「竹」萩原朔太郎
光る地面に竹が生え、
青竹が生え、
地下には竹の根が生え、
根がしだいにほそらみ、
根の先より繊毛(せんもう)が生え、
かすかにけぶる繊毛が生え、
かすかにふるえ。
かたき地面に竹が生え、
地上にするどく竹が生え、
まつしぐらに竹が生え、
凍(こお)れる節節(ふしぶし)りんりんと、
青空のもと竹がはえ、
竹、竹、竹が生え。
古都鎌倉の古寺に、初詣にいきました。
禅寺 報国寺は足利一族のやぐらがあるゆかりのお寺。
広い竹林がありました。
竹が真っすぐに延びるさまは
冷たい空気と、晴れた冬の柔らかい日差しのなかで
凛とした静寂感が漂います。
水の流れの音も聞こえて、庭作りの感性ってすごい。
お寺の山門を入ったら
くゆりとお線香の香りがしました。
おたらのお線香の香りは、心を静寂に誘います。
家で焚くお香とは、どこか違うのですね。
家に籠っていると、家の空気も、心の中も、なんだか澱み
新鮮な空気を取り入れないと、腐敗するような、怠惰な感覚に日々襲われています
。
この遠出の初詣。
そんな日々を、自分自身をなにかの方向へ向かうような、切り替えるスイッチに出来るでしょうか。
お寺のご本尊の前で手を合わせましたが、自分自身に問いかけたような気がします。
光る地面に竹が生え、
青竹が生え、
地下には竹の根が生え、
根がしだいにほそらみ、
根の先より繊毛(せんもう)が生え、
かすかにけぶる繊毛が生え、
かすかにふるえ。
かたき地面に竹が生え、
地上にするどく竹が生え、
まつしぐらに竹が生え、
凍(こお)れる節節(ふしぶし)りんりんと、
青空のもと竹がはえ、
竹、竹、竹が生え。
古都鎌倉の古寺に、初詣にいきました。
禅寺 報国寺は足利一族のやぐらがあるゆかりのお寺。
広い竹林がありました。
竹が真っすぐに延びるさまは
冷たい空気と、晴れた冬の柔らかい日差しのなかで
凛とした静寂感が漂います。
水の流れの音も聞こえて、庭作りの感性ってすごい。
お寺の山門を入ったら
くゆりとお線香の香りがしました。
おたらのお線香の香りは、心を静寂に誘います。
家で焚くお香とは、どこか違うのですね。
家に籠っていると、家の空気も、心の中も、なんだか澱み
新鮮な空気を取り入れないと、腐敗するような、怠惰な感覚に日々襲われています
。
この遠出の初詣。
そんな日々を、自分自身をなにかの方向へ向かうような、切り替えるスイッチに出来るでしょうか。
お寺のご本尊の前で手を合わせましたが、自分自身に問いかけたような気がします。