京都みどわいふ

京都府助産師会オフィシャルblog

     お茶教室 10月

2016年11月05日 | 助産師会個人事業

 早や11月となりました。 10月31日 月1回のお茶教室でした。

 10月11月は気候もよく献茶会、茶会が多く、 自然に触れることは楽しみですね。

  献茶式、茶会の様子をご紹介いたします。

         

             藤袴                             秋明菊                         ススキと秋の空

 

        

   二条城の清流園、市民茶会に参加しました。 残月亭写の茶室 和楽庵にて家元席、香雲亭と2席、と点心を頂きました。

   今年は夏日から急に寒くなり~~  木々も色づいて、紅葉が楽しみです。

   

  八坂神社、清々館の茶会    「 寄付掛物と会記 」                     千葉宗立様のお席でした。

  「冬枯れて虫の音遠くなりにけり」  尋牛斎宗匠 久田家 12代。  冬の光景が出ている詩です。         (隠し撮りでした)

  ご立派なお道具ばかり本席の掛物 「大哉心乎」  「大いなる哉 心や」  心はなんと大いなるものであるか。 建仁寺の老師の書。

  香合は永楽了全作 菊丸香合、   茶碗 黒楽 長入作(楽7代)  

 

  お茶教室の様子です。 

     お花は   アメリカ花水木の照葉(アメリカから返礼、寄贈) 秋明菊、ほととぎす、よめな。  花入 信楽焼。

     掛物は 和敬静寂 = 利休居士の茶の湯の精神をいいあらわした言葉。   大徳寺 黄梅院主  小林太玄師

                 

  今回は始めて濃茶のお稽古をしました。

  薄茶は気楽な雰囲気の中で点前が進みますが、濃茶は厳粛な雰囲気の中で重厚な点前なので、稽古でも客は私語をつつしみ、真剣な態度で望 

  ます。

  薄茶との違い  ◎ お茶は人数分が一つの茶碗でたてる。客は回し飲みします。 ◎ 茶碗には出し服紗が添えられます。

            ◎ 飲む前に、正客の次礼を受けて、次客以下、総礼します。   ◎ 正客はお茶を飲み終わった後で、亭主に茶銘と詰(茶舗)

            ◎ 飲むとき茶碗を出し服紗にのせます。 全員が飲み終わって茶碗が亭主に戻ったときに、総礼をします。             

     濃茶の点前は茶入れ、仕服をとく、服紗さばきも 「四方さばき」 で茶入れを大切に扱います。 ちょっと難しいですが、始めてのお点前でした。

     茶も薄茶と濃茶では質も量も違います。 今回は 「祥雲の昔」 表千家而妙斎宗匠御好 柳桜園詰  

     菓子は秋の味覚 栗きんとんで中に栗も、和菓子と濃茶は最高ですね。 平安殿製

     

       

   美味しいお菓子と濃茶  4人で飲みまわしました。  濃茶の時は座布団を使用しません。

 

  ご三器の拝見もしました。(茶入れ、茶杓、仕服)

  茶入れを清めて出す、次に茶杓、仕服の順です。  亭主が拝見に出した状態        

                      

          正客が持ちかえり拝見します。 拝見が終りお尋ねします。      亭主が持ち帰る 左手に仕服と茶杓、右手に茶入れ

   濃茶は正客がご三器の拝見から、茶室での道具を訪ねます。 お茶碗は楽で桂窯 長谷川嘉祥作 銘 「鉄幹」

   茶入れのお形、(なす形) 京焼、ご銘 (初霜・閑座)  茶杓、煤竹(秋の声)  仕服(時代物)

   銘は禅語や和歌、古典文化から~また季節から考えると、今の時期、秋から冬の光景が浮かんで楽しいでしょうね。

   お茶は常に相手の事を考え、美味しいお茶を点てるに集中します。 我を忘れて無心の境地に到達していきます。 人生の修行でしょうか

   お点前や所作がもとても綺麗です。 

   月一ですが、継続は力なりと感じます。                                      

   次回は12月5日(月)13時~ 助産師会館 2階和室  皆さまご参加くださいませ。                 

   いつもブログをご覧くださりありがとうございます。                                   

                               お茶教室担当  伊藤正子    


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