大量絶滅の時代の新種発見
生命はその歴史の中で、5回に及ぶ大きな絶滅を経てきた。その中で、地球上に発生した生物の90%~99%が絶滅したといわれている。その種数は、50億種から500億種にものぼると推定されている。それでも、化石時代(一万年以上前)までは、絶滅する種数は、平均すると1年あたり100万種につき1種の割合であった。
しかし現在は、より早いスピードで、生物の絶滅が起きていると考えられている。一例をあげると、生物種の50%~90%が生存するといわれる熱帯雨林(地上の面積の約7%)では、森林の消失に伴い、一日あたり74種もの生物が絶滅しているとされている。(E・O・ウィルソン「生命の多様性」1992年)
ここでいう絶滅種の多くは、発見され、種として記載されることなく、未知のまま絶滅してゆく種が数多く含まれている。現代はまさに、人間が知ることなく、自らの手で多くの種を滅ぼしてしまう、6回目の「大量絶滅」といえる。
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参考 National Geographic news: イヌ属で150年ぶりの新種見つかる
新種の冒険 びっくり生きもの100種の図鑑 | |
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「もしも?」の図鑑 絶滅危惧種 救出裁判ファイル (「もしも?」の図鑑) | |
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