93歳・老大娘の日記

晩年を生きる

「ふるさと」

2020-11-30 11:29:56 | 日々の暮らしから

故郷(夫の)からリンゴ届きました

私には故郷の実感がない。一番長く住んだのは名古屋ですが

故郷と言う言葉は当てはまらない気持ちです。

多くの人が故郷の歌を詠んでいる。

 「ふるさとは遠きにありておもうもの・・・・」 室生犀星

安倍仲麻呂も望郷の想いを詠んでいる

「天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山にいでし月かな」

故郷へ帰ることなく異郷の地で亡くなりました

一時読みふけった啄木は故郷をたくさん詠んでいます。

十数年前妹たちと啄木記念館など訪ねました。

大森浜(函館)の啄木像

 「ふるさとの山に向かいて言うことなし故郷の山はありがたきかな」

 「故郷の訛なつかし停車場の人込みの中にそを聞きに行く」

 「初夢に故郷をみて涙かな」  一茶

私の中の故郷はビルの乱立する都会ではなくて

「ウサギ追いしかの山・・・」です。

ビルに囲まれた都会が故郷の人も大勢います。私もかな?

なのに、それはしっくりきません。

やっぱり「兎追いしかの山、小鮒釣りしかの川・・・」なのです

コメント (10)
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