ヒロムはヒトミのときと同じように全裸の女性を想像していた。振り向くと女性は薄い白の長いタンクトップのような浴着を着ていた。跳ね返る水で乳首が透けていた。それは裸体よりエロチックだった。以前のヒロムなら、直ぐにも勃起しそうな状況だった。「流魂」でのポジションはヒロムを変えていた。
ヒロムは女性の手を取った。
「後は自分でしますから。」
「いえ、ほんとにいいんですのよ。いつも、というのは、うそになりますけど、以前は主人の身体を洗うのが日課だったんですから。」
ヒロムは女性を見た。女性の目は、懇願するような目でも、誘い込むような目でもなかった。普通のごく当たり前のことのように微笑んだ。
「お任せします。」
女性はヒロムの手を取り、足を取り、丁寧に洗った。ヒロムはその指先にかすかな電流を感じた。記憶の奥から、ミサキの手を思い出した。女性はいそぐわけでもなく、それでいて、手際よくヒロムを綺麗にした。最後にヒロムを立たせると、股間と尻を洗った。ヒロムの身体は石鹸だらけになった。
「さあ、流しましょう。」
シャワーで、立たせたまま、全身を流した。長いタンクトップは全体が濡れた。下着は着けていなかった。
「メガネをしていないと可愛いらしいこと。」
女性はヒロムが年下であることに気付いた。金物の棚から、めがねを取って、ヒロムに渡した。
「少し待っていただけます。」
そういうとバスルームを出た。メガネをかけた。洋風のリビングとは違い、バスルームは改築したらしく新しかった。カーテンのかかった窓枠との違和感が面白かった。
「どうぞ。」
声がした。ヒロムがバスロームを出ると、ワンピースタイプの家着に着替えた女性がタオルをもって立っていた。乳首がツンと立っているのが解った。
「どうぞ。」
「ありがとう。」
「こちらにバスローブと、ガウンがありますから。」
「お衣装が乾くまで、こちらで。」
やはり、アンティークの雰囲気が漂う棚に綺麗に置かれいた。
「冷たいものでも用意しますわ。ビールでも・・。」
「あ、アルコールはけっこうです。」
「そう、何がいいかしら。」
「いえ、ビールで。」
「はい。では、あちらでお待ちしています。」
ヒロムはなぜ、とまた考えようとした。女性に性的なものを感じなかった。ヒロムがというより、女性の接近が性的なものを感じさせなかった。
ヒロムはガウンに手を通した。ヒロムには大きかった。
ヒロムは女性の手を取った。
「後は自分でしますから。」
「いえ、ほんとにいいんですのよ。いつも、というのは、うそになりますけど、以前は主人の身体を洗うのが日課だったんですから。」
ヒロムは女性を見た。女性の目は、懇願するような目でも、誘い込むような目でもなかった。普通のごく当たり前のことのように微笑んだ。
「お任せします。」
女性はヒロムの手を取り、足を取り、丁寧に洗った。ヒロムはその指先にかすかな電流を感じた。記憶の奥から、ミサキの手を思い出した。女性はいそぐわけでもなく、それでいて、手際よくヒロムを綺麗にした。最後にヒロムを立たせると、股間と尻を洗った。ヒロムの身体は石鹸だらけになった。
「さあ、流しましょう。」
シャワーで、立たせたまま、全身を流した。長いタンクトップは全体が濡れた。下着は着けていなかった。
「メガネをしていないと可愛いらしいこと。」
女性はヒロムが年下であることに気付いた。金物の棚から、めがねを取って、ヒロムに渡した。
「少し待っていただけます。」
そういうとバスルームを出た。メガネをかけた。洋風のリビングとは違い、バスルームは改築したらしく新しかった。カーテンのかかった窓枠との違和感が面白かった。
「どうぞ。」
声がした。ヒロムがバスロームを出ると、ワンピースタイプの家着に着替えた女性がタオルをもって立っていた。乳首がツンと立っているのが解った。
「どうぞ。」
「ありがとう。」
「こちらにバスローブと、ガウンがありますから。」
「お衣装が乾くまで、こちらで。」
やはり、アンティークの雰囲気が漂う棚に綺麗に置かれいた。
「冷たいものでも用意しますわ。ビールでも・・。」
「あ、アルコールはけっこうです。」
「そう、何がいいかしら。」
「いえ、ビールで。」
「はい。では、あちらでお待ちしています。」
ヒロムはなぜ、とまた考えようとした。女性に性的なものを感じなかった。ヒロムがというより、女性の接近が性的なものを感じさせなかった。
ヒロムはガウンに手を通した。ヒロムには大きかった。