麗香茶課でも講師としてお世話になっている岩間眞知子先生が
『明代二大茶書 張源「茶録」・許次紓「茶疏」全訳注』を昨年8月に上梓されました。
この本の出版までに先生と共に茶書を読んでこられた「中国茶書を読む会」「茶書を読む会」の代表の方々との共催で
7月31日(水)に横浜中華街「金香楼」にて、岩間先生の講演会と食事会を開催いたしました。
前半は岩間先生に「中国茶書と日本~明代の茶書を中心に」のテーマで講演いただき、
後半は歓談しながら金香楼のランチを楽しんでいただきました。
会場では茶葉の持ち込み許可をもらい、
講演中は景徳鎮の浮梁緑茶、食事中は梅子寨普洱熟散茶を。
茶葉は「茶書を読む会」にもご参加された青蛾茶房さんにご提供いただきました。
淹れ手は6名のお客さまにお願いし、各テーブルで美味しく淹れていただきました。
岩間先生のお話は時間が足りなくなるほど熱の入ったものでした。
資料も丁寧にご用意頂き、ご準備にも時間をかけてくださり、感謝に堪えません。
金香楼の会場は十分な広さがあり、料理もサービスも良かったです。
当日は50名超の方々にお集まり頂き、盛況となりました。
至らなかった点はどうぞお許しください。
ご参加ありがとうございました。
中国茶書の面白さというのは現代の中国茶の楽しみ方に通じるところがあると感じます。
先生の講座の最後の締めくくりがとても印象的でした。
「茶書の在り方も、茶そのものを中心として、いかに茶の美味しさを引き出すのかを説く中国と、
茶を仲立ちにしながらも人と交わる一座建立、一期一会の茶会の在り方を説く日本の茶書との違い、
それぞれの良さ、感性の違いも興味深い。」
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