フォロワーの記事「ヒットラー発言」で知ったが、橋下氏の”根拠のない”吠えまくりには、聞いてて反吐が出そうになった。
“維新の創業者”である橋下徹氏について、立憲民主党の菅直人・元首相が”弁舌の巧みさではヒトラーを思い起こす”と指摘した件で、維新代表の松井大阪市長や副代表の吉村大阪府知事が猛反発、”立憲は謝罪しろ”とがなり立ててた。
一方で橋下氏は”ヒトラーへ重ね合わす批判は国際的にご法度。こういうことを平気でやるのは京都大学の藤井聡氏のような非常識な学者・・・”と吠えまくった。
正直言って、橋下の弁舌が巧みだとは思わない。それに(ヒトラーを擁護するまでもないが)、政治家としても演説屋としてもヒトラーとは程遠い。しかし、(メディア受けを意識した)あからさまで強引過ぎる発言は、単なるナチスのパクリにも思える。
その上、”維新”というネーミングも幼稚すぎて好きになれない。
過去に、ナベツネや谷垣氏(元自民党総裁)が彼の事を橋下をヒトラーに重ね合わせ論評した(2012年)。それは彼の弁舌の巧みさではなく、単に過激で新鮮に映っただけの事だろう。
同年にも石原元東京都知事は、”ヒトラーに該当する政治家だね、橋下徹ってのは”とべた褒め?した。
橋下は、過去に自らをヒトラー呼ばわりしたこの3人に噛み付く事はなかった。しかし、菅直人には吠えた。
”安もんのヒトラー”と橋下徹
実は橋下は、自身が他者をヒトラー呼ばわりした事実がある。その相手こそが、”こういう事を平気でやる”と名指しで批判した藤井氏である。
”お前の顔の方が安もんのヒトラーだろ”と、2017年2月のツイートで藤井氏を罵っていたのだ。
つまり、橋下が吠えた”ヒトラーにたとえるのは国際的にはご法度”という言葉自体が、非常識なのである。
彼の発言を聞いてると、弁舌というよりインチキ臭いものが目立つ。”根拠がない”とか”論理的に破綻してる”とか非難されるのも当然ではある。
確かに、第二次大戦末期のヒトラーの言動は破綻し、クレイジーでもあった。しかし、労働党を立ち上げた頃の彼には明白なビジョンがあり、政治家として演説家として一流であった。少なくともそういう時期があったのは確かである。
それに対し、橋本のそれは最初からインチキに近い。若手弁護士としてお茶の間を賑わしてた頃は、客寄せパンダとしてはまあまあではあったが、政界に進出してからは「母子家庭系成り上がり」でも書いたが、何処にでもいるハッタリ系政治屋に成り下がった。
つまり、”安もんのヒトラー”とは、橋下徹の事をいうのであろうか。
彼は私と同じ母子家庭の出である。
故に、彼が言ってる事が全く理解できない訳でもない。
特に、粗雑で粗悪な母子家庭系成り上がりには、追い詰められた時に支離滅裂な(いやステバチに近い)言葉を発する悪い癖がある。
かと言って権力に弱いから、重鎮やVIPには逆らえない。事実、ナベツネや谷垣や石原には何にも言えんかった。
彼が大阪府知事や市長時代の時も、反社会的勢力にはポチ同然だったかもしれない。しかし、立場の弱い知識人にはめっぽう強い。
その上、メディアからは”モンスター”と持ち上げられ、更に時の著名人からは”ヒトラーに相当する政治家”だと褒められた。
ナチスの末期と維新の会
こうした母子家庭のバカが調子に乗らない筈がない。
子供の頃の悲惨な境遇を払拭するには、権力に甘え、数の力を頼りに調子に乗るしか他に道はない。
真面目に勉強し、汗水流して働いた所で、晩年のヒトラーになる事すら出来ない。ましてやチンピラーにすらなれない。
実は私も、そういう時期がなかった訳でもない。ただ”モンスター”になる勇気がなかっただけの事だ(勿論、そんな素養もないが)。モンスターになって、世間を上から見下ろしてみたいという気がなかったらウソである。故に、今の橋下の立ち位置が多少は羨ましくもある。
しかし、彼みたいにスラム系であったなら、橋本が目指した様なモンスターという虚像を追いかけたであろうか。
でも、私にはそれが出来なかった。上を向いて人生を歩くより、下を向いて足元を見つめ人生を歩く事を決意した。
それは”人の上に立つな、看板を掲げる商売はするな”という、死んだ父親の教えでもあったからだ。
橋下は多分、父親を知らない。
そして、父親の教えを受けないまま凶暴な大人になってしまった。どんな人生にもナビゲーターは必要だ。特に人生に迷った時は尚更である。
今の彼は人生の方向を見失い、牙を剥き出しにした”遭難者”に近い。晩年のヒトラーじゃないが、それに限りなく近い。
ナベツネも谷垣も石原も、本当は”晩年の(ヒットラー)”という言葉を添えたかったのだろうか。しかし、多くの政治家の奇悲劇を見てる彼らには、そこまでは言えなかったのかもしれない。
一方で、”なんちゃって右翼”を突っ走り続ける維新の会は、裏で自民党と繋がってるとの噂もあるが、立憲民主党を潰して野党第一党に成り上がろうとしてるのは明白でもある。
それに、今や(かつては優生思想と排他主義を掲げてきた)ナチスの末期を彷彿させる所がある。
スラム系成上がりは、追い詰められると途端に凶暴になる。そうなったら不遇な幼少の時代を想起し、吠えまくるしかない。今の橋下を見てるとそう思えてくる。
まさに、インチキというより犯罪です。
結局、彼も裏社会に操られたメディアの(寵児というより)オモチャだったんでしょうか。
今に至っては踊らされる真摯な言葉も
感じません
お若い方の 新鮮な意見を述べられる方々との交代ですよ
言い得て妙ですね。
私から見れば、単なるハッタリ屋のインチキ野郎に過ぎないんですが。
メディアに持ち上げられ、ヤケに調子漕いてます。
橋下のアゴをガツンと砕く若い人の到来を待ちたいもんです。