舞蛙堂本舗リターンズ!~スタジオMダンスアカデミーblog

ダンス(フラ・ベリーダンス他)と読書と旅行とカエル三昧の日々を綴る徒然日記。

どまん中

2007-06-10 23:43:08 | 美食礼讃
ただいま、東武デパートにて物産展ばりばり開催中です。
あああ、始まっちゃったよ物産展。しかも東北地方とあって、どうあがいても誘惑を退けられない魅惑のグルメ満載ですよ。どうしてくれるんですか。
せめてと思って昼食はカロリー少なめ?の黒酢冷し中華にしてみました。なんか焼け石に水という気がしないでもないけど。
いや、却ってそれが免罪符となり拍車をかけそうな気も...まあ、いいんだ。過ぎたことを悩み苦しむのはやめよう(←※その思考回路だから痩せないんだね)。

精神衛生上、そろそろ本題に移りましょう。
本日ゲットしたのはまず各々の夕食...つまり、私が米沢牛弁当「牛肉どまん中」で、マミちゃんが海鮮丼です。
いずれも金曜に食べたら美味しかったのでリピーターと化しました。

私のお気に入りの牛肉弁当は、しっとりしたそぼろと柔らかい牛肉で、シンプルながら大変良いお味です。
作り置きではなく少しずつ作っては詰めているようなので、タイミングによっては待つこともあるみたいですが、その分美味しいものがいただけます。
付け合わせのおかずも手を抜いてなくて◎。付け合わせは侮れないですよ。「付け合わせなんてテキトーでいいや」的なテンションだと、すぐバレてしまうものです。逆に、メインのおかず以外のものでカサ増ししようとしてもモロバレです。その点、このお弁当は質も量もほどよいですね。

マミちゃんの海鮮丼は私は食べてない(何しろ私の胃腸に生魚はあわないのだ)ですが、「今日は牛肉弁当にしようと思いつつ、海鮮丼の前に来たら素通りできなかった」と言ってシッカリ買っていたところをみると、かなり気に入ったとみえます。

それから忘れちゃいけないずんだ餅!!
「北海道物産展のマルセイバターサンド」と並ぶハズせないお菓子ですね。
友の会側からイベントプラザに入ってすぐのところに出ているお店が美味しいです。ちょっと店員さんがハワイアンタイムだけどね。
ずんだ餅はよけいな添加物が入っていないため、すぐ固くなってしまいます(尤も私のような変人はその状態も嫌いじゃないのですが)。
でも冷凍保存OKだそうですので、まとめ買い上等です(←※その思考回路だから痩せないんだパート2)。

あと、「デリカむつ」のコロッケもおすすめです。
揚げ物はヤバいと思いつつ、うっかり今日も買っちまいました。そういう逃れがたい美味しさです。
特に好きなのが「にんにくコロッケ」。ニンニクの香りが食欲をそそるんですよ、また。
お店の方は何もつけないことをおすすめしてますが、私は地下の食料品売り場で売ってるオーガニックとんかつソースが大好きなので、それも捨てがたくて迷っちゃいます。
でも、つけるとしてもニンニクを引き立てる程度の数滴で十分ですけどね。

そして今日、またしても新たなお気に入りを見つけてしまいました。
その名も「ハチ公プリン」
「渋谷のハチ公が秋田に帰ってきました」云々と説明が書かれていますが、詳しいバック・ストーリーは存じ上げません。
にしてもとにかくここのジャージー牛乳ミルクプリンが激旨なのです!!
ミルクプリンにはオレンジソースがついていて、これがまたシンプルなミルクプリンほど美味しいと思っている私すら納得するほどプリンとよく合っていて、かけた方が断然おいしいです。ソース自体も味がいいんですよね。
あまりの美味しさにうっかりミルクプリンばかり8個ほど買ってしまいましたが、カラメルプリンもなめらか系で美味でした。

チャリコンから二週間

2007-06-09 23:18:15 | ダンス話&スタジオM
チャリティコンサートに出演した各クラスのレッスン時に、皆さんの出演の映像をお見せして回っています。
今回はほとんどの方が自分のグループの出来に満足してらっしゃるようですね♪
なかには自画自賛の拍手が起こるクラスも!!
マーク様じゃないけど、演出やレッスンの段階では指導者の責任だけど、舞台での功績は出演者のものです。
その本人が喜べるような舞台なら、それがなにより理想的だと私は思いますね。もし自分の出来に満足しながら踊っていれば、表情も自然と良くなって、それがお客さまにも伝わるはずですし。

ただ踊ってその場で満足して終わりでは、たんなる自己満足ダンスの域を出ません。
でも映像で客観的に見た時に、自分のみならずグループ全体の演技に満足がいったなら、それは自己満足ダンスの域を脱し、一歩高いレベルに達したということ。
ましてや拍手まで出るような出来ならなおさらです。
今回の出来に満足できなかった人も、具体的に次からはこうしよう!という反省点が一つでも見つかればよいのです。大きな一歩だと思います。
人間は向上する生き物だから。たとえ一歩ずつでも、着実に前進してゆくのが楽しいのです。

ちなみに、マミちゃんは前進しなければ耐えられないマグロのような人です(笑)。
十年前と同じことをやり続けるなど、この人には堪え難いのです。いえ、それどころか、一年前からも何かしらは変わっていたいと思っているタイプなんですね。
うちはメレフラ・パーティなど合同で何かやるときのために、どこのクラスもある程度は共通のレパートリーを教えているのですが、それにしたってマミちゃんは最新の音源を使うとか、フォーメーションをガラリと変えるとか、なんとか新しくしようとしています。

前も言ったかもしれませんが、マミちゃんは幼少の頃から新しい遊びを流行らせるのが大好きでした。
でも、世間一般にそれが広まった頃には、もう既にさらに新しいことに目を付けている人です。
以前、最もセンスの良いクムフラと尊敬し奉っている故パレカ・マトスさんが「私はフラ界のトレンド・セッター。私がやったことを次の年にはみんな真似するの」とおっしゃってましたが、かように偉大な人と比べるのはまことに不遜なれど、マミちゃんも人間の系統としてはかなり近いラインです。
いや、比べる云々ではないんです。あくまでも系統の話ですね。

ここに載せた画像は骨髄バンクでついにほぼ全員勢ぞろいのタヒチアンの模様です。
そういえばこの衣装も、マミちゃんが考え出したイメージを私が絵にしたものを基にほうぼう探しまわってかき集めたものですね。
マミちゃんが納得いくためには案の定「どっかでフル装備を調達してきて終わり」ってわけにはいきませんでした。
そういうかき集めモノの場合、トータルできちんと調和が取れていなければならず、パッと見で寄せ集めとバレちゃあいけません。
寄せ集めは成功すれば決して真似できない独創性に優れたものが出来上がるけど、失敗したら一発で貧乏臭くなってしまいますものね(笑)。

って偉そうに書いてるけど、正直私にはできません。マミちゃんのセンスに頼りきりです。母も私のセンスを思いっきし莫迦にしてるし(笑)。「あの服いいよね」とか不用意にいうと、ここぞとばかりにコテンパンにこきおろされてしまいますよ。
やっぱVOGUEの書評欄と占いだけ読んでるんじゃダメなんだなあ。

撮影成功

2007-06-08 23:35:15 | カエル偏愛
昨日初めて姿を見せてくれた2007年初かえるさんが、いよいよ私の目の高さにお出ましになりました♪
捕物のため窓の真ん中エリアに出てきたところで、すかさず激写。今度こそ撮影成功です。

なぜ同一人物と分かるかというと、ほかの子がいないせいもありますが、やはり決め手は体型ですね。
この小柄な子が無事ひと冬を越して、たった一人でここまでたどり着いたのかと思うと、たまらなくいじらしいですね。
この子に限らず、シーズン最初のかえるたちはみな痩せ細っています。冬眠前に摂った栄養だけで生き延びるんですから、目覚める頃にはさぞお腹を空かせているのでしょう。
この子の動きを見ても、体力が戻っていないせいかいまいち動きが緩慢で、エサをとり逃してしまうこともしばしば。見ていてハラハラします。
ああ、私に調達できる食料なら、いくらでも与えてあげるのに。よりによって大嫌いな虫じゃあなあ。
彼らの食の趣味はそうとう私と異なるようですが、ともかく、ぜひ沢山食べて一日も早く本調子を取り戻してほしいものです。

かえるたちを見ると私の心は癒され、明日へのエネルギーが湧いて参ります。
そう、骨髄バンクが終わったばかりなれど、ほとんどのクラスで早速次のレッスンから新曲に入っているのです。
何しろ秋には発表会が控えているから、しかたないといえばしかたない。でも、大イベントの疲れが癒えぬままなので、正直な話かえるたちによる癒しを必要としています。

とりわけうちのスタジオは、発表会前にもう一つ大きな夏のイベントがあります。
遠方のお祭りに(一部の人は泊まり掛けで)馳せ参じるのです♪
そうすると、曲目は骨髄バンクでやったものとほぼ同じでも、今から祭バージョンでの練習を始めなければならないのですね。
またなるべく多くのメンバーで参加して盛り上げることができればと思っております♪

ウッチーと初がえる

2007-06-07 23:24:31 | カエル偏愛
今日はたいへんめでたい日です。
今シーズン初めてかえるさんが家の裏窓に来ました!!

昨年、裏のお家の庭から伸びていた蔓が伐採されてしまい、かえるさんたちの足場がなくなってしまったのではと心配していた矢先でしたので、今年も無事窓に来てもらえて、本当にうれしいです。

早速携帯カメラで激写したのですが、あいにく窓の高いところだったため携帯カメラの能力では画像が乱れまくってしまいwebでの使用に適さない画質なので、こちらでご紹介することは断念しました...。
しかしこの子は今も同じところにいて、ついさっきまで出てきて捕物をしていたみたいですが、現在は隅で休んでいるようです。

そこで今日はウッチーを載せてみました。
ダイちゃんの頭上にいるのが昨日家にやって来た新かえる、ウッチーです。
日中のレッスン時に生徒さんが連れてきてくださった子で、一緒に『パイレーツ・オブ・カリビアン』を見ました。

ウッチーは私好みのリアルなカエル体型で、白いおなかもなかなかかえるらしくて愛くるしいけれど、どういうわけかものすごい内股です。
いやあ、内股のかえるさんには初めて会いました。というわけで名前はウッチー(マミちゃん命名)。
しかしご存じの通り、私自身がそうとう重症の内股なので、何かしら親しみを覚えます。
私は生まれつき脚がめっぽう弱く、ダンスでもやってなけりゃたぶん歩くのも困難だったであろうというほどで、小さい頃はしょっちゅう夜中に足がびくびくして眠れなかったものですが(丈夫になったんだからぶっといことには文句はいうまいと自分に言い聞かせている)、ウッチーのか細い足を見るにつけ遠い昔を思い出していじらしい感じがします。
幸い、うちのドンかえるちゃんがウッチーをいたく気に入ったようなので、ウッチーの足がびくびくした時にはマッサージしてあげるよう頼んでいます。

パイレーツ・オブ・カリビアン:ワールド・エンド

2007-06-06 23:51:02 | 徒然話
前回がいつだったのか思い出せないほどひさかたぶりに、映画を見て参りました。
もちろん、チャリコン本番前からずっと見たかった『パイレーツ・オブ・カリビアン:ワールド・エンド』であります♪
本当はディズニーランドでゲットしたジャック・スパロウなりきりグッズを装着して行きたかったのですが、今日のレッスン後に突発的に思い立ったため断念しました。ぐっすん。

今作は『パイレーツ~』3部作のラストに位置づけられている作品です。
前回、凶暴ねえちゃんエリザベスの罠にはまって海の怪物クラーケンに船ごと呑まれてしまったキャプテン・ジャック・スパロウ(asジョニー・デップ)。
『ワールド・エンド』は、海賊たちの危機に瀕して主要キャラクターがジャックを救いにいくところから始まります。
チョウ・ユンファ演じるシンガポールの海賊をはじめ、世界中の名だたる海賊たちが一同に集結し、最大の戦いの火蓋が切って落とされる...という筋書きなのですが、複雑なんで解説は私なんかがするより劇場でご確認頂きましょう(←丸投げかよ)。


というわけで、前置きもそこそこに超個人的好みのタイプベスト3の発表に移ります(ってけっきょく目的はそれかー!?)。

1. キャプテン・バルボッサ
2. ジャック・スパロウ
3. スパロウSr. as キース・リチャーズ


うっわー、揃いに揃っちゃったね悪ぶったおじさんのオンパレード(爆)。
いや、っていうか、おいおい前回あれだけ褒め称えといたジョニー・デップは2位かよ

理由はどう考えてもあれですね、ジョニー様は所詮おじさんではないってことだな。
ジョニー様(役柄でなく)のプロフィール見ると、ちょうど20歳年上。ジャックの年齢も(ちょっと不詳っぽいけど)そんなもんでしょう。これは若すぎます。
でも、前回熱く語ったように乱れた立ち居振る舞いのセクシーさと、生き様のカッコ良さが若さをフォローして2位となりました。

キース・リチャーズさんは実際ジョニー様が役づくりの参考にしたスターだそうです。
それが今回の記念すべきカメオ出演につながったのだとか。さすが元ネタだけあって、父親役にピッタリですね。
人生経験が長い分、ジャックよりさらにヤバい橋渡ってきた匂いがプンプンです。たまりません。彼が睨みをきかせると、恐いもの知らずの海賊たちさえ押し黙ってしまうのですぞ。
また、彼の声は映画館の椅子が震えるほど低音が効いていて、それもモロ好みです。
もしもっと出演シーンの多い役だったら、主人公たる息子をおさえてマイランキング1位に輝いていたことは間違いありません。

しかし、そんな私好みに悪ぶりまくったおじさんたちの中で堂々1位に輝いたのは、ジャック・スパロウの永遠のライバル、キャプテン・バルボッサでございます。
バルボッサといえば第一作目ではれっきとした敵役で、しかも不死身の呪いがかかった海賊という、なかなかホラーな設定だったのですよ。
だからこのときはさほどタイプと思っていなかったのですが、今回の『ワールド・エンド』を見たら印象が一変。
素敵すぎますバルボッサ。

いちおう今回は味方の側につき、ジャック救出隊を率いるのですが、まあ、相変わらず改心の気配はまったくなく悪ぶってて、いつも口の端を歪めた不敵な笑いを浮かべているし、同じ海賊ルックでもジャックよりだいぶ不精な感じです(笑)。
でも根は意外といい奴で、言ったことは曲げないし、船長に相応しいリーダーシップも持ち合わせています。
私が何より好きなのは、芝居がかったお辞儀のしぐさですね。これを二回も見せられちゃうと、もう右に出る者のないカッチョ良さに見えてしまいますです


あ、ウィル・ターナーの存在を忘れてました(爆)。
ウィルはオーランド・ブルーム演じる青年で、幽霊船に囚われた海賊の父親を助け出すべく活躍します。
やっぱり私の好みからすると若すぎるよなあ。それは実年齢だけでなく、性格が若い。っていうか青いです。
こういうまっすぐな若者は眩しすぎて、ひねくれた私には直視できません(笑)。まあ、君にはエリザベスちゃんがいるんだから、二人で仲良くやってくれ。

私は若い二人がめでたくくっついて末永く幸せに暮らしましたとさ的なお話にまったく感興を持てないので、『ワールド・エンド』のウィルとエリザベスの結末は非常に好みです。
あ、不幸にも引き裂かれたって訳ではないですよ。いくら私がひねくれてても、そこまであくどくないですって(笑)。
むしろ私から見ればある意味、もっとも幸せな結末ではないかと思います。ただひとつ残念なのは、せっかくわりかし強かったエリザベスが海賊をやめてカタギに戻っちゃったことですが(笑)。
願わくば、エリザベスちゃんが一人さっさと心変わりせんことを...。

これ以上はネタバレになってしまうので、あまり詳しくは書けません。
二人の結末の詳細や、バルボッサおよびキース・リチャーズがいかにカッチョ良いかは、ぜひとも劇場でお確かめください♪

He Mele No Lilo

2007-06-05 23:57:53 | 徒然話
3日のアカデミー・オブ・ハワイアンアーツの公演では、マーク・ケアリイ・ホオマル様を一躍有名にしたディズニー映画のテーマ曲「He Mele No Lilo」に使われたチャントも演じられていました。
メリーモナーク出場曲に加え、これも演目に入れてくださるなんて、なかなかサービス精神旺盛ですわマーク様。

でもこの曲、実はちょっとしたイワク付きなんですよ。
He Mele No Lilo、訳すと「リロの歌」という意味ですが、実は歌詞はリロとはまったくの無関係です。
冒頭部分の「Mahalo nui a ke ali'i wahine...」から始まるところはリリウオカラニ女王を讃えたものですし、メインのパートはカラーカウア王に捧げるチャントなのです。
どちらもオリジナルではなく、古くからある有名なチャントですね。
今回のプログラムにも「リロの歌」とはいっさい紹介されておらず、「カラーカウア王に捧げるチャント」と題されていました。
だから、ディズニーバージョンに聞き慣れていても気付かなかったという方がいらっしゃるかもしれません。
リロの歌は激しくアレンジされていて、イプヘケのビートも弱められていますが、このオリジナルチャントバージョンはマーク様の最初のアルバム「Po'okela Chants」にて堪能することができます。
こちらの方がよりソウルフルなので、ぜひ一度お試しを(←宣伝)。

まあそれはともかく、トラディショナルな、しかも高貴な人に捧げるチャントをこのように使って、ハワイの一部のオーソリティの皆さんが黙っているはずがありません。
ということでなんと「リロ&スティッチの主題歌の問題点は何か」という討論番組まで放映されたとか。
ううう、そんなもの放映されて、ガラスの神経のマーク様のご心痛たるやいかに...!!!

そりゃ、私も「なんでリロと無関係な歌詞なんだろう」と漠然と思ったのは確かです。
どうしてマーク様がそうなすったのか、その真意は私にも分かりませんし。
きっとハワイのオーソリティの方々からしてみれば、聖クルアーン(イスラームの聖典コーランのこと)の一節をそっくりそのまま娯楽映画の主題歌に使われちゃったような気持ちだったのかしら。うん、そう考えると私も少し分かる気がします。

でも、もしその歌がものすごく素敵で(ってのは主観の相違があるから一概にいえないけど)、なおかつ粗悪なパロディーではなく肝心の詞はちゃんと元に忠実なのであれば、必ずしも悪いことではないと私は思います。
まずなにより、普通だったら見向きもしないような人がそのジャンル(ここではハワイ語の歌詞やチャント)に興味を持つきっかけになるはず。
実際、うちにもこの映画をきっかけにフラを始めたというディズニーファンの方がいらっしゃいます。
フラに関していえば、本物のダンサーを忠実にアニメ化したというだけあり、某フラ映画の主演女優さんたちよりずっと本物の踊りが映ってますしね(そう考えるとあの映画も女優じゃなくて本物のダンサーを使えば良かったのにという後悔はあるなあ)。
そしてそこから「この歌は何と言ってるんだろう」とか「カラーカウア王って誰?」とかいった方向に興味を持ってもらえるのであれば、なかなか優秀じゃないですか「リロの歌」!!

...と無邪気に喜んでいたら先日、驚愕の映像を目にしてしまいました。
すなわち、現在ディズニーランドでやっているフラ団体のパフォーマンスを見ていたところ、映画で使われたマーク様の振りをそのままパクって踊ってる人々を目撃したのです...!!!
あ、あ、あ、ありえん。それ盗作ですよ。剽窃ですよ。しかもそれを、如何わしい路地裏でこっそり踊っているならまだしも、本家ディズニーランドの前でですよ。

これはパクった人たち(というか指導した先生)も悪いが、ビデオ審査をしたくせに採用したディズニー側も悪いです。
ディズニーはかなり著作権にうるさいという話を聞いていたし、私もこの問題に対しては作者も消費者も毅然とした態度が肝要と思っているからディズニーのその姿勢を評価していただけに、今回の件は残念すぎます。
ダンスの振り付けも「ミッキーマウス」とか「スティッチ」とかと同じ、立派な著作物ですよ。パクリはいけません、パクリは!!
しかもあのずさんな踊り方、意味のことなど一つも勉強せずに、形だけパクったにちがいありません。
マーク様の作品を...いえハワイのアイデンティティーたる高貴なチャントを、そんなふうに安易に扱うなんて許せ~~~ん!!!(怒)

あ、そうか。「リロの歌」を問題視したハワイの人達とすれば、大切な文化がうかつにメジャーな舞台にさらされたためにそんなふうに軽視されて、大安売り状態にされるのを危惧していたのかなあ。

というわけで映画やディズニーランドで「リロの歌」を聞いたら、それはリロのことではなくカラーカウアというハワイの王様をたたえた歌で、彼はハワイ文化を復興した偉大な王様であり、ついでに作曲したマーク様は素晴らしいチャンター&クムフラであることに、思いを馳せていただければ幸いです。

Love Forever MKH

2007-06-04 23:58:34 | ダンス話&スタジオM
マーク様に逢ってきました。
私以外にも逢っていらした方がたくさんいらっしゃるようで...「孤高のアウトサイダー」的キャラのマーク様がこんなにも多くの方から慕われるとは、ストー...いえ大ファンを自認する私としてもありがたいことだと思います。
特に私のマーク様狂をきっかけに見にいってくださった方!!!幸甚の至りでございます♪

なおカーテンコールをご覧になった方はお分かりかと思いますが、マーク様ご本人は孤高のアウトサイダーでも「ギャング」(←本人談)でもなく、いたって繊細なガラスの神経の持ち主で、どちらかというと目立ちたがらない方です。
「その分、内に秘めたる激しさがあのパワフルなパフォーマンスに出ているのでは?」とは、同じ日の公演をご覧になったベテランダンサーの談。ご明察です。

実は先日のメリーモナークで、マーク様率いるダンサーはカネ・アウアナ4位入賞を果たしました。
なのにマーク様ったら、肝心の授賞式にまったく姿をお見せにならなかったのです。
それも今回のプログラムによれば「舞台での功績はダンサーのもの。自分ではなく彼らこそが『アカデミー・オブ・ハワイアンアーツ(AHA)』なのだ」というマーク様の思いゆえだったそうです。いい話だあ。
尤も私ゃたんにマーク様がシャイだからだと思っているけどね(笑)。
でもなぁ、こういうシャイな(あるいはメンバー思いの)態度が誤解を与えるんじゃないかと、ストー...じゃなかったファンとしては心配してるわけですよ。
ただでさえあのサングラスかけて黒ずくめの長身の風貌と、あの掟破りきわまりないスタイルでしょう。
それで授賞式に出てこなかったりすると、せっかく評価してくださった審査員の皆さんとしては、「ええ~!?何ソレ」な印象になってしまうのではないかなあ。ご本人もそれを正すどころか、「ギャング」とか言って悪ぶっちゃうし(笑)。
とにかくマーク様は本人が悪ぶってるほどワルではないことを、この場で声を大にしてバラさせていただきます。

こちらの画像が公演のプログラムです。
これ、ぜひのおすすめですよ。行かれなかった方にも手に入れることをおすすめしたいほどです。
なぜならばなんと、全曲の歌詞と訳と解説が載っているのです!!
本当はすべてのハワイアンイベントでこうしてくれなければ、ハワイ語の歌もフラも本来持つべき機能をまったく発揮できないと常々思っているのですが、普通そんな親切な対応はしてもらえないのが現状です。
でもおそらく、見てる人のほとんどはハワイ語が分からないと思うし、ましてやチャントをその場で聞き取れる人なんて皆無に等しいはず。
特にマーク様のチャントは速いのです。というか、密度が濃い!!
そのいくつかを空で歌える私だって、とてもじゃないけど初めて耳にしたものは聞き取れません。
舞台両横の電光掲示板で意味を表示してくれてたけど、マーク様の美声にうっとりして力強い踊りに圧倒されてたら、そこまで手が(目が?)回らなくなってしまいます。
しかし、このプログラムさえあれば無問題。いったいどんな意味を持っていたのか、あとでじっくり確認できるというわけです。

ちなみに私個人的には、このプログラムのおかげでもう一つ嬉しいことがありました。
今まで資料がないために適当な聞き取りでしか歌えなかったチャントの歌詞がほとんど載っていたのです!!
これで私の目にしたほとんどのパフォーマンスの歌詞を正確に歌えることになりました♪
すなわち、2006年メリモのカネ・カヒコ&ワヒネ・アウアナ、同じく2007年の全4部門(男女のカヒコとアウアナ)、それから去年末に来日された際のスペシャルパフォーマンスでのチャント・メドレーの歌詞がすべて手に入ったんです!!
ストーカー(←あッ認めちゃった)として、これほど感激なことはありません。

「え、今年のワヒネ・アウアナの曲目(そう、かの有名なフィッシング・フラ「E Ka Makoi」です!!)はやったけど、去年のなんてやってたっけ?」と思われる方もおいでかもしれません。
そうなんです。じつはあったんですよ。
カヒコ部門で踊られた「'Ano'ai Ku'u Wehi」というチャントは、去年のメリモで女性がアウアナのカイ&ホイ(入退場曲)として使ったものです。
そのときはメレ(主題曲)「Piano Ahiahi」にあわせて少し変えた部分もあったみたいですが、かたやイプヘケのビートにあわせたチャント、かたやゴージャスなピアノ伴奏付きの歌にも関わらず、メロディーまでほぼ同じです。
以前マーク様がおっしゃってた「本当はカヒコとアウアナの区別などない」というのは真実だったんだなあと感動しながら一緒に口ずさんで見てました。
そもそもあのときメレになった「Piano Ahiahi」だって、「'Ano'ai~」ともども本来はチャントであったものに美しい旋律がついてアウアナとして演じられたものですしね。

マーク様によって新たなメロディーがつけられ鮮やかな変身を遂げた歌やチャントは多いですが、この「Piano Ahiahi」は中でも秀逸です。
会場で初めて耳にした瞬間、その旋律のあまりの美しさに、私のそばで一陣の風が吹いて別世界にトリップしたかのような快感を覚えました。でもってマーク様から片時も目を離せなくなったのです。

オーケー、正直に認めましょう。
昨日も私は何度か詠うマーク様しか見てないことがありました(爆)。
ふと周りを見ると、視線の方向が人と違ってることがときどき...いえ、しょっちゅうありました。
あ、もちろん踊りの方もしっかり見てましたけどね。
相変わらずドラマチックなフォーメーションと個性的な振り付け(「ホオキパ」のハンドモーションには驚愕した)で魅せてくださいましたよ。

公演時のマーク様の詠い方は、私の最も好きな程よくチカラの抜けたもので、それをたっぷりした声量のバリトンボイスで詠うものだから色っぽいのなんの。
ご本人に色っぽいという自覚があるかどうかは謎ですが。
でも、バーレスク・ダンサーのディータ様も「男性を誘惑しようと思って踊ったことは一度もない」とおっしゃってたことですし、狙って色っぽくしようとするとどうしても嘘っぽくなってしまって、自然体でセクシーなのが一番いいのでしょう。
私も早くその域に達したいものです。
そしていつもどおりにソウルフルでした。まったく、セクシーでソウルフルなことといったら、ショーン・ポール並みですよ。
だから、ハワイ語が全然分からない人にも純粋に音楽として魅力を感じていただけるはずです。

ところであの詠い方は普通のチャントを聞き慣れた身からするとものすごく遊んでてエキセントリックに思うかもしれませんが、聴きながら歌詞をよく見てみるとオキナ(声門閉鎖音)やカハコー(長母音)などにむしろ忠実な旋律という印象を受けました。
つまりマーク様のチャントにあわせて歌ってみると、意識的にオキナで止めたり、カハコーで伸ばしたりしようとしなくても、自然とそういう発音になる気がします。ぜひお試しください。

濃い内容が短時間に凝縮されて、あっという間のステージでした。
マーク様、大変お疲れ様でした。シャイなのにあんなに何度もカーテンコールに出てくださって、本当にありがとうございます。
オーチャードホール公演も残すところ明日のみです。ぜひ、明日もまた素晴らしいステージによって観客を骨の髄まで魅了し、私のようなストーカーを増殖させて下さい(え?そんなの増やしたくない???)。

いま、会いにゆきます

2007-06-02 23:15:20 | 徒然話
...といってもどこぞのお涙頂戴小説だか映画だかではありません(笑)。
マーク・ケアリイ・ホオマル様率いるアカデミー・オブ・ハワイアンアーツ日本公演「Aloha a mau loa aku e Hawai'i」が、いよいよ明日に迫ったのです!!
そう、いつも私がマーク様マーク様と言ってるあの御方でございましてよ。

あ、そう書いて初めて気付いたけど、てえことは骨髄バンクから一週間経ったのね。
遥か昔のことのような、あっという間だったような、非常に奇妙な感覚です。
ともあれあのイベントでアウトプットし尽くしてしまったので、次なる創造のためには新たなインプットが必要なのです。
といってもマミちゃんは私ほどマーク様にいれあげてませんが(というかこの人はプロ、特に男性に対してめっちゃくちゃ厳しいから、滅多なことではいれあげません。この人が惚れるプロってのは余程の逸材だってことです)。

しかし私にとってマーク様はビタミン。もはや生きる糧であります。
私が首からヘッドホンを下げていたらそれは間違いなくマーク様のチャントを聴いていますし、私が手帳を広げてにやついてたら、そこに潜ませたマーク様と自分の2ショットを眺めてるってことです。

こういう危ないストー...もとい過剰に熱心なファンが馳せ参じると聞くと、マーク様におかれてはたいへん恐怖を感じるのではないかと思われますが、無問題です。私はマーク様に関する資料や記事や写真を蒐集し、一方的に見つめるのが好きなだけですから、無闇にお近付きになろうとしてご本人に被害は加えません(←そういうのが一番厄介なのでは)。

ま、いまのは冗談ってことで(どうだか)。
ともかくマーク様、過密な公演スケジュールですが、お身体に気をつけて頑張ってください(なんて言うと「おじさん扱いするなー!!」と心外に思われそう...でも私、若ぶってるおじさんが大好きですの)。
明日はまだまだ序盤ですから、飛ばし過ぎなくていいですよ。私はマーク様のパフォーマンスを見られるだけで光栄ですし、何よりチカラの抜けたセクシーなマーク様がいっとう好きなのですから。

スウィート&ラブリー

2007-06-01 03:00:07 | ダンス話&スタジオM
骨髄バンク写真第二弾は、読売文化センターのフラの模様です♪
「スウィート&ラブリー」がテーマのドレスですね。
実は本番前、この服装のメンバーが楽屋の通路にいたら、通りすがりの見知らぬ人が「あら、可愛いドレス!!」とおっしゃってるのを聞いちゃいました
このドレスを人に見せたいがためにうろついていた人もいるとかいないとか...(笑)。

普通に立ってても十分可愛いですが、これはダンスの衣装ですから当然、踊ることによってさらに引き立つようになってます。
特に回転したときは客席が「おお~~」と言ってました♪

ブリブリに可愛い分、アクセサリーの色は抑えめなのがミソですね。
これがピッタリの色を探すのにえらい苦労したという例の代物です。
あと「VOGUE」が愛読書のマミちゃんは、一般のファッションの流行もかなり考慮に入れてます。
素敵な衣装を創作するためには、多角的な視野が欠かせないようですね。

うちは衣装のビジュアルを非常に大事にしているので、普通とは逆に衣装先行で曲を選ぶことがけっこう多いです。
このドレスに関しても、曲を選んだ時点で既にある程度のイメージが固まっていたのですね。
そうすれば振付けの構成も衣装を効果的に使う方向で考えていけますし。

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