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”スタチン”発見の遠藤章氏がラスカー賞に続き、「ガードナー国際賞」受賞!次はノーベル賞に期待

2017年04月15日 | サイエンスジャーナル

 スタチン発見の遠藤氏がガードナー国際賞受賞

 生物医学の研究で重要な発見をした研究者に贈られるガードナー国際賞の今年の受賞者にコレステロール値を下げる薬の開発につながった物質「スタチン」を発見した遠藤章(えんどう あきら)東京農工大学特別栄誉教授(83)が選ばれた。

 遠藤 章氏は、日本の生化学者、応用微生物学者。東北大学農学博士である。1957年東北大学農学部を卒業し三共株式会社入社。三共株式会社研究所室長、東京農工大学農学部教授を経て、1997年東京農工大学名誉教授、株式会社バイオファーム研究所代表取締役所長。東北大学特任教授、金沢大学客員教授、早稲田大学特命教授一橋大学イノベーション研究センター客員教授、東京農工大学特別栄誉教授。

 2008年9月にラスカー賞を受賞している。今回受賞の対象となったのは、コレステロール低下薬「スタチン」の発見である。当時、会見した遠藤博士は「人への効果の道筋をつけるまで山あり谷ありで、途中で断念しようと思った。権威ある賞をいただき、最高の栄誉だ」と語っているが、この「スタチン」の効果が認められるまでには長い年月を要した。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/ 

参考 NHK news: 世界的な医学賞 ガードナー国際賞の遠藤章さん

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iPS細胞いよいよ実用段階へ!世界で初めて「他家移植」に成功!「加齢黄斑変性」に他人iPSから網膜組織を移植

2017年04月15日 | サイエンスジャーナル

 iPS細胞いよいよ実用段階へ

 iPS細胞というと、神経や心筋、肝臓など体のさまざまな組織になる能力を持つ細胞。皮膚や血液の細胞に数種類の遺伝子を送り込み、受精卵のような状態に「初期化」して作る。山中伸弥京都大教授が2006年にマウス、2007年に人で開発に成功し、2012年にノーベル医学生理学賞を受賞した。難病患者の細胞を再現して新薬開発に活用するほか、目的の細胞に変えて移植する再生医療への応用が期待されている。iPS細胞は人工多能性幹細胞の英語の略称。

 2017年1月には、iPS細胞から作った目の網膜の組織を網膜が病気のマウスに移植し、目で光を感じ取れるようにすることに理化学研究所のグループが世界で初めて成功した。「網膜色素変性症」は3000人に1人がかかり、失明の原因にもなる難病で、この病気で視野の真ん中しか見えなくなったような患者でも、iPS細胞の移植によって視野が開けるように研究を進めている。

 今回、他人に移植しても拒絶反応が起きにくい特殊な iPS細胞を使って、重い目の病気の患者を治療する「他家移植」と呼ばれるタイプの世界初の手術を、理化学研究所などのチームが3月28日実施した。

続きはこちら → http://sciencejournal.livedoor.biz/ 

参考 NHK news: iPS細胞で「他家移植」世界初の手術に成功

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