アホウドリの小笠原移住計画
アホウドリというと羽毛目的の乱獲のため、絶滅の危機に瀕している鳥である。北太平洋に分布。夏季はベーリング海やアラスカ湾、アリューシャン列島周辺で暮らし、冬季になると繁殖のため日本近海への渡りをおこない南下する。
日本では現在伊豆鳥島と尖閣諸島のみで繁殖しているアホウドリだが、歴史的には非常に大きな個体数が北西太平洋の島々に広く繁殖分布していた。それが、明治時代以降、羽毛採取を目的とした濫獲によって次第に分布を狭め、最後の繁殖地とされた伊豆鳥島でも1949年には絶滅したとされた。その後、1951年になって鳥島で再発見され、1971年には尖閣諸島南小島でも少数の生息が確認された。
伊豆鳥島では東邦大学の長谷川博の発案のもと、1992年から環境省の委託で山階鳥研がデコイによる新繁殖地の形成を行ってきた。2005年1月には鳥島初寝崎の新繁殖地で4羽の雛が孵化し、従来の燕崎繁殖地とは別に新たな繁殖地が島内にできることが確実になった。伊豆鳥島と尖閣諸島という現在の2つの繁殖地のうち、鳥島のほうがずっと大きく、長谷川の推定によれば2004年5月には、約1655個体の生息が確認された。
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参考 National Geographic news:世界最高齢アホウドリ、66歳でヒナかえす
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