厳寒の折、お健やかに新年を迎えられたことと存じます。
ウィズコロナの状況はまだ続いておりますが、
茶課では、昨年夏より、直接参加型の講座再開しております。
今年も、できる限りの感染予防対策を取りながら、
講座を開催していきたいと思っておりますので、
どうぞ宜しくお願い致します。
2023年初の企画は、昨夏「茶樹は山の上」を出版されました、
井上菜津子先生による記念講座です。
~井上菜津子先生「茶樹は山の上」出版記念講座のご案内~
井上先生といえば、2009年に出版された「一年365日、プ―アール三昧」を読まれて、
プ―アール茶にご興味をお持ちになられた方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
昨年、13年の時を経て新たな本を刊行されたのは、
「私自身がスタートだと思い、もう一度、基本的な資料を纏めて、皆さまとプ―アール茶を考えてみたい」
と思われてのことだそうです。
今回、麗香茶課では、出版を記念いたしまして、
今、先生が一番関心を持たれて研究を続けていらっしゃる二つのテーマについてお話いただきながら、
今はもう入手が困難な稀少なお茶をお出し頂くという、なんとも贅沢な会を開催させて頂くことになりました。
しかも、今回、先生のご厚意により、
それぞれの回に貴重な「お土産茶葉」も付けて頂けるとのこと。
私たちにとっても、「もう一度、プ―アール茶について考える」機会となるのではと思います。
皆さまのご参加をお待ちしております。
なお、ご著書をまだお持ちでない皆さまには、当日販売も可能です。
●テーマ:
1.「近代プ―アール茶の成立と現在」 :
代表的な国営三茶廠のお茶をお飲み頂きます。
ご参加の皆さまには、お土産として「2003年国営孟海茶廠で作られた大益7542」7g一回分をお持ち帰り頂きます。
2.「茶と人間の出会いはヤオ族から始まった」
ミャンマーのお茶、陳年の碁石茶など、普段はなかなかお飲み頂けない三種類のお茶をお飲み頂きます。
ご参加の皆さまには、お土産として「2015年ミャンマー果敢茶」と宮崎茶房の「やまなみ」各20gずつをお持ち帰り頂きます。
(井上先生よりメッセージ)
中国全土に存在する古茶樹の90%以上が雲南省にあると言われます。
西双版納と呼ばれ、中国だけではなく接しているミャンマー、ラオス、ベトナム、タイの一部も含まれた山岳地帯は常に茶の歴史に重要な役目を果たしています。
ミャンマーヤオ族に始まった茶と人間の出会いは様々な地域と人間によって、ある時は同じ発展を、ある時は全く違う方向を向いて、茶は世界中に広がって行きました。
今回は、
1.ヤオ族から日本に伝わったと言われる山茶を中心とした庶民の茶の歴史、輸出の為に消えてしまった山茶と現代の日本の茶
2.中国雲南省で清朝宮廷人に愛され、1950年代以降に完成されたプーアール茶と2007年以降のブームがもたらした現在の状況
についてお話し、西双版納と日本について考えて見ようと思います。
●開催日時とテーマ:
2月27日(月)、28日(火)2日間に渡る開催となりますが、27日、28日は同じ内容となります。
◆2月27日(月)
①午前の部: 10 時 30 分〜12 時 30 分
テーマ「近代プ―アール茶の成立と現在」
②午後の部:14 時 30 分〜16 時 30 分
テーマ:「茶と人間の出会いはヤオ族から始まった」
◆2月28日(火)
③午前の部:10 時 30 分〜12 時 30 分
テーマ:「近代プ―アール茶の成立と現在」
④午後の部:14 時 30 分〜16 時 30 分
テーマ:「茶と人間の出会いはヤオ族から始まった」
●募集人数:各回 10名
●参加費:各回 6,000円
午前・午後連続ご参加で10,000円
★両日共、午前の部と午後の部の間、13時~14時には中華街にて、「お祝いランチ会」を企画したいと思います。
参加費は1,500円前後を予定しております。
お申込みの際、ご参加の有無をご連絡ください。
●場所:中国茶文化空間・香流 http://xiang-liu.com/
みなとみらい線・元町中華街駅1出口より徒歩1分
●講師紹介:井上菜津子(いのうえ・なつこ)先生
中国茶サロン「茶壷天堂」https://www.facebook.com/chahuu.tendo/ 主宰。
成城大学国文科卒。
(財)日本近代文学館勤務を経て、編集者として1981年、中国華南(天竜寺)へ旅行、以後、香港にて中国茶を学ぶ。
80年代末、香港西武百貨店で骨董の店をプロデュースし、プ―アール茶に出会う。
90年代より「茶壷天堂」を主宰し、中国茶器中心のコーディネーターを務める。
著書に「1年365日、プ―アール三昧」(2009年9月)、プ―アール茶の教科書「茶樹は山の上」(2022年8月)がある。
現在は自宅にて、プ―アール茶講座、茶会等開催。
■お申込み方法:
ご希望の回(ナンバー)を明記の上、lixiangchake@gmail.com 宛、メールにてお申し込みください。
先着順にて予約を承ります。
確認のメールは2月5日(日)より順次お送りさせていただきます。
準備の都合上、できる限りキャンセルはご遠慮いただきたく存じますが、やむを得ない場合は1週間前までにご連絡ください。
それ以降のキャンセルはキャンセル料半額を申し受けますことをご了承ください。 皆さまのご参加をお待ち申し上げております。
(企画・主催)
麗香茶課:富田直美・加藤多都子
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