米国でシェール革命進行中
あいかわらず、エネルギー不足の日本であるが、世界のエネルギー事情はどうなっているのだろうか?現在、アメリカに起きているシェール革命により、世界のエネルギー事情が大きく変わりつつある。
1月7日のNHKのクローズアップ現代では、「エネルギー大変革 ~岐路に立つ日本の資源戦略~」として、エネルギーをめぐる世界の情勢をわかりやすく解説していた。以下はその抜粋である。
アメリカのオバマ大統領は、「我々の足元には、100年分のガスが眠っている。いずれはエネルギーの輸入量を半分にでき、天然ガスだけで60万人を雇用できる。」 と言った。これまで、世界最大のエネルギー輸入国だったアメリカが、2020年ごろには一転して資源大国に躍り出る。それがシェール革命とまでいわれる、ゆえんだ。
シェール革命を可能にしたのは、全く新しい2つの掘削技術である。従来の掘削は、地中で液体の形でたまった石油などをまっすぐに、くみ上げる単純な方法だった。しかし、シェール層の掘削はより深い地層に広範囲に眠る膨大な石油や天然ガスがターゲットである。まず、ドリルで地中を数千メートル掘り、シェール層に到達すると、今度は水平に掘り進める。
続いて、掘った横穴に化学物質を混ぜた大量の水を注入し、高い水圧で亀裂を作る。こうしてシェール層に閉じ込められていた石油や天然ガスを吸い上げるのである。掘削を支えるのは、高度なコンピューターテクノロジー。地中の構造を3次元で解析することで、シェール層の中を正確に掘り進められるようになったのである。
シェール層は、アメリカのほぼ全域に広がり、そこに埋蔵されている石油や天然ガスは、ゆうに100年分を超えるといわれている。年々減少を続けていたアメリカの石油や天然ガスの生産量は、シェールによって増加に転じさらに増え続けると見られている。(NHK)
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参考HP NHKクローズアップ現代:エネルギー大変革~岐路に立つ日本の資源戦略~
日経 資源・食料・エネルギー地図 | |
クリエーター情報なし | |
日本経済新聞出版社 |
シェールガス革命で世界は激変する | |
クリエーター情報なし | |
東洋経済新報社 |