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京都府助産師会オフィシャルblog

第2回 勤務助産師セミナー開催

2015年07月25日 | 助産師会支援事業

本日は2回目の勤務助産師セミナーが開催されました。

午前は木津川市にある「助産院 しんかい」にて、新開先生による母親学級についての講座でした。

遠方にも関わらず、19名もの受講生の皆様が木津まで駆けつけてくださいました。

助産院の施設見学をさせていただき、その後母親学級で行っているヨガを体験しました。

その後、実際の母親学級でも見ていただいている「ラマーズ法と出産」ドキュメンタリービデオを鑑賞。

ゆっくり、ゆっくり排臨、発露を進行させてゆく声掛け、呼吸法がとても具体的に映像化されており、

受講後アンケートにも「ゆっくりお産に時間をかけたい」「ゆっくり待つことを心掛けたい」といったご意見が多かったです。

 

質疑応答の時間には、助産院ならではのご経験談や、助産院分娩の実際、妊婦健診での個別対応の充実ぶり、

妊婦さん一人一人の性格や経験などを考慮し、個別の対応をなさる丁寧さなど、質問に大変丁寧にお答えいただきました。

受講生の皆様、スタッフ一同は、新開先生のお人柄もあり、大満足の助産院実習となりました。

笑顔が素敵な新開先生。

また、助産院の近所にある子育て支援施設「よっといで」さんで、ランチ交流会も行いました。

夏休みで休業中にもかかわらず、23人の大所帯でお世話になりました。

田舎の実家に帰ったみたいでホッとする。そんな声もきかれました。

心のこもったお料理、大変おいしかったです。

 

午後からは会場を助産師会館にうつし、コミュニケーション講座の2回目が開催されました。

講師は中川淑子先生です。親業訓練インストラクターの資格をお持ちです。

先月の1回目は「聞く力スキルアップ」、今回は「話す力スキルアップ」講座です。

「自分自身が問題を持ったままで、援助者として仕事することはできない!」

と、いうことで、自分自身のセルフカウンセリングに時間をかけてゆきました。

「話す力」のはずなのに?と思う方もいらっしゃると思いますが、

話し手が自分自身をよく理解しており、大きなストレスを抱えていないことは、まっすぐに対象者に言葉が届くとのこと。

自分自身をどんどんアセスメントし、自分自身の真の欲求や感情はなんなのかを深めていきました。

自分を掘り下げていく質問を実際に解いていきながら講座は進んでいきました。

2~3人グループでロールプレイもたくさん行いました。

「わたしメッセージ」で、相手に気持ちを伝えるときは「わたしは、・・・・・と感じている」と話してみよう!と演習してみました。

忙しいほど「あなたは・・・だから!」のようなメッセージを与えがちで、相手に聞いてもらえません。

3時間もあっという間でした。

職場で、家庭で、コミュニケーションスキルが上がれば、自分自身も他者も、より幸せに暮らせること間違いなし!

きっともっともっとコミュニケーションスキルを学びたい方がいらっしゃると思います。

会館でもコミュニケーション講座を開催されています。ご興味のある方はぜひ、中川さんの講座にご参加ください。

 

次回は9月に開催されます。

午後の分娩②「院内助産所の開設~地域開業」宮川知美先生の講座は若干お席がございます。

助産師の技を聞きにいらっしゃいませんか?実習や意見交流会も行われる充実の3時間です。

詳しくはホームページをご覧ください。

 

受講生の皆様、暑い中、今日はご参加いただきましてありがとうございました。

1時間もかかる移動もスムーズにすみ、無事、予定通り午後の講座を開始することができました。

さすが、助産師さん!!

スタッフ一同本当にホッとしております。

 

病院勤務の助産師同士、そして地域開業の助産師と勤務助産師との交流がこの事業の大きな目的の1つです。

「よっといで」さんで一緒に急ぎながらワイワイおしゃべりしながらカレーを食べたこと、

電車の移動時間も遠足みたいで楽しいひと時でしたね。

助産師の輪がこんな風にどんどん、どんどん広がってほしい!と思いました。

 

勤務助産師セミナー担当 渡邉安衣子

 

 

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