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「夏かぜ」流行 ヘルパンギーナ・手足口病・プール熱とは?

2010年07月16日 | 微生物・ウイルス
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 夏かぜとは何か?
 夏かぜが流行している。夏かぜの種類としては、「ヘルパンギーナ」、「手足口病」、「プール熱」などが挙げられる。夏かぜとは何だろうか?

 かぜの80~90パーセントはウイルスの感染が原因で起こる。そのウイルスの数は200種類以上あるといわれている。多くのウイルスは寒くて乾燥した環境を好むため、「冬のかぜ」として流行するが、なかには暑くて湿度が高い夏の環境を好むウイルスもいる。それが「夏かぜ」の原因とされる、エンテロウイルス(コクサッキーウイルス、エコーウイルスなど)やアデノウイルスで、胃腸障害を伴うことが多い。

 一方、のど、鼻の症状や発熱を伴うことの多い冬のかぜは、RSウイルス、コロナウイルスやインフルエンザウイルスなどが原因で起こる。また、春や秋にはライノウイルスが原因で起こるケースが多い。
 

 夏かぜは、冬のかぜ同様に免疫力の低下した体にウィルスが浸入し感染する。特に乳幼児から小学生を中心とした年代に、梅雨の半から流行し始め、7月に入ると毎年ピークを迎える。

 夏風邪のウィルスの特徴としては、高温多湿を好み、消化器系統で増殖する。主な症状としては発熱、口内の痛み、食欲不振、嘔吐、目の充血などがある。

 睡眠、食事をしっかりとり、適度な運動で体力をつけることが大事。また、手洗いうがいなど、基本的な生活習慣が大事だ。

 ヘルパンギーナ、警報レベル超える
 神奈川県は7月8日、乳幼児を中心に発熱やのどの発疹を伴うウイルス感染症「ヘルパンギーナ」について、県内の定点当たりの発生が6月28日~7月4日の週に6.55人となり、警報レベルの6人を超えたと発表した。県内のヘルパンギーナの流行が警報レベルを超えたのは2007年7月以来約3年ぶりとなる。

 県によると、ヘルパンギーナは初夏から秋に流行する。口などからウイルスが入り込んで感染し、高熱やのどの痛みといった症状が出る。うがいや手洗いが予防策になる。夏は咽頭(いんとう)結膜熱(プール熱)や手足口病などの感染症も流行するため、県は注意を呼びかけている。(毎日新聞 2010年7月8日)

 手足口病、猛威 
 また、西日本では手足口病が流行している。大分県では小学校低学年までが感染する「手足口病」が、6月21~27日の感染者数は1定点医療機関あたり9.67と全国平均(2.56)の4倍近く。ここ10年で最も流行した2001年(最高25.67)に次いでいる。県健康対策課は「まれに合併症で重篤化するので、発症すればすぐ病院へ」と呼び掛けている。

 手足口病は、口の中や手のひら、足底など四肢末端に2~3ミリの水疱(すいほう)が発生。口の中が痛くて食事ができなくなる。普通は数日で治るが、脳に影響を与えたり、髄膜炎や心筋炎を起こすこともあるという。腸で増殖するウイルスが原因で、夏場に飛沫(ひまつ)、接触、経口感染しやすい。(毎日新聞 2010年7月3日)

 ヘルパンギーナとは?
 ヘルパンギーナは、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性発疹を特徴とし、夏期に流行する小児の急性ウイルス性咽頭炎であり、いわゆる夏かぜの代表的疾患である。その大多数はエンテロウイルス属、流行性のものは特にA群コクサッキーウイルスの感染によるものである。

 2~4 日の潜伏期を経過し、突然の発熱に続いて咽頭粘膜の発赤が顕著となり、口腔内、主として軟口蓋から口蓋弓にかけての部位に直径1~2mm 、場合により大きいものでは5mmほどの紅暈で囲まれた小水疱が出現する。小水疱はやがて破れ、浅い潰瘍を形成し、疼痛を伴う。(IDWR)

 手足口病とは?
 手足口病(てあしくちびょう、英Hand-Foot-Mouth disease、略称HFMD)は、ピコルナウイルス科のエンテロウイルスの一種が原因となっておこるウイルス性疾患である。病名は手のひら、足の裏、口内に水疱が発生することに由来する(後述参考)。

原因となるウイルスに、コクサッキーウイルスA16やエンテロウイルス71などが挙げられる。本症は中等度の感染力があり、粘液や外気からの直接感染または感染者の糞便により伝染する。(Wikipedia)

 プール熱とは?
 プール熱とは咽頭結膜熱のことで、アデノウイルスによる感染症である。プールの水を媒介として感染しやすいことから「プール熱」や咽頭結膜炎ともいわれる。感染後4~5日間の潜伏期間を経て、突然、38~40℃の高熱が4日~1週間続く。また喉の腫れと結膜炎を伴う。

 喉の腫れがひどい場合は扁桃腺炎になることもある。結膜炎を伴う場合は、目が真っ赤に充血する。発熱、結膜炎、喉の腫れの3つの症状は、必ずしも同時に現れないことが多いので、注意すること。3日間以上続く38℃以上の発熱があれば、プール熱を疑い、内科に診てもらったほうが良い。(Wikipedia) 

 

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