春の天気は行ったり来たり。
風も冷たかったり、暖かかったり。
この季節、庭の掃除や雑草取りがひと苦労なのですが
天気のいい日はカメたちと一緒に外に出て、いそいそと庭の手入れをしています。
今年はずっと家にいるので、かえって例年よりも日焼けしてしまうかもしれません。
草花に触れていると、台湾のとある茶人を思い出します。
石碇で生態茶園を営む高定石氏。
完全無農薬有機栽培でブランド茶の定美(白毫烏龍茶)、紅玟(紅茶)、萬秀(包種茶)などを作っていらっしゃいます。
2009年に茶園を見学させていただいてからのお付き合い。
最近は私の手の届かない価格になってしまったので、
アポイントを取ってお会いする機会はほとんどなくなってしまいました。
去年の秋、京都で高さんの茶会があるというので、行く予定にしていましたが、
あいにくの台風直撃で断念せざるを得ませんでした。
家の茶棚を探っていたら、少しだけ残っていた高さんのお茶を発見。
定石野茶 定美 2013年冬
2013年12月に台北に行ったときに購入したもの。
(ブログ記事はこちら→☆)
高さんのお茶は優しい。
口に含むと自然の恵みを感じる。
7年を経て、甘い美味しい水のよう。
もう、多分、高さんのお茶は手に入れることはできないけれど、
目を閉じれば、石碇の山の上の、樹々と草と虫が共存する茶畑で深呼吸をしたあの日の風景が蘇ってきます。
高さんのお茶を最初にいただいた時の感動も昨日のことのように覚えています。
美味しい記憶は一生の宝物ですね。
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