ホウジョウキ  ++ 小さな引籠り部屋から ~ ゆく川の流れは絶えないね

考えつつ振り返り、走りながらうずくまる日々。刻々と変わる自分と今の時代と大好きなこの国

風景を切り取る

2011-08-16 06:27:49 | 生活改善プロジェクト
夏休みを田舎で過ごしました。



何の予定もなく、ただゴロゴロとのんびりするだけ。
観光もイベントも何もありません。
旅に出てしまうと、情報も限定してしまうし、資料も道具もないので仕事のしようもなく、ただ空白の時間があるだけです。

そうして強制的に休むのも、いいものです。

昼寝に飽きてきたら、周囲の緑豊かな風景を写真に撮りだします。

去年に続いて、今年もカメラとともに小さなポストカード大のスケッチブックと
10Bと3Bの鉛筆を持って行きました。

写真を撮りながら、鉛筆スケッチをしたり。

絵をちゃんと勉強したわけではないので、デッサン力なし。
思った通りに描けないなあ、と、もどかしく思いながらも、印象に残った風景を
切り取っていきます。

写真を撮るのと、絵を描くのでは、使う目の場所が違います。
目の場所というより、脳の場所ですね。

写真を撮るときは、全体を俯瞰してみるように思います。
構図や色や光を観ています。
スケッチをするときは、細部を丹念に見ることと、モノの関係性を観ているようです。
モノとモノとの間の空間を正確に測ろうと、みています。






モノを行ったん自分でとらえて、それを目に見える絵に表現しなおすこと
絵を描くって簡単そうでですが、実はとっても複雑なことを頭の中でやっているんですね。
脳の一部分がフル回転しているのが、自分でもわかります。



モノを捉える、その捉え方。
写真のように捉えるのも、絵を描くように捉えるのも
色々な見方考え方を出来ることが、大事なんだろうなあ、と思ったり。

そんなふうに思いつつも、
写真もスケッチも、目で見た通りにも、頭で考えた通りにも
ちっとも再現できません。

でも再現しようとする作業が楽しいのだと思います。



暇を持て余してから、写真をぱちぱち、スケッチブックを持ってウロウロしだしてから
あっという間に時間が経ちました。

来年は小さな絵具パレットを持っていこう、と思いつきました。

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