ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

今年のSHT

2007-02-25 12:16:20 | 特撮
日曜朝のよい子たちのお楽しみスーパーヒーロータイム、略してSHT。最初のジャンクションで入るコールが、今までより更にテンションが上がって大変なことになってます。

■ゲキレンジャー
最初の2話終了。悪役が美男美女&衣装もエロエロ(笑)でサービス満点なのは大変結構なことなのですが、この煽りを受けて先々レツとランの影が薄くならないか、そこがちょっと心配です。理央とジャンの絡みが話の軸になった時、物語の中にちゃんとポジションを確立してないと確実に食われそうだ。
第1話では、肝心のアクションにスピード感や迫力が足りない気がして「ん?」と思ったんですが、2話で武器が出て来てからは良い感じになってたのでちょっと安心。
それ以外に関しては、概ね良いんではないでしょうか、という印象です。王道路線に戻して、細部をきっちり詰めて来たという感じ。電王と同じく、こっちも最初の2話ですんなり世界観に馴染めました。猫もハエもなにげに手が込んでるし。
しかし今年はアクションが大変そう。変身前のアクションシーンも多そうだし(レツがいきなりヌンチャク使ったのにびっくり)、スーツアクターさんも例年になく高度な動きを求められそうです。がんばって下さい。あと、伊藤かずえさん雰囲気丸くなりましたね。

■電王
最早完全に軌道に乗ったという感じで、安心して見ていられます。
タイムレンジャーの時はアナログ時計のモチーフが多用されてたのに対して、こっちは砂時計をイメージしているのに最近やっと気が付きました。やたらと砂が出て来るのはそういう意味もあったのか。
公式サイトによると、敢えて「昔のSF」的な音づくりをしているとのこと。よく聞くと確かにレトロっぽいピポパポした音が入ってて面白い。
それとこの番組のキモは、「歴史を変える」こととも「歴史を守る」ことともちょっと違うのが面白いとお思いました。一応建前は歴史を守ることだけど、そう言いながらちょっとだけ変えている。
これが「ラン・ローラ・ラン」とか「バタフライ・エフェクト」ならちょっとだけ変えることで後の運命が大きく変わることがミソなんだけど、電王では変わらないのがミソですね。
過去を変えても、現実は何も変わらない。だけど、過去に付けられなかった「心のけじめ」をきちっと付けて来ることで、前向きに未来へ向かうことができるようになる。そういう話なのかなと思いました。
オーナー役の石丸さんは流石ですねー。「世界の車窓から」にひっかけた配役だと思うんですが(白倉Pこういうの得意ですね)、とぼけてるけど曲者っぽい雰囲気がなんとも言えない。
しかし平成ライダーは、衣装にがしがし流行を取り入れてますね。ハナちゃんの服がいつ見ても可愛い。

どっちも楽しんで見てますが、ここに感想書くのはよっぽど気が向いた時だけになると思います。そしてどっちも、声優さんが良い仕事してますねー。