をたらふく呑んで、那須の与一の扇を射る下りを舞って見せたところ、大変誉められて素襖を頂いたが、嬉しくて持ち帰ったものの、ヘベレケに酔っていたので殿様に見つかってしまった。という筋だが、そんなのどうでもいいか(笑) 最後の「御所の五郎藏」(ごしょのごろぞう)は、それこそ筋なんてどうでもいいか(笑)の様式美の世界。仁左衛門さんの為にあるような演目で、ただただうっとり。
東二列で残念だったのは五郎藏は右の臨時の花道から登場だった事。 とは言え東二列はかなり気に入った。