ホウジョウキ  ++ 小さな引籠り部屋から ~ ゆく川の流れは絶えないね

考えつつ振り返り、走りながらうずくまる日々。刻々と変わる自分と今の時代と大好きなこの国

なんとか寒中お見舞い

2009-01-07 14:38:32 | WORKS
新年も明けて、家籠り疲れがたまってきて
やっと今年いただいた年賀状をみて、一念発起
寒中お見舞いを作成しました。

木版画サークルに入ったおかげで、仲間の方々には
木版画のお年賀状が不文律です。
昨年は見事挫折して、お年賀状を出すこと自体を投げ出しました。
さすがに二年連続の不義理はまずと思い、がんばって木版で作りました。

版は1版で省力していますが、二度刷りしています。
おまけに、板ぼかしと摺りも新しい技法にチャレンジしました。
昨年の
晩秋から冬にかけて、和紙の講演会も終わり
気抜けしたのか、毎日家のリビングで座ったり寝転んだりして
ベランダ向きの広い窓から、空ばかりみて、ぼんやり過ごしていました。

空の雲の動きや、夕暮れの色のきれいさや、白い月を眺めて
空も毎日変わっているのだなあ・・・
としみじみ思いました。
変わらぬものは、何も無い。
万物が、日々何かしら変わっている。
多分、私自身も、何かしらの変化が、微々たる変化でも
あるのかな。

そんな思いで出来上がった版画でした。

今年の一作目です。

今年は春に展覧会があるので
どうしても大作を一点、作らねばなりません。
できるか?私。