1月20日、京都アスニー(南部会場)にて第4回目となる産前産後訪問支援員養成講座が開催されました。この日は最終日で、4つの講座と修了式が行われました。
まず最初は、講座14「多胎育児支援について」というテーマで、京都府助産師会多胎育児支援事業(えんどう豆の会)代表のバンダーレ明日香助産師にご講義いただきました。
2021年度に「看護職のための多胎支援ガイドブック」を作成され、それをもとに多胎ならではの支援の必要性やポイントを教えていただきました。
次に、講座16きょうと子育てピアサポートセンター桑本様より前回の産前産後訪問支援員についての補足説明があり、「久御山町産前・産後訪問支援員の活動の実際」というテーマで、久御山町子育て支援課保健師 藤分美希様と産前・産後訪問支援員 肥山美奈子様にご講義いただきました。
久御山町での産前・産後支援システムの流れやきめ細やかな寄り添い型の支援をされている事、実際の訪問支援員の活動や想いを教えていただきました。
お昼休憩の後は、講座3「育児支援のポイントー子どもの事故と予防ー」というテーマで一般社団法人いんふぁんとroomさくらんぼ 松野敬子様に、安全とはの概念やリスクマネージメントの重要性また子ども特有の事故など沢山の症例を紹介していただきました。
講座17は「昨今の妊娠・出産・子育ての事情の違いを知る~子育て世代の心強い支援者になるために~ パート2」で、藤垣助産師による説明等と助産師会の要員10名で、受講生の沐浴実践の点検、おんぶ紐抱っこ用具の安全な使い方、家庭訪問のロールプレイングの援助など、座学・演技ありと受講生とともに、楽しく学び合いました。
4日間のすべての講義が終わりました。
最後に修了式で、京都府健康福祉部こども・青少年総合対策室 西田一慶企画参事様よりご挨拶をいただき、代表の方に修了証が授与されました。本日36人が参加され、そのうち希望された30人の方が修了証をもらわれました。
以下、本日のアンケート結果からの抜粋です。
「4日間を通して、貴重な内容の研修を受けさせていただき、ほんとに良かったと思っています。新しい知識を、知ることができ大変勉強になりました。また、グループワークなどでたくさんの方との交流ができたことも大きな収穫となりました。」
「京都市で支援事業に即繋がらないことがとても残念です。先日、出産された方が産後支援を申し込んだら支援者が足りないから無理だと言われたと聞きました。こんなにたくさん支援したいと講座を受けている人がいるのに残念です。久御山町のような支援ができることを心から願っています。」
4日間の講義に参加された皆さん、講義していただいた方、関係者の皆さんお疲れ様でした。
産前産後訪問支援員として活躍されること、その仕事に就かれなくても今後の生活に役立てていただけることを願っています。
文責:丹所・小林