野生鳥獣による被害の概況
野生鳥獣による被害が深刻だ。 野生鳥獣による農作物被害額は、平成21年度以降は200億円を上回っている状況。被害のうち、全体の7割がシカ、イノシシ、サルによるもの。特に、シカ、イノシシの被害の増加が顕著で、平成26年度に成立した改正鳥獣保護法によりシカの捕獲目標が約倍となった。
さらに、鳥獣被害は営農意欲の減退、耕作放棄地の増加等をもたらし、被害額として数字に現れる以上に農山漁村に深刻な影響。 鳥獣被害が深刻化している要因としては、鳥獣の生息域の拡大、狩猟による捕獲圧の低下、耕作放棄地の増加等が考えられる。
森林被害面積は、近年約5~7千haで推移。213億円森林被害(平成21年度は約6.1千ha) シカ、カモシカ等による幼齢木の食害、シカ、クマ等による樹皮剥ぎ被害などが多く、シカによる被害が全体の約7割を占める。
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参考 産経新聞: 獣害対策の切り札は「オオカミ」絶滅種の復活を本気で目指す団体
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オオカミが日本を救う!: 生態系での役割と復活の必要性 |
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ジビエを食べれば「害獣」は減るのか―野生動物問題を解くヒント |
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