間脳の視床、視床下部、前頭葉との連絡部分
1945年のノーベル生理学・医学賞の受賞はそれまで知られていなかった、脳の働きに関する研究について贈られた。一つはヴァルター・ヘスの間脳のはたらきに関する研究。もう一つは、エガス・モニスの精神病治療に関する研究である。
モニスの精神病治療法は前頭葉と間脳視床部との連絡を絶つ「ロボトミー手術」と呼ばれ、今日では問題になっている。
ロボトミー被害者の家族による組織は、ノーベル賞からモニスを除外するよう働きかける運動を続けている。現在、ノーベル賞公式ウェブサイト上のモニスのページには、受賞理由として「その当時、(ロボトミーは)代替のない治療方法だった」ことなどが理由として掲げられている。
ノーベル財団は、ノーベル賞受賞歴の中からモニスを外すことは不可能であるとして、被害者からの要求を拒否している。「取り消される可能性はありません。絶対に無理でしょう。ノーベル財団ではそもそもそうした抗議に対応する用意さえありません。」ノーベル賞は必ずしも正しいとは限らないのだ。
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参考 ノーベル賞受賞者業績辞典:日外アソシエーツ Wikipedia:エガス・モニス ヴァルター・ヘス
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