とくしまマラソン塾

徳島の「走る整体師」がお伝えする、マラソン完走サポートブログ
自分のカラダを上手に効率的に使って、快適ランニング!

「腕」とは「前足」だ!前足を使って走る

2018-02-01 | 腕振り

「腕」は「前足」です!
前足を使って走るようにしてください。

先日参加した身体の使い方セミナーで、講師の先生がおっしゃっていました。

なるほど!

通常走るときの腕振りは手の甲が外側を向いています。

また中には手首をそらして走っている方もいます。

これだと腕に力がかなり入った状態になってしまいます。

リラックスして腕の力が一番抜けているのは手首を軽く曲げて、手の甲が前を向いた状態です。

ニャンコの手のような状態ですね(笑)

手の力を抜いて手首をブラブラさせる運動をする時にはこんな感じになります。

この手の状態で腕を前足として地面を蹴っていく感じで振っていきます。

先日の大阪国際女子マラソンで2位になって前田穂南選手の腕振りも確かこんな感じでした。

そして、スピードアップして走るときには前足の爪で地面を強く引っ掻くようにして走っていきます。

最近はこんな腕振りを意識しながら走っています。

いい感じに脱力した腕振りが出来ていきます。

「前足を使って走る!」

野生動物のような自然なカラダの使い方を目指していきます。

 

「最小のエネルギーで、最大の運動を生み出すカラダを創る!」

徳島の整体院 くすコンディショニング
http://www.kusu-con.com/

TEL 088-672-1648


上体の力を抜く~小指の力を意識して抜く

2016-02-23 | 腕振り

・上体の力を抜く
・肩の力を抜く
・リラックスして走る

このようなことを意識して走ることは多いかと思います。

特にレース本番の時、しかもスタート直後の時などはついつい気負ってしまって力みのあるフォームになりがちです。

どんなスポーツにおいても「力を抜く」というのはなかなか難しいものだったりします。

逆の言い方をすれば、どんなスポーツでも一流のアスリートほどこの「力を抜く」というのがとても上手で、カラダをしなやかに使いこなせています。

力を抜くポイントは、まずは腕の力を抜くことです。

それでは腕の力を抜くにはどうすればいいのか?

それは、

小指の力を抜くことです。

小指の力をとにかく意識して抜くようにする。

そうすると腕の力が抜け、上体の力が抜けてきます。

腕ふりのとき、小指を意識してその力を抜くようにしてみてください。

またレース後半、苦しくなってくると腕が振れなくなります。

そんな時は不必要に小指に力が入ってしまっていることがあります。

小指を意識して力を抜くようにしましょう!

ヤクザの世界で「指を詰める」というのがあります。

その場合は「小指」を詰めます。

なぜ、小指なのか?

それは、

小指がなくなると刀を握る力が半減するからです。
拳に力が入らなくなるからです。

ちゃんと身体的に意味のある行為だったのです。

まあ、これは余談ですが・・・

とにかく、

力を抜く=小指の力を抜く

と意識するようにしてみてください。

小指の力を抜いて腕を振るようにしましょう!

 

 「最小のエネルギーで、最大の運動を生み出すカラダを創る!」
徳島の整体院 くすコンディショニング
http://www.kusu-con.com/

TEL 088-672-1648
受付:10時~20時・不定休


腕ふり:「耳の下から腕がぶらさがっている」の意識で振る

2015-01-16 | 腕振り
寒いこの時期、ランニングをしていると「肩がこる」という声をよく聞きます。

また記録を狙って走るレース中などでは、「走りがかたくなる」と感じる方も多くおられます。

寒いと肩をすくめてしまいます。

気負うと肩に力が入ってしまいます。

そんな時、「耳の下から腕がぶらさがっている」の意識で腕ふりをすると、リラックスしたいい感じで腕ふりが出来るようになります。

リラックスした腕ふりが出来ると、かたかった走りも柔らかくなります。

発生学的にみると「耳から下が腕」なのです。

魚類→両生類→ハ虫類→哺乳類と進化して人となるわけですが、カエルやヤモリなどの腕は顔の横、アゴからはえています。

そう考えると、アゴの横、耳から下が腕なのです。


<実践法>

1.ランニング中、肩に力が入っている、走りがかたいと感じたら、一度両腕をダラ~と下げます。

2.その腕を下げた状態で、「耳の下から腕がぶらさがっている」と意識をします。

3.そうして「耳から下が腕」の意識をしたまま腕ふりをおこないます。


腕の意識を肩からではなく耳の下からに変えることで、肩をすくめる、肩に力を入れて腕を振る、ということがなくなります。

そうしてリラックスしたスムーズな腕ふりがおこなえるようになります。


「最小のエネルギーで、最大の運動を生み出すカラダを創る!」
徳島の整体院 くすコンディショニング
http://www.kusu-con.com/

TEL 088-672-1648
受付:10時~20時・不定休

骨盤の動きを連動させる腕振り

2010-03-25 | 腕振り
「骨盤の動きを連動させる腕振り」

以前お伝えした、
肩甲骨を回転させる腕振り
の進化版です。

爪楊枝を2本ご用意ください。

①爪楊枝を一本づつ、両手の親指と人差し指の第2関節側面で持ちます。
②カカトをつけて足先を軽く開き、リラックスした状態で真っ直ぐに立ちます。
③両腕を一旦だらりと下げてからヒジを軽く曲げ、爪楊枝をウエストラインの
 前に持ってきます。
④爪楊枝と肘は一直線上になるように保ちます。
⑤そのまま交互に、爪楊枝の先で円を描くように内回しで回していきます。
⑥小さくキレイな円を描くように意識して回します。

この動きをしていくと、自然と骨盤がツイストするように
動きだしてくれます。
肩甲骨の回転する動きに連動して、骨盤が勝手に動いてくれるのです。

これを走る時の腕振りに応用すると、
脚が勝手に前に出てくれるように走れます。

特にフルマラソンでの後半、
疲れてカラダが動かなくなってきた時に効果抜群です。

爪楊枝を小さく回すように意識して腕振りをするだけで、
脚がトコトコと自然に前へと出てくれます。

腕を小さく回転させていく腕振りです。
そうやって肩甲骨を回転させて、骨盤の動きを連動させます。

マラソンのテレビ中継などで観るトップランナーなどでも、
腕を小さく回すようにして振っているランナーを
数多く観ることがあります。

「爪楊枝を回すようにして腕を振る」

是非試してみてください。


くすコンディショニング
整体ウォーキング

肩甲骨の回転を意識する

2010-01-15 | 腕振り

最近の腕振りで意識していること、

それは、
「肩甲骨を回転させる」です。

体幹の動きを上手く使うには、
腕の付け根は肩先からではなく、
肩甲骨の内側からになります。

肩甲骨の内側から腕を動かすことで、
腕の動きが非常にスムーズになります。

また「腕を振る」という意識では
どうしてもカラダの横ぶれ、捻れが
起こりやすくなります。

そこで意識するのが
「腕を振る」のではなく、

腕の付け根である
肩甲骨を回すようにして振ります。

走る時の脚の動きも回転運動なので、
肩甲骨の回転を意識することで、
カラダを連動させた走りが出来るようになります。


<肩甲骨を回転させる腕振り>

①両手の指先を肩にかけて、
 ヒジを回すようにして肩甲骨も回します。

②その動きを左右交互にして動かします。

③その動きを徐々に小さくして、
 走る時の腕振りの動きに近づけていきます。


腕を振るのではなく、
肩甲骨を回転させていく。

肩甲骨からヒジを前に押し出すようにして、
肩甲骨の回転を走る時の推進力にしていきます。

市民ランナーや学生アスリートから当院が選ばれる理由とは?

 

「最小のエネルギーで、最大の運動を生み出すカラダを創る!」
徳島の整体院 くすコンディショニング
http://www.kusu-con.com/

TEL 088-672-1648
受付:10時~20時・不定休


肩甲骨の動きをつくる

2009-02-28 | 腕振り
疲れてきて最初にフォームが崩れるのは上半身から。
腕の振りが急に悪くなってきます。

それを防ぐためには肩甲骨を意識した腕振りを
つくっていきます。

「折れ紅葉の手」


手をパーの状態から中指、薬指を折り曲げて、
残りの指をピーンと伸ばす。
この手の形で腕を振ります。

器用に動いてしまう手や腕の動きを防ぐために、
あらかじめ別の仕事をあたえておきます。
手や腕だけに仕事をさせない。
肩の構造がくずれないので肩も上がりません。

腕がまんべんなく緊張することによって肩甲骨を使って
腕が振れるようになります。

走り始めなどに時々この手の形をつくって、
肩甲骨の動きを意識するようにします。

(参考:古武術で毎日がラクラク!―疲れない、ケガしない「体の使い方」


くすコンディショニング


肺から腕を意識する

2008-09-21 | 腕振り
リラックスした腕振りをするために最近意識していること。
それは「肺から腕がつながっている」と意識して腕を振ること。

通常外側の筋肉ばかりを意識してしまうことが多いため、
どうしても上体に余分な力みが生じたりします。

もっとカラダの中身を意識するようにします。
実際はカラダの深層部のインナーマッスルを使えればいいのですが、
この部分を意識するのは難しいです。

そこで、カラダの中身にある内蔵を意識するようにします。

肺から腕が生えているように意識すると、
上体の余計な力みがおこりにくくなって、
体幹を柔らかく使って走ることができるようになります。
胸郭もリラックス出来ているので、呼吸も楽になります。

カラダの中身(内臓)を意識して走る。
そうすることでカラダの使い方、感覚が違ってきます。

まずは「肺から腕がつながっている」と意識して腕を振る。

試してみてください。


くすコンディショニング

腕振り:いかに力を抜くかが大切

2007-11-21 | 腕振り
余分な力を抜いた走りをするには、「腕振り」が重要となってきます。
この腕振りに余計な力が入っているだけで、力みのある走りになってしまいます。
逆に腕振りがスムーズに出来れば、それだけで力みのない走りにもなります。

腕振りのフォームは人それぞれ個性があります。
フォームを気にするよりも、余分な力の抜けた腕振りを心がけていきます。

まずは手の指、手首から意識します。
手を強く握ってしまってはダメ。「握る」という意識は捨てます。
手を開いていても指に力が入っていないか注意します。
親指を立たせた形ではその親指に力が入ってしまいます。

手首を反らした形にするのも力が入ってしまいます。
逆に曲げすぎても力が入ります。

ヒジの角度についても注意していきます。
角度が狭く、ヒジを抱えるような腕振りでは力が入ってしまいます。


【力の抜けた腕振りの仕方】

①両腕をダラリと下げ、ブラブラさせます。
②軽くヒジを曲げ、今度は手首をブラブラさせます。
③幽霊の手の形をつくります。
④そのまま軽くヒジを引くようにして腕を振ります。
⑤この時胸をはりすぎた姿勢にならないように注意します。

これを何度か繰り返して走っていきます。
繰り返していくうちに自分なりの腕振りのフォームが出来てきます。
ポイントはとにかく「力を抜く」ことです。

追伸:
走ることを続けていくと下半身の筋力が鍛えられ、うまく使えるようになって
きます。しかし上半身はなかなか鍛えられないので、バランスを崩した走りに
なってしまいます。腕振りと脚の動きがうまくマッチして、はじめて効率の良い
走りが出来るよになります。「腕立て伏せ」などの上半身の補強運動を取り入れて
いくのも大切かと思います。


くすコンディショニング