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昨晩見た夢は、残酷なようにも感じたが、最後には少しだけだが、いい思いをさせてもらった。
私は、臨時に徴収された軍部で砲兵部隊所属のシステム科にいた。
遠方からの空中砲撃を受けた時、瞬時に敵砲の弾道計算をして、砲兵隊長にそのデータを知らせ、追撃砲の準備をする。
ただ、相手は中国でも韓国でも北朝鮮でも、いやロシアでもない。その相手とはエイリアンなのだ。
とにかく見えない所から次々と砲撃を仕掛けてくる。陸上に駐屯してる砲兵隊は殆どなす術もなく、一瞬にして半壊状態になる。
見えない砲弾に対し、弾道計算ができる訳がない。司令部は皆、この戦争に白旗をあげる覚悟が既に出来てるようだった。
”ああ、またもや無条件降伏か・・・”
私は衛生で送られてくる映像を見ながら、エイリアンのいそうな洞穴の1つに(半ばヤケクソで)誘導型ミサイルを遠隔操作し、撃ち込んだ。
やがて、洞窟の中で大きな爆発音が鳴り響く。我らが自慢のレーダーシステムは、(地響きの音に気づいたエイリアンたちが動き始める)かすかな音を逃さなかった。
逆探知によれば、エイリアンの要塞基地はミサイルが爆発した地点から、3キロほどしか離れてない。
”ひょっとしたら、逆転できるかもしれない”
事実、私の当て勘は満更外れてはいなかった。すぐさまレーダーで検出した要塞基地の位置座標をロックし、高性能のAI誘導ミサイルを3発撃ち込んだ。
低低高度から放たれた異次元の火力を誇る巡航型AIミサイルは(要塞が放つレーダーをくぐり抜け)、基地めがけ、着弾する筈だった。が、殆ど爆発音がしない。
”やはり外れたか?”
私の望みは、見事に裏切られたかに思えた。
しかし、(雨あられと降り続いた)相手からの砲撃がピタリと止まった。
エイリアン対日本軍
その時、(一発目の爆破の衝撃で)大きく開いた洞穴の中から逃げ惑う人たちが助けを求めてるではないか。
私は、歩兵部隊長に洞窟の位置を無線で連絡し、戦闘ヘリでエイリアンの要塞らしき所へ注意深く向かった。
恐る恐る、多くの砲兵隊員らが取り囲むようにして構えてる現場につくと、多くの一般住民たちがパニックに陥り、あちこちに逃げ散らばっている。
数十台の戦車や装甲車も次々と集結し、エイリアンとの一騎打ちの準備は既に整っていた。一方で、歩兵隊員らは住民たちを安全な所に避難させていた。
私は砲兵隊とともに装甲車に乗り、エイリアンが構えてる筈の要塞へと向かう。
しかし、レーダーが捉えた筈の要塞が消えてるではないか。いや消えてるというより3発の巡航ミサイルがもろに直撃したらしく、跡形もなく全壊していたのだ。
所々に煙が立ち、要塞の微かな残骸の跡が確認できる。
既に一部の砲兵隊員たちは、日本の国旗を立てて、記念写真を撮っていた。
やがて大型ヘリが着陸し、総司令官が姿を表す。
”君たちはどんな状況に陥っても、逃げずに勇敢にも戦ってくれた。私は君たちを誇りに思う”と我々をねぎらった。
若い歩兵隊員の1人が呟く。
”でも凄いミサイルだった。あれを音速というのか?初めて見たんだけど、あれだけの精度で命中すれば、流石のエイリアンも太刀打ちできんよな”
総司令官は胸を張った。
”今や戦争は科学の力で決する時代。ここにいるエンジニアたちがそれを実証してみせたのだ。でなければ今頃は、我が日本国民は焦土の中で喘ぎ苦しんでたであろう”
次世代AIミサイルの威力をまざまざと見せつけた訳だが、少しでもミサイル発射を躊躇してたら、逆にエイリアンたちの超高性能ミサイルで一瞬にしてヤラれていたであろう。
そう思うと、素直に喜べない自分がいた。
戦い終えて
私達はエイリアンの残骸や要塞の欠片を探索するも、殆ど何も残ってはいなかった。ひょっとしたら、レーダーで感知されるギリギリ前に、宇宙の果へと飛び立ったのかもしれない。
日もすっかり落ち、探索が不可能になると、私は隊員たちとともに、軍事キャンプへと向かった。
皆が皆、勝利の美酒で盛り上がっている。
私は独りで酒を呑みながら、ミサイル発射のタイミングの状況を思い浮かべ、勝利の余韻に浸っていた。
”私のこの指がボタンを押す勇気が、日本を救ったのだ”
その時、広瀬アリス似の女がやってきた。
瞳が大きくて透き通ってて、とても美人だった。が、私が声をかけようとすると、すぐに何処かへ去っていく。
少し凹んだが、その代わり今度は広瀬すず似の女がやってきた。
彼女はとても可愛かった。横顔をよく見ると、間違いなく広瀬すず本人である。
我を忘れた私は、彼女のお尻に手を回した。とても肉付きのいい質感である。
欲情に近い衝撃が私を襲った。
もう一度、今度は露骨にお尻を触る。女は無表情なまま何も抵抗しない。
私は再び女を凝視した。
確かに、広瀬すずではあった。
しかし、最初に彼女を見た時の感動や質感はそこにはなかった。
まるで、商売女に成り下がった彼女を抱いてる様で、暗に微妙な思いが頭をよぎる。
”勝利の報酬ってのは、所詮はこんなものか・・・”
その時、夢から覚めた。
最後に〜広瀬アリスと広瀬すず
司令長官からの(勝利の)ご褒美だと思うと悪くもないが、どちらかといえば広瀬アリスの方が良かったかな。
確かに、ミサイルの発射ボタンを押した私の指はガタガタと震えていた。
1発目のボタンは注意深く狙いを定めて押したつもりだったが、(少し外れて)洞穴の入り口付近に着弾した。それで大きな音がして、住民が慌てだした。
その後の3発は、オートロックなのでボタンを押すだけで、後はAIが誘導してくれる。少し躊躇したが、押す以外に選択肢はなかった。
とても低い高度で、3発とも別々の方向に放たれたから、失敗したと思った。
結果的に(夢の中ではあるが)私はヒーローになった訳だが、もし1発目のミサイルが民家に着弾してたら、ヒーローどころか大量殺戮犯である。
広瀬アリスの(ほんの一瞬だが)冷ややかな瞳には、”あなたではなく、システムが優秀なだけよ、勘違いしないで”と、ささやかな軽蔑が含まれていた(様に感じた)。
広瀬すずに関しては、”どうせ軍人の端くれでしょ?”と、投げやりで開き直った態度が僅かに見て取れた。
ウクライナ危機では、米露で醜い罪のなすり合いが既に始まっている。
プーチンもバイデンも所詮は軍隊の長である。お互いに正義や大義を主張するが、そこにあるのは大国の強欲と自己満足とエゴだけである。
今や戦争は(頭のイカれた)人間じゃなく、システムが行うものかもしれない。しかしそのシステムが暴発したら、人間の力で止める事は可能なのか?
興奮して冷静さを失った状態では、人間の気まぐれでクレイジーな行動は、たかが知れてはいる。だからシステムに頼るのだが、そのシステムも誰かに悪用されれば元も子もない。
夢の中ではシステムが正常に働いてくれたから、エイリアンに勝利できたが、そうでなかった時の事を考えると、やはりゾッとする。
つまり現代の戦争とはそういう事であろうか。
広瀬アリスに冷たくあしらわれる所もいいです。
彼女は大の漫画好きでもあるんですよね。
漫画の事を喋る時の少女の様な澄んだ瞳でした。
すぐに逃げられましたが、会えただけでも大満足です。
コメント有難うです。
美人だもんな
テーマと異なるけど
最初の停戦交渉でロシア側はクリミアを要求し、ウクライナ側はEU即時加入を突きつけました
今回の軍事侵攻で亡くなったロシア兵が母親とSNSで
<軍事侵攻するのはつらい>
って漏らしていたそうです
大義も正義もないプーチンが仕掛けた戦争
これからどうなることやら・・・
夢で見た広瀬アリスはとても美しかった。
一方、広瀬すずの方は商売女風に見えました。
でもどっちもキレイですけど・・・
意外にもスムーズに?停戦交渉が始まりましたね。
ゼレンスキーはEU加盟の申請書にサインしたとか。戦闘が長期化した時のバックボーンが欲しいのでしょう。
今のままでは徹底抗戦がやっとで、市街戦になれば民間の死傷者は桁違いに増え、白旗をあげるしかない。
一方で、プーチンの精神状態も疑われてます。
言われる通り、プーチンによるプーチンの為の戦争ですから。
一部の頭がイカれた独裁者による戦争は、双方にとっても無駄な死が多すぎます。
無駄な血は一滴も流さない。
という視座で見ても、言われる通りシステムの戦争ですね。
でもシステムが暴発したら、多くの血が流れる。
実質アメリカが支配するSWIFTには、近い将来の話ですが、中国のCIPSやデジタル人民元で対抗するでしょう。
近世代の戦争は、こうしたデジタル上での経済制裁の応酬が核となるのでしょうか。
気が気でなりません。
だからこんな変な夢を見たんでしょうか。
今、世界中からウクライナに様々な支援が送られてます。
私も”プーチン暗殺”というプレゼントを贈りたいくらいですが、武力による侵攻というこうした原始的でやり方は、ロシア兵にも大きな影響を与えてるみたいです。
もう少しプーチンはやり手だと思ってたんですが、システムや頭脳戦というのは苦手なんですかね。