LUSTYHOUSE

まだ、もう少し作ること、動くこと、想像すること、楽しむこと。気ままに、思うことを書いてます。

この頃の若いやつは、

2009年01月16日 | ぼやき

 「この頃の若いやつは、」というセリフが出ると、いよいよ老境ということは重々承知しているが「弱すぎるんじゃない」と叫ばずにはいられない。というのも、彼ら(私には甥が4人いる)と10年以上前に約束した「大学卒業するまでに私に腕相撲で勝ったら賞金10万円」の約束を、今年正月実行した。結果4連勝で誰も10万円を取ることはできなかった。還暦前の老人に勝てない彼らの腕力は、とても重労働には耐えられないだろう。
 優しい彼らは、これからどのように生きていくのか。甥と姪7人の中で就職したのはただ1人だけ。日本の縮図がはっきり見て取れる。オンリーワンなど無くても生きてゆける、優しい日本であって欲しい。偉くならなくていい、人の上に立たなくていい、ささやかな幸せしか求めない人間に、ささやかな幸せを与える日本であって欲しい。そう願わずにはいられない。努力した人が認められる。確かに美しいし、認めてあげたい。努力できない人、どう努力したらいいか分からない、努力ってどうするの、努力って我慢すること。努力って何だ。という人間もいる。だれでも努力している、生きているからだ。
 ただ不運なだけの人もいる。時代によって経済の浮沈もある。努力しても結果が出るとは限らない。そんなに頑張らなくても生きていける。普通に働けば生きてゆける。医者にもかかれる、結婚も出来る、子供も持てる。そんな緩い世の中でいい。石器時代も厳しかったろうけど、ちゃんと子孫は残せたのだから。この高度文明を誇る日本で、まさか出来ないはずはないよね。ジュラ紀じゃないんだ、この寒空に外で寝てる人がいる。
 この日本では無理な相談だろうか、耐えず人を蹴落とし、不正ぎりぎりを歩き、時には不正をし、人を騙し、人の損でもうける。あわよくば一獲千金。老人を騙し、奪う。驚くべきことに国も弱者から奪うし、平気で見捨てるのだ。このごろの若いやつが平気で生きていけますように、祈らずにはいられない。