雅行の酒と絵画の日々

日々の暮らしを「はがき絵」と「五行の文章」で綴る。

夜になる

2010-06-02 10:32:52 | 小説

「朝日のようにさわやかに」恩田陸著の短編「あなたと夜と音楽と」の中に、”夜の帳が降りる時”

「帳って言葉、もう死語かも知れませんね。帳って分かる?ミナちゃん?」とある。ミナちゃんの返事。

「分かりますよー、あたしが子供の頃、まだおばあちゃんち、蚊帳吊って寝てたもん。…」と答える。

「帳」とは、垂れ絹。意味合いは『夜になる』。夜になって暗くなる様を、垂れ絹が下りた事に例えた。

「たそがれ時」とは、「誰そ彼」って字を当てるとか…!「おぼろげにしか分からない時間帯」!?

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