前回”その2”では、サーストンの野心とハミルトンの偉業について述べました。 その序盤では、ポアンカレ予想に挑んだ数学者たちを紹介しましたが、寄せられたコメントを元に少し補足します。 ペレルマンやハミルトン以外にも、ポアンカレ予想を証明したと主張した数学者がいました。 1986年、コリン・ルークとエドワルド・レゴの2人のイギリス人が予想を証明したとして世界中を大騒ぎさせます . . . 本文を読む
私も若い頃は、”夜の街”が好きだった。 怪しい商売がとても魅惑的に映った。 そして、夜の若い女はもっと好きだった。 それ以上に、繁華街のネオンを見ると全身が欲情と興奮で包み込まれたもんだ。 かつては夜の歓楽街に憑かれきった私も、30代中盤を過ぎた辺りから、そんな”夜の街”を冷めた目で見るようになった。 40代になると、”夜の女&rdqu . . . 本文を読む
田舎では、葬儀をすると一週間くらいはお祭り騒ぎになる。自宅には野次馬を含め、様々な脊椎反射系親父が、酒や食事目当てでやってくる。お陰で、財産が葬儀でなくなるっていう笑うに笑えない話がある。 うちの田舎もそれに近いものがある。 仮通夜に本通夜、そして本葬式。まず3日間は葬儀で缶詰にさせられた記憶がある。それに1週間後には初7日が待ってる。 つまり、1週間は人の不幸をネタにして、呑んで食っての大騒ぎ . . . 本文を読む
日本とアメリカの違いと言えば、気質や風土や民族性や国土の大きさの違いもあるが、勿論豊かさや自由の次元の違いもある。 しかし一番の違いは、”暗記”型人種と”思考”型人種の違いではないだろうか。 これは教育の面で見れば明らかな様に、日本の算数教育は単なる暗記に過ぎないし、アメリカの数学教育は思考をより重視する。 公式という”型” . . . 本文を読む
北欧サスペンスが大好きな私は、こういった絶妙で奇抜な駆け引きを描く作品には、つい感情移入してしまう。 ハリウッドみたいな陳腐なド派手さはないが、実に渋く、北欧ミステリーとしては玄人好みに仕上がってる。 先日紹介した「ロックダウン〜非常事態」とは異なり、高評価だがイマイチ平坦すぎた。しかし、貴方にはこの最後の賭けがどう映ったか? 妻を亡くし、一人娘レアの家族も顧みず、美術商一筋に生きてきた老オラヴ . . . 本文を読む
先日投稿した”ポアンカレ予想の悲劇”ですが、1話だけで終えようとも思いました。 しかし、寄せられたコメントの多くが充実してて、そこに「ポアンカレ予想」(ジョージ・G・スピーロ著)の内容があまりにも素晴らしく、コメントとこの著書を元に、”ポアンカレ予想の奇悲劇”の続編を描きたいと思います。 描くというのも、できるだけ数式を使わず、スケッチする様に紹介 . . . 本文を読む
前回”その41”では、ダーレムが軟禁?されてるホテルカリフォルニアへ向かう家族の描写でしたが、今回は”疑惑の人”Drドレフュスを匿う為に、シカゴのホテルで待機するマーロウに視点が変わります。会話が主で、なかなか展開が前に進みませんが、ご勘弁をです。 以降の展開は、この2つの世界を行き来するので、少し注意が必要です。 因みに、前々回”その . . . 本文を読む
11月11日以来の「鏡張り部屋」ですが、前回までの大まかな流れは、”その40”(要CLICK)の冒頭を参照です。 前回”その40”では、探偵マーロウとその親友ダルデスの会話を中心に進めました。 果たして、ダーレムとその愛人のレオニーの命を救ったドレフュス医師が、マーロウとダルデスが思う様な”疑惑の医師”なのか?それとも単なる . . . 本文を読む
安倍元首相の政治手腕を殆ど評価しない私だが、コロナ対策だけに限って言えば、安倍をそこそこは評価している。 事実、数字がそれを証明している。 管新政権が発足した日(9/16)の新規感染者数は、551人。安倍前内閣時の最高が8/4の1604人。長期過ぎた安倍政権で、唯一の功績であった”80%削減”で沈静化した筈のコロナ渦だったが、7/22に始まった”GoTo&rd . . . 本文を読む
どうも私は日本古来の”お返し”の文化には水が合わないようだ。 ”たかがブログ、その14”でも書いたが、やはり、義理で”イイね”を押すのは苦痛以外の何ものでもないし、ストレスが貯まる。最悪、ブログを書くのが厭になる。 それでも投稿する度に、”イイね”を押してくれるフォロワーには頭が下がるし、多少の励みに . . . 本文を読む