きょう
2017-03-11 | 日記
きょうも天気はいいけど、風は冷たい。
6年前のこの日はどうだったかな。
忘れてはいけないこともあるけど、
いつまでも下を向いてるわけにもいかない。
「これまで」のことももちろん大事だけど、
「これから」のことも大切にしていきたいと思う。
正直にまっとうに生きている人たちが、
ふつうにしあわせに生きていられる国であってほしいし、
そうでない人はきちんと裁かれる国であってほしい。
日本でむかしあったように、
となりの国でいま起きているように、
その場の感情に流されてはいけない。
だからといって、前例にないからと、
人々の感情に無関心で機械的な判断をしてもいけない。
なによりもバランスが大事なんだと思う。
いつも正しい判断ができるとは限らないけれど、
なるべくまちがわないためには、
できるだけ正確な情報を知る必要があるし、
一方からだけの情報では判断も偏ってしまう。
事実を隠すことはもちろん間違っているけれど、
実際に害があるのかはっきりしないまま、
不安をあおるような報道をどうとらえるべきなのか。
正義感に燃えた記事が、結果として風評被害を招いたり、
いじめの原因になったりしていることを理解しているのか。
かたほうの手で背中を支えるふりをしながら、
足では立ち上がろうとしている人の頭を踏みつけているようにも見える。
だから、ずっと考え続けないといけない。
終わりはないし、ゴールもない。
誰かに絶対的な責任があったわけでもないだろうし、
絶対的な悪者がいるわけでもない。
簡単に答えを出そうとする人を信じてはいけないし、
誰かを悪者にしようとする人も信じてはいけない。
書いているうちにどんどん気持ちが暗くなった。
でも、捨て鉢にならずに逃げずに前を向いて、
いろんな困難に立ち向かって明日に向かっていこうとする、
この国とこの国の人たちはほんとうにすばらしい。
だから、今日だけでもそういうがんばっている人たちの、
足を引っぱるようなことだけはしないでいてほしいなと思う。