つれづれに

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物忘れそれとも認知症

2005年10月08日 | Weblog
痴呆が認知症と呼ばれるようになってまだ日が浅い。
今度の旅の途中でも何度も「認知症の始まりだわ」という言葉が行き交いました。
60才前後の女性の集まり、しょっちゅう誰かが探し物をしている。
何気なく手元近くに置いた物を忘れてしまう。
当たり前のように置いた物だから、記憶に留まらない。
心ひそかに「大丈夫だろうか」と心配になるのだけれど、みんなを見ているとああ同じだわと思って、ちょっと安心する。
本当に認知症だとは思っていないから軽く「認知症のはじまり!」なんて言っていられる。

前回のカメラの件といい、今回の携帯の件といい、しまった所をきちんと覚えていさえすれば騒ぎにはならなかった。
この当たり前のことが記憶に定着しなかったことが、騒ぎの発端なのです。そう思うと心配になってきます。
認知症は直近の事が記憶にとどまらなくてさまざまなミス、トラブルにつながっていきます。
お金を盗られたとか、言い出すことになります。
病気だから仕方ないけれど、やっぱりなりたくはないなと思ってしまう。
でも病気だから、医師が診断してくれるでしょう。早かれ遅かれ。

でも社会的な出来事に関する認知症が溢れている、これは多くの人はかかっていても自覚もないし、診断する医師もいない。
むしろ判断を狂わす力が大きく働いて患者を増やしている。
そんな認知症にはせめてならないでいたいな~と思うのです。