正確な1秒を求めて
古代から人類は正確に時(とき)を計ろうとたゆまぬ努力を続けてきた。紀元前3500年頃のエジプトでは石で作った背の高いモニュメント(オベリスク)を建て、その陰の動きで時を知ろうとした。16世紀にガリレオ・ガリレイは振り子が一定の周期で振れることを発見した。この原理を応用した振り子時計によって、人類は自然に頼らずに時を刻む技術を手に入れた。
かつての1秒の長さの定義は、地球の自転や公転などに基づいた天文学的な定義によるものであった。すなわち1年で地球は太陽のまわりを公転し、地球は1日に1回自転する。これをもとにして、1日を24等分して1時間とし、60分・60秒を決めたのである。これが暦である。
しかし、実際の地球の動きは理想どうりになっていない。1年は365日ピッタリではなく約365.2422日である。このずれを調節するために4年に1回366日の年、閏年(うるうどし)がある。また、地球の自転周期は23時間56分4.06秒であるが、地球は自転しながら公転もしているので、1日に換算すると約24時間になっている。
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参考 サイエンスポータル: 超高精度の「光格子時計」で標高差を測定、アインシュタイン理論世界初
現代物理学の謎は原子時計で解決される! | |
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風詠社 |
わかる「時間」―相対性理論から,タイムトラベル,原子時計まで (ニュートンムック Newton別冊) | |
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ニュートンプレス |