ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

新型ライダー各駅停車

2007-02-05 22:19:24 | 特撮
仮面ライダー電王2話め。
うーん……。
これは多分この先どうなっても、話を作る上での失敗はないなと思いました。失敗しないための仕組み作りが、2話にしてできあがってる。
今回の話、物語のベースとなる設定が説明されるのと同時に、今後のストーリーの基本的なテンプレートを確立させた話かなと思いました。

イマジン、ゲストキャラに取り憑く

ゲストキャラの望みを叶え、イマジン過去へ飛ぶ

電王、イマジンを追いかけて過去へ。

イマジンを倒して時の運行を守ったぜ!

ゲストキャラの望みと思い入れのある時間の設定でドラマのバリエーションは幾らでも付けられるので、基本ラインはこのテンプレに沿って2話ペースで話を続けていけば、水戸黄門並みにエンドレスな展開が可能。そういった意味でも、今回のライダーは戦隊風味が強いかも。

あとはこのテンプレを横糸に、ハナの過去事情などのネタバラシを縦糸として順次織り込んで行けば、まず失敗はしないでしょう。縦糸のドラマ展開が途切れていても、2話完結のテンプレ話だけでストーリーを展開させることができるので、ゲスト脚本家が入っても(よっぽどのことがない限り)大丈夫。

その上、やたら不幸(=事件に巻き込まれやすい)&人の気持ちがわかる優しい子(=他人の事情に首を突っ込みやすい)という主人公の設定があるので、ゲストと絡むきっかけ作りにも苦労しません。

……成る程、こういう話の作り方をすれば後が楽なんだ。勉強になるなあ。

***

そんでやっぱりモモタロスは面白い。
スーツアクターの高岩さんは、こういうちょっと三枚目入ったキャラクターの動きが本っ当に上手いですねー。関さんの喋りとも息が合ってるし。
ハナのモモタロスに対する情け容赦の無さもツボです。強いよ、ハナ。
あと、電ライナーの発着ベルの音がなんか耳に残って離れません……。

でも今回ある意味一番感動したのは次回予告でした。
浪岡一喜氏、遂に東映スーパーヒーロータイムに登場。ていうか寧ろ獅子丸ちゃん登場。
なんかスゴイ、この人。
超星神とスーパーヒーロータイムと深夜枠特撮と月9を股にかけてるとか、そういうことを超越してなんかスゴイ人だと思いました。