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自然科学大好き!「自然」は地球、宇宙、人、社会、宗教...あらゆるものを含みます.さあ、あらゆる不思議を探検しよう!

小惑星「アポフィス」2029年の衝突はなし!問題は増え続ける「スペースデブリ」?

2013年01月16日 | テクノロジー

 小惑星アポフィス2029年の衝突はなし
 2004年6月の発見当時「2029年の最接近時に地球と衝突する確率は2.7%」といわれ話題となった小惑星「アポフィス」が1月9日、地球から1,450万キロメートルの地点を通り過ぎた。これを観測した欧州宇宙機関(ESA)と米航空宇宙局(NASA)によれば、2029年の衝突はなくなったが、再びアポフィスが戻って来る2036年の地球との衝突の可能性については両機関の間で見解が分かれている。

 欧州宇宙機関は同日、地球から150万キロメートル離れた宇宙空間に置いた「ハーシェル宇宙望遠鏡」による観測結果を発表した。それによると、アポフィスの直径は、これまで考えられていた270メートル(誤差±60メートル)よりも大きく、325メートル(同±15メートル)だった。「直径が20%大きいと、体積あるいは質量は75%増えることになる」とドイツのマックス・プランク宇宙物理学研究所のトーマス・ミューラー(Thomas Müller)氏。さらに、アポフィスの反射率も従来の0.33から0.23に修正された。これは浴びた太陽光の23%を小惑星が反射するもので、残りは吸収されて小惑星を加熱する。

 これにより懸念されるのは、加熱・冷却の繰り返しによってアポフィスの軌道が変化してくること(ヤルコフスキー効果)だ。2029年の地球衝突は免れたが、その時(4月13日)は地球から3万5,786キロメートル上空の静止軌道(静止衛星が投入されている軌道)よりも近い距離をアポフィスは通過する。2029年の地球接近でアポフィスの軌道が大きく変わる可能性があり、次の2036年にどれだけ地球に接近するか不明だという。

 一方、NASAは翌日(10日)すかざす、アポフィスの2036年の地球衝突を否定する発表を行った。ジェット推進研究所(JPL)のダン・イェーマンズ(Don Yeomans)氏は、NASAが運用するマグダレナ・リッジ観測施設やゴールド・太陽システム・レーダーなどによる最新の観測データであることを強調した上で、「アポフィスによる2036年の地球衝突の確率は100万分の1よりも小さい。これは、衝突はないと言い切れるものだ」と述べた。

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/ 

参考HP サイエンスポータル:小惑星アポフィス地球衝突の可能性  Wikipedia:地球近傍天体 

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「爆弾低気圧」で太平洋側大荒れ!ディズーニーランドでは雪の成人式

2013年01月14日 | 地学

 雪の成人式、ミッキーマウスが門出祝福
 2013年1月14日の成人式の日。あいにくの大雪になった。新成人は122万人。やはり人口は減少傾向にあり、昨年に続き3年連続で総人口に占める割合が1%を割り込むことが確認されている。また、もっとも多かった昭和45年(1970年)の246万人に対し、半数を2年連続で下回ったことになる。

 この日、千葉県浦安市では東京ディズニーランドで、毎年恒例となっている同市主催の成人式が開かれた。TDLでの開催は今年で12回目。新成人約1200人が参加した。 雨や雪が降る天候の中、ミッキーマウスやミニーマウスなどの人気キャラクターが新成人の門出を祝福。セレモニーでミッキーマウスらが音楽に合わせて軽快なダンスを披露すると、大きな拍手と歓声が上がり、晴れ着姿の新成人たちは盛んにカメラのシャッターを切った。

 松崎秀樹市長は「大変な時代だが、仲間と手を取り合って日本を変えてほしい」とあいさつ。 参加した大学2年の広田武さん(20)は「(成人するまで)本当にあっという間で、まだまだ実感がありません」と苦笑い。「将来のことはまだ分からないが、自分の意志を持って行動できる大人になりたい」と抱負を語った。(産経news 2013.1.14)

 私が成人したときは、まだ右も左もわからなかった。ようやく今は、国を繁栄させるために何かをせねばと思っている。ぜひ若い人達も、社会に貢献できる何かを身につけて欲しい。さて、今日の大雪、横浜や東京では初雪となった。これは「爆弾低気圧」によるものだそうだが、爆弾低気圧とはなんだろう?

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/ 

参考HP Wikipedia:爆弾低気圧 tenki.jp:関東雪が止んでも油断なく

最新気象百科
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気象予報士試験第1回~第20回 テーマ別実技試験解答と解説〈3〉温帯低気圧3/台風
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奇跡!深海の超巨大イカに遭遇、10年捜索、ついに世界初撮影に成功!

2013年01月13日 | 動物

 奇跡!深海の超巨大イカに遭遇!
 「ダイオウイカの撮影を開始した…」船上の誰もが耳を疑った。「今、ダイオウイカが撮れたと聞こえましたが…?」とおそるおそるスタッフが無線で聞いてみる。「ダイオウイカに遭遇し、撮影しました…」落ち着いた様子で窪寺さんは答えた。専門家の窪寺さんが言うのだから間違いはない。

 2012年7月10日、小笠原・父島の東15キロの沖合、630mの所で、人類が世界で初めてダイオウイカの生態を撮影した瞬間だった。小笠原諸島の海域で10年にわたって、仲間達が挑戦し続けた結果、奇跡が起きた。いや、奇跡を起こしたのだ。

 NHKは10年にわたる調査の最終段階として、国立科学博物館などと共に有人潜水艇「トライトン」を用いた調査・撮影の準備を進め、昨年夏に小笠原諸島の海域で潜水回数100回、潜水時間400時間以上におよぶ潜航を行い、ついに父島東沖の深海でダイオウイカに遭遇、世界初の撮影に成功したのだ。

 「トライトン」が浮上してきた。水中無線の会話を聞きつけ、甲板には仲間が集まってきた。潜水艇が海中から船上に引き上げられる。ハッチが開かれる。そこかしこから拍手が起こった…。潜水艇から顔を出した窪寺さんは、ガッツポーズで応えた。

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/

参考HP Wikipedia:ダイオウイカ NHK:幻の深海巨大生物 世界初撮影!深海の超巨大イカ!

絶滅したふしぎな巨大生物
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ミドリムシは、スーパーヒーロー?食料・燃料・飼料の次はバイオプラスチックに変身!

2013年01月12日 | テクノロジー

 ミドリムシ原料のプラスチック
 ミドリムシ(ユーグレナ)はわずか体長約0.1ミリ、水田などどこにでもすむ。緑色の動物という、その姿が話題になるが、注目すべきはその光合成能力である。CO2の吸収能力は、熱帯雨林の数十倍にも達する。

 ミドリムシは、食べてもすごい。豊富なビタミンやミネラル、アミノ酸、そしてDHA、EPAなど、人間が生活するのに必要なカロリー以外の栄養が全てがそろう成分を持つ。さらに、ミドリムシなどの藻類は、細胞内に脂質が多く、細胞を壊して化学処理すれば良質なバイオディーゼル燃料にもなる。

 さらに、バイオ燃料の原料となる油脂分を抽出した後の残渣を利用した飼料も高い栄養価を備えており、養殖魚への飼料としても、長年研究されており、不飽和脂肪酸であるDHAを含有していて、マダイやヒラメの稚魚、仔魚に与えることで、生存能力、活力を向上させるというデータが論文から得られている。

 そして、今回、ミドリムシからの抽出成分を主原料とした「微細藻バイオプラスチック」が開発された。従来のバイオプラスチックや石油樹脂などに劣らない耐熱性と熱可塑性をもつという。開発したのは、産業総合研究所、NEC、宮崎大学の研究チーム。どのようなプラスチックなのだろうか?

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/ 

参考HP 科学技術振興機構:ミドリムシを主原料とするバイオプラスチック アイラブサイエンス:ミドリムシは救世主?食料、バイオ燃料、飼料に

がん、放射能から守る!ミドリムシとフコイダン―サバイバル時代を生き抜く次世代食品
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僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。―東大発バイオベンチャー「ユーグレナ」のとてつもない挑戦
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太陽光・熱を簡単に回収し、効率よく発電!フレネルレンズとロータリー熱エンジン

2013年01月12日 | テクノロジー

 太陽光の熱を朝日から夕陽まで回収し効率よく発電
 環境に負荷をかけない再生可能エネルギーが注目されている。しかし、風力発電やソーラーパネル発電にも課題がある。最大の課題は必要な時に必要な電力を供給できるかどうか。どちらも天候の成り行き次第という不安定さを抱えている。安定した供給を可能とするための蓄電装置も開発が進んでいるが、まだまだ高価。また、ソーラーパネルの材料には重金属が使われているため、廃棄が難しいという問題もある。

 こうした問題を一挙に解決するため、太陽光熱を利用する発電・熱供給システムを理研の研究者が考案した。仕組みはいたってシンプル。太陽光の熱を効率良く集め、タンクの水を温めて蓄熱し、必要な時にこの熱を取り出して発電と給湯を行うというもの。

 太陽が出ている時は、朝日から夕陽までどの角度からの太陽光も回収できるよう、同心円状に刻んだ溝で集光するパネル型のフレネルレンズを立方体状に組み合わせ、内部に設置した逆T字型の熱交換器に熱が集まるようにした。こうして集まった熱を蓄熱タンクの水に伝え、蓄熱。電気が必要な時は、この熱(お湯)を「ロータリー熱エンジン」という発電機に供給し、熱媒体を気化させてエンジンを回し発電する。もちろん給湯も可能だ。

 これまでの太陽熱発電は、ソーラーパネルで1日中太陽を追尾する必要。そのため、装置とモーターが必要だった、今回、考案したシステムではフレネルレンズで箱をつくり、箱の中央に光や熱を集めることにした。中央に熱交換器を設置。その下の水を温める仕組みだ。シンプルだが簡単に熱を集められる。

 この温水はそのまま給湯としても使えるし、発電にも使えるのが今回のミソ。ここに登場するのが「ロータリー熱エンジン」という発電機だ。このエンジンわずか40度のお湯があれば発電するスグレモノ。どんなシステムになっているのだろうか?

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/ 

参考HP 株式会社ダ・ビンチ:ロータリー熱エンジン 理化学研究所:太陽光・熱を回収し効率よく発電 Wikipedia:フレネルレンズ

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第2の太陽系?織姫星ベガに、太陽系そっくりの小惑星帯発見!

2013年01月11日 | 宇宙

 フォーマルハウトの輪に惑星の存在
 2012年4月、アルマ望遠鏡が、フォーマルハウトの環を、電波望遠鏡としては過去最高の解像度で観測し、環の内側と外側の境界が非常にはっきりしていることを発見した。この輪は太陽系の小惑星帯のように、多数の小惑星が、集まってできていると考えられる。

 研究グループは、アルマ望遠鏡による観測画像とコンピュータシミュレーションとを比較し、環の内側と外側に位置するふたつの惑星の重力によってこの環の形が保たれていると結論づけた。

 これらの惑星そのものはアルマ望遠鏡による観測画像には写っていないが、環に加わっているであろう重力の大きさから、その質量を見積もることができる。その結果、その惑星は火星の質量よりも大きく、地球の質量の3倍よりも小さいという。これは、研究者がこれまで考えていたこの惑星の質量よりもずっと小さいものだった。

 今回、七夕の織姫星として知られること座のベガにも、小天体が周回するリング状のベルトが観測された。太陽系の小天体ベルトとよく似ており、複数の惑星が存在する可能性が高いという。アルマ望遠鏡は今年から本格的な活動に入る。こと座のベガからも、系外惑星発見の報告がやがて聞けるかもしれない。

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/ 

EKBOが海王星の重力により太陽系内部に散乱されると、小惑星帯 アストロ・アーツ:織姫星ベガに、太陽系そくっくりの小天体の帯

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バイオ燃料に問題あり!植物の「イソプレン」が光化学スモッグの原因になる?

2013年01月09日 | テクノロジー

 バイオ燃料が大気汚染の原因に、人間の寿命に影響も?
 植物のつくる有機物や化学物質にはどんなものがあるのだろう?デンプンやセルロース以外にも様々な成分を作ることが知られている。その中には意外にも人類に有毒な成分も存在する。

 1月6日、環境に優しいとされる「バイオ燃料」の原料となる植物の栽培が、大気汚染につながる可能性があることが分かっ科学誌「ネイチャー・クライメート・チェンジ」に6日、研究結果が掲載された。
 
 植物は成長の際に大気中の二酸化炭素を吸収するため、燃焼させても吸収した二酸化炭素が大気中に戻るだけで、環境に優しいとされている。
 
 同研究に携わった英ランカスター大学のニック・ヒューイット氏は、バイオ燃料の原料となる植物を育てることは、大気中の二酸化炭素の量を減少させる点で効果的だとされていたと述べる一方で、「バイオ燃料は大気の質に悪影響を与える可能性がある」と指摘した。
 
研究によれば、バイオ燃料の原料となるポプラや柳、ユーカリの木は成長が早く、再生可能な木質燃料として使用されているが、成長の過程で「イソプレン」という化学物質を高いレベルで放出するという。イソプレンは太陽光の下で他の汚染物質と反応し、有害なオゾンを生成する。
 
 また研究では、欧州で大規模なバイオ燃料用の植物栽培が行われているとし、人間の寿命や農作物の収穫量に少なからず影響を与える可能性があると指摘した。( ロイター 2011年1月8日)

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参考HP 国立環境研究所:待機中のイソプレンとその反応生成物の季節変化と日変化 Wikipedia:イソプレン

人類は80年で滅亡する―「CO2地獄」からの脱出
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米国でシェール革命進行中!日本はどうする?NHKクローズアップ現代:エネルギー大変革

2013年01月07日 | エネルギー

 米国でシェール革命進行中
 あいかわらず、エネルギー不足の日本であるが、世界のエネルギー事情はどうなっているのだろうか?現在、アメリカに起きているシェール革命により、世界のエネルギー事情が大きく変わりつつある。

 1月7日のNHKのクローズアップ現代では、「エネルギー大変革 ~岐路に立つ日本の資源戦略~」として、エネルギーをめぐる世界の情勢をわかりやすく解説していた。以下はその抜粋である。

 アメリカのオバマ大統領は、「我々の足元には、100年分のガスが眠っている。いずれはエネルギーの輸入量を半分にでき、天然ガスだけで60万人を雇用できる。」 と言った。これまで、世界最大のエネルギー輸入国だったアメリカが、2020年ごろには一転して資源大国に躍り出る。それがシェール革命とまでいわれる、ゆえんだ。

 シェール革命を可能にしたのは、全く新しい2つの掘削技術である。従来の掘削は、地中で液体の形でたまった石油などをまっすぐに、くみ上げる単純な方法だった。しかし、シェール層の掘削はより深い地層に広範囲に眠る膨大な石油や天然ガスがターゲットである。まず、ドリルで地中を数千メートル掘り、シェール層に到達すると、今度は水平に掘り進める。

 続いて、掘った横穴に化学物質を混ぜた大量の水を注入し、高い水圧で亀裂を作る。こうしてシェール層に閉じ込められていた石油や天然ガスを吸い上げるのである。掘削を支えるのは、高度なコンピューターテクノロジー。地中の構造を3次元で解析することで、シェール層の中を正確に掘り進められるようになったのである。

 シェール層は、アメリカのほぼ全域に広がり、そこに埋蔵されている石油や天然ガスは、ゆうに100年分を超えるといわれている。年々減少を続けていたアメリカの石油や天然ガスの生産量は、シェールによって増加に転じさらに増え続けると見られている。(NHK)

続きはこちら → http://blog.livedoor.jp/liberty7japan/ 

参考HP NHKクローズアップ現代:エネルギー大変革~岐路に立つ日本の資源戦略~ 

日経 資源・食料・エネルギー地図 
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シェールガス革命で世界は激変する
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アルマ望遠鏡、本格運用開始!アルマが開く、まだ誰も見たこともない「宇宙の姿」

2013年01月06日 | 宇宙

 チリでアルマ望遠鏡が観測開始
 1月3日、世界最高性能を持つ、アルマ望遠鏡が本格的な観測が始まった。国立天文台は、南米チリの標高5千メートルの高地にあり、欧米とともに建設を進めている電波望遠鏡「アルマ」で、本格的な観測を開始したと発表した。 アルマは、66台のパラボラアンテナを組み合わせて運用する予定だが、当面は先行して完成した16台で観測する。

 研究チームは同日、地球から約7千万光年離れた「アンテナ銀河」の画像を公開。本格観測に先立つ調整段階の画像だが、従来の電波望遠鏡と比べても世界最高品質の画像だという。アルマはハッブル宇宙望遠鏡の画像との重ね合わせて、ガス雲が分布する様子など可視光では見えない世界を写し出せる。(2011/10/03 共同通信)

 翌4日には、アルマからの観測結果が発表された。遥か彼方にある、恒星のまわりに惑星が形成されている場面をとらえることに成功した。ただし、これは、昨年の観測成果である。

 チリ大学のサイモン・カサスス氏をはじめとする国際研究チームは、おおかみ座に位置する若い星HD142527を取り巻く塵とガスの円盤をアルマ望遠鏡で観測し、円盤の中で作られつつある惑星に流れ込んでいると考えられるガスを発見した。


 
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参考HP Wikipedia:太陽系の形成と進化 国立天文台:アルマ望遠鏡が見つけた「惑星のへその緒」

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第37回ノーベル生理学・医学賞 生物学的燃焼、特にビタミンCとフマル酸の触媒作用

2013年01月05日 | ノーベル賞

 1937年、ピカソの「ゲルニカ」
 1937年、日中戦争が勃発したころ、ヨーロッパでもいよいよ第二次世界大戦へと流れていく。4月、スペイン内戦時にゲルニカが空爆され、5月、パリで万国博覧会が開催されるが、スペイン館には、ピカソの「ゲルニカ」が展示された。

 スペイン内戦の最中の1937年4月26日、スペイン北部・バスク州の小都市ゲルニカがフランコ将軍を支援するナチスによって空爆を受けた。史上初めての都市無差別空爆と言われる。

 滞在中のパリでこの報を聞いたピカソは、かねて人民戦線政府より依頼されていた同年のパリ万国博覧会スペイン館の壁画として急遽ゲルニカを題にこの作品に取り組み、わずか1ヶ月弱、6月4日に完成させる。スペイン内戦はフランコ将軍の勝利により終結。この絵はロンドンなどを巡回したのちにヨーロッパの戦火を避け、1939年、米国に渡りニューヨーク近代美術館に預けられる。

 第二次世界大戦後もフランコ将軍の政権下にあったスペイン政府はこの絵の返還を求めるが、「スペインに自由が戻るまでこの絵を戻すことはない」とピカソは拒否した。

 科学の分野ではクエン酸回路が、ドイツの化学者ハンス・クレブスにより、発見されている。彼は、この功績により1953年のノーベル生理学・医学賞を受賞する。

 1937年、この年のノーベル生理学・医学賞もクエン酸回路に関係する研究に送られた。受賞したのはハンガリーの生理学者、セント=ジェルジ・アルベルト。受賞理由は、「生物学的燃焼、特にビタミンCとフマル酸の触媒作用に関する発見」である。生物学的燃焼とはなんだろうか?

 生物学的燃焼とは、生物の細胞呼吸のはたらきをいう。つまり、クエン酸回路のこと。フマル酸はクエン酸回路の重要な中間物質であり、ビタミンCやB1,B2は回路を回す重要な潤滑油(補酵素)の働きをする。つまり1937年のノーベル化学賞は、この年発見されたクエン酸回路の根幹部分の研究で発見された業績ともいえる。

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参考HP Wikipedia:セント=ジェルジ・アルベルト

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第37回ノーベル化学賞 ビタミン欠乏症からの脱出!「ビタミンA,B,Cの構造解明」

2013年01月04日 | ノーベル賞

 戦争中流行した「脚気」という病気
 1937年というと、世界が第二次世界大戦へと向かっていく時期だ。7月、盧溝橋事件により日中戦争が勃発、12月、南京が陥落、南京事件もこの時起きたとされる。

 この頃、国内では原因不明の病気が蔓延していた。その病名は「脚気」。日中戦争の拡大などにより食糧事情が悪化、毎年1万人から2万人の人が「脚気」を患っていた。この理由として、原因である、ビタミンB1不足がまだ一般によく知られていなかったことがあげられる。その後も、1950年代後半まで、毎年1千人以上の脚気死亡者を出した。

 「壊血病」は、古くから船乗りに怖れられていた病気である。1750年ごろには、新鮮な野菜や果物、特にオレンジやレモンを摂ることによってこの病気の予防が出来ることは知られていた。しかし、当時の航海では新鮮な柑橘類を常に入手することが困難だったことから、長期航海における壊血病の根絶はなかなか進まなかった。壊血病の原因物質である、ビタミンCが発見の構造が発見されたのは1933年、イギリスの化学者ウォルター・ハースによる。

 「夜盲症」は、現在の日本ではほとんどみられないが、栄養状態がよくない国において、子どもたちが失明する重大な原因になっている。この原因物質である、ビタミンAの構造を発見したのがスイスの有機化学者パウル・カラーであった。

 1937年頃は夜盲症(鳥目)や脚気、壊血病などは、原因のわからない恐ろしい病気だった。現在では、ビタミンAやB1,Cの不足で起きる病気であることはよく知られており、ビタミンは5大栄養素の一つにあげられている。当時は、ビタミンA,B1,Cの構造がわかり、病気との関係もようやく明らかになった時代だった。

 こうした時代背景から、1937年のノーベル化学賞はビタミンCの構造を発見した、イギリスの有機化学者ウォルター・ノーマン・ハースと、ビタミンAの構造を発見した、スイスの有機化学者パウル・カラーに贈られた。受賞理由は「炭水化物、ビタミンCの構造研究」と「カロテノイド類、フラビン類およびビタミンA、B2の研究」であった。

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参考HP Wikipedia:ウォルター・ハース パウル・カラー 江崎グリコ栄養成分百科:ビタミンA ビタミンC

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第37回ノーベル物理学賞 物質波の発見!「結晶による電子線回折現象の発見」

2013年01月03日 | ノーベル賞

 「結晶による電子線回折現象の発見」
 1937年というと、欧米ではナチスドイツが台頭。アジアでは日中戦争勃発。世界がいよいよ第二次世界大戦へと向かっていく時代だ。しかし、この年にもノーベル賞は授与されている。1937年のノーベル物理学賞は何だろうか。

 1937年のノーベル物理学賞は、米国のクリントン・デイヴィソンと、英国の ジョージ・パジェット・トムソンに贈られた。受賞理由は、「結晶による電子線回折現象の発見」である。電子線回折現象とはなんだろうか?

 電子は粒子性と波動性をもっている。電子を加速し線束にすれば、X 線と同様に結晶の原子面で回折する。この電子線回折を利用すると、X 線と同様に結晶構造を解析することが出来る。1927年、この電子線による回折現象を2人は別々に発見した。

 陽子や電子のような物質を構成する基本粒子は、古典力学的にみれば質点(粒子)として取扱 われる。しかし、量子力学によると、これらの物質粒子は粒子性とともに波動性をもっていることが知られている。この粒子(物質)の波動性を、最初に考えたのがフランスのド・ブロイであった。

 アインシュタインが1905年に論文において、光電効果を、波動である電磁波を粒子としてはたらくと解釈することで説明した。ド・ブロイは、逆に粒子もまた波動のように振舞えるのではないかということを、1924年に自身の博士論文で提案した(ド・ブロイ波)。この理論は1927年にデイヴィソンやトムソンによる実験によって支持され、ド・ブロイは、1929 年「電子の波動性の発見」により、また、デヴィッスンとトムソンは、1937 年に「結晶による電子の干渉現象の実験的発見」により、ノーベル賞を受賞する。(滋賀県総合教育センター)

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参考HP Wikipedia:クリントン・デイヴィソン ジョージ・パジェット・トムソン ド・ブロイ波

物質からの回折と結像―透過電子顕微鏡法の基礎
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高速増殖炉「もんじゅ」が不要に?軽水炉で高増殖が可能に!核燃料サイクル実現へ

2013年01月02日 | テクノロジー

 世界初の「軽水冷却原子炉による高増殖性能」を計算上で達成
 夢のような研究成果が発表された。燃料棒の設計を変えただけで、原発軽水炉で、高速増殖が可能になるという。

 これが、もし実現可能ならば、危険な金属ナトリウムも使わず、今まで処分の難しかった核燃料廃棄物が、中性子を吸収してPu239という燃料に変わる。これにより、通常は85年程度で枯渇すると言われたウラン資源を100倍活用できる。素晴らしい研究成果である。

 早稲田大学(早大)は12月26日、放射能の密封性を損なうことなく水対燃料体積比を低減できる、核燃料棒を隙間なく束ねた新燃料集合体を考案し、世界で初めて「軽水冷却原子炉による高増殖性能」を計算上ではあるが達成することに成功したと、同大大隈会館にて行われた会見にて発表した。

 会見を行ったのは、早大理工学術院 先進理工学研究科 共同原子力専攻の岡芳明特任教授。今回の発表に関する詳細な内容は、12月21日付けで「日本原子力学会欧文誌」オンライン版に掲載された。

 国内では「もんじゅ」がそれに当たる「高速増殖炉」は、発電をしつつ消費するよりも多くの核分裂性物質(燃料)を生成できるため"夢の原子炉"と呼ばれ、世界中で研究開発が行われている。その主流である「ナトリウム冷却高速炉」は冷却材として液体ナトリウムを用いるための対策設備が必要で、まだ実用化に至っていない。

 また、日本でも建設数の多い軽水冷却原子炉(加圧水型、沸騰水型、改良型沸騰水型など種類は複数ある)での高増殖性能も長い間にわたって研究されているが、こちらも今もって達成されていない。

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参考HP 早稲田大学プレス:世界初、軽水冷却原子炉による高増殖性能について マイナビニュース:早大、世界初の軽水冷却原子炉で高増殖性能を計算上達成

プルサーマルの科学―21世紀のエネルギー技術を見通す (朝日選書)
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核燃料サイクル20年の真実―六ケ所村再処理工場始動へ (電気新聞ブックス)
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原発の活断層を特定できるか?未熟な地震予知技術で活断層判断は困難!

2013年01月01日 | 環境問題

 敦賀破砕帯、活断層の可能性
 原子力発電所の下の活断層が問題になっている。活断層かそうでないか、専門家どうしが議論してもはっきりと結論が出ない。果たして断定することはできるのだろうか?現状を調べてみた。

 例えば、敦賀発電所の敷地内の断層(破砕帯)について、原子力規制委員会は12月10日、日本原子力発電敦賀発電所の敷地内破砕帯に関する評価会合を開催した。

 問題視される敦賀2号機の直下に延びる「D-1」と呼ばれる破砕帯について、原電は「少なくとも9万5千年以降は動いていない」と強調。さらに詳細な再調査を行う意向を示した。ただ敦賀発電所を現地調査した専門家からは、D-1を活断層とみなす意見や、活動性の強い浦底断層が敷地にあることを問題視する意見が相次いだ。

 規制委の島崎邦彦委員長代理は専門家の見解に「大きな食い違いはない」とし、D-1破砕帯の一部を「活断層として考えられる」とまとめた。 (2012/12/11 電気新聞)

 結局、地震予知技術さえ、まだ未熟なのに、活断層かどうか見分ける技術が我が国にあるとは思えない。こうした議論はほとんど意味がないと思う。 

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参考HP Wikipedia:断層 糸魚川静岡構造線 The Libertyweb:不毛な活断層探しは地震学者の責任逃れ

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2013年の星空は?楽しみな 2大彗星の接近(パンスターズ彗星・アイソン彗星)!

2013年01月01日 | 宇宙

 1月の星空と木星
 気象庁は1日、冬型の気圧配置が強まる影響で、北陸と北日本(北海道、東北)で2日から3日にかけ、大雪や暴風に見舞われる恐れがあるとして警戒を呼び掛けた。日本海側は大雪である。

 一方、ここ湘南は晴れて穏やかな正月を迎えた、夜になってもきれいに冬の星座が見える。真上に一際明るく輝くのは木星だ。2012年、金環日食や金星の日面通過など賑やかだった天文現象、今年、2013年はどうなるのだろうか? 

 2013年は彗星の一年。3月にはパンスターズ彗星(C/2011 L4)が、12月ごろにはアイソン彗星(C/2012 S1)が、どちらもマイナス等級まで明るくなると予想されている。金環日食や金星の日面通過と違い、彗星を観察できる期間は長い。期待を裏切らない大彗星になることを願いたい。

 現在、北半球は真冬だが、1月2日(水)地球が近日点を通過する。つまり、太陽には一番近づく。3日(木)、午後10時しぶんぎ座流星群が極大だが、午後10時30分頃から月が出現するため条件は悪い。

 木星は観望の好機を迎えている。おうし座の1等星アルデバランの近くに見えていて、明るさはマイナス2.7等からマイナス2.5等。現在、夜空で一番明るい天体だ。 

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参考HP 国立天文台:2013年展望 1月の星空 仙台宇宙館:2013年天文現象

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