象が転んだ

たかがブロク、されどブロク

スマホで数式が打てれば、数学は日の目を浴びるのか。

2018年02月11日 14時14分09秒 | 数学のお話

あるプロのコラムに、
世界標準の数式フォントがあれば数学を正しく表現出来る。
・数式を表せると"考える"数理系SNSが広く構築出来る。
・数式を表せるとコンピュータによる複雑な関数式(数値の計算ではなくて)の自動計算が可能になる。

とあった(多少アレンジしてます)。
 全くその通りだと思う。


 掲示板で、数理的な話題で盛り上がるには、どうしても特殊な数式を使わなければいけない。しかし、現状では、非常に簡素な四則演算レヴェルの数式しか記述できない。

 三角関数や指数対数関数の基本的な数式すら、用意されてない。関数電卓では非常に充実してんのに。これだけ、科学技術が進歩してるというのに。スマホを開発した連中は、余程、数理系人種が憎いのか。数理的脳みそに乏しいのか。数理系人種を嫌がる気持ちも、判らなくもないが。
 これからは、こういった数理の脳が必要になる時代が必ず来るとは思うが。やはり、英会話の方が楽で、受けもいいのか。

 デスクトップの数式は、見え難くて、文字が細過ぎて、読むに耐えない。打つのにも一苦労する。数式に関しては、スマホの方がずっと見易い。それに、スマホのコピペの方がずっとスムーズだし、纏めて数式を入力する時は非常に重宝する。何時でも何処でも、思い付いた時に、サラッと打てる。

 ただ、数式に関するコンパイラ群が殆ど揃っちゃいない。ウィンドウズには、LaTeXというのがあるが、複雑なだけで直感的に記述できない。Wordにも数式を表現する方法があるが、使い勝手が悪過ぎる。MathNoteがあったが、今は閉鎖されてる。スマホでの数式フォントの到来を、実に期待したいのだが。

 現在、ネット上のトークでは言葉のやり取りが殆ど。言葉は感情や感傷そのものであり、哀しいかな、喧嘩腰の単調で、衰洛した主観論に終りがちかもです。結果、生産的ではない状態が起きる。最悪、言葉の暴動が頻発する。よって、無難な話題でブログは覆い尽くされる。でも、アトホームな話題は、実に心を和ませてくれるが。

 一方、数式が自在にネット上で表現出来れば、人は自然と、数理的に物を"考える"という、一つ上のランクに移行出来る筈だ。ネットワーク社会が本当の威力を発揮するのは、複雑多岐な数式が、自由自在にストレスなく、スマホでタップ出来る様になる時だと思う。

 全ての物事にはがある。なくても近似値は求める事が出来る。全く不可能とされた課題や難問も、リーマンじゃないが、複素空間に拡張する事で、解法のイメージや道筋位は掴めるはず。言葉や文章には多くの誤解やトラブルが生じるが、関数や数学の世界ではずっと少ない。それ以上に、何かを創造しようという思考の流れが生れる。

 お金の流れを作り出すには、投資が必要な様に。思考の流れにも投資は必要なのだ。肉体系の派手なオリンピックも悪くはないが、数学ワールドカップというのも悪くない。開催するに、殆どお金は掛からないし(笑)。

 日本は狭い島国で、資源も体力も武力も乏しい。知能をレヴェルアップし、知恵を幅広く使って賢く生き延びるしか、他に方法はない。もう、アメリカだって頼りにならない。中国も韓国も北朝鮮もホント怖い。

 ハンナアーレントではないが。考える事を辞めた大衆が全体悪に染まるのを、防ぐ事が出来るかも。レイクロックじゃないが、身体は動かくなくとも、考える事はできる。人類の一番の犯罪は、戦争でもテロでも核でもなく、無知なのかもしれない。無知こそが誤解や皮肉や嫉妬を生み、無駄な競争や紛争を煽り、最悪、戦争に変質させるのか。確かに、ヒトラーも東郷も無知だった様な気がする。

 言葉のやり取りだけでは、感情だけが暴走し、思考は殆ど止まったままかもだ。これだけ、科学技術が発達し、世界中の隅々にまでネットが網羅し、SNSが浸透してるのにである。

 独り山奥に篭って、飢えと闘いながら、定義や定理を導き出す時代は終りにしたい。もはや、数学は"乞食の学問"ではなく、ネットワーク上に網羅された、健全なる世界の開かれた学問であるべきだ。"数学には夢がない"と蔑視されてた頃と比べると随分とマシにはなってるが。まだまだ、誤解され揶揄され、皮肉られてる部分は多い。

 スマホで、外出先で、複雑な関数を簡単にタップする方法が確立されれば、打ち込んだ数式を即座にコンピュータが理解し、リアルタイムに計算し、トライ&エラー&トライが可能になる。
 気の遠くなる様な、複雑奇怪な関数群や幾何学の天文学的な難構造も、効率よく解析&解明出来るかも知れない。

 特に、複雑怪奇な関数は、無限和や無限積を含む無限級数等を多く扱うから、これら関数式そのものを計算する、高度なアプリが欲しい。これだけ、様々なアプリが開発されてんだから、リーマン予想計算アプリなんてあってもいい筈だ。

 今まで、何十年いや何百年掛かって、偉大なる数学者が、命を魂を奉仕し、気の遠くなる程の労力を惜しまず、手計算し、証明し、発見した関数式も、より少ない時間で解析出来る時代が来るのだろうか。

 そうすれば、膨大な計算に注ぎ込む時間を、思考する事に回せる。勿論、手計算こそが、思考を深くし、押し広げ、発想の転換を促す訳だが。やはり、効率は悪過ぎる。
 複雑怪奇で難解な関数群をコンピュータやスマホで組み合せ、扱う事で、新たな数学の世界を切り開く事は不可能なのか?

 しかし、現実には、描画とそれらを自動的に判別するための言語などの実装が、大きなハードルとなるという。数式を記述する為には、今の言語記述方式とは全く異なるインフラを一から整備する必要があるのだろう。道路を作るみたいに、単純じゃないのですな。

 長々と駄文失礼しますです。



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