踏み台を作る(W620mm×D245mm×H150mm)、部品点数4。材は米ツガ、タモ集成材(厚さ30mm)、米ヒバ。ヒバが踏み板、タモは脚、ツガは桟になる。ヒバ以外は端材。
それぞれ材を切り出し加工したのが写真1。釘やビスは使わないので全て蟻で組む。手持ちのヒバは巾が100mm、しかも面取りしてあるので適当な巾になるように3枚をカット、ビスケットで接ぎ245mmにしておく。21mmのミゾキリカッターでまず踏み板に溝を掘る。脚はタモを切り出したのち蟻(凸)を加工する。脚の蟻を測りながら蟻溝をトリマーで切った。システムバークランプをフェンスにする。ワンタッチで墨線に合わせられるので便利だ。あらかじめフェンスから加工溝までの長さは、テストカットで確かめておく。保存しておけば次回からの加工がスピーディーになる。
次に桟を入れる蟻を脚に掘るのだが、一度脚を踏み板にセットして桟の巾を正確に確かめておく。アリは途中まですっと入りさらに強く押し込むと最後まで入るきつさになる。ポニークランプを使えばいいのだが木槌で叩いた。アリ溝は踏み板の前まで通さないで手前で止めている。前部分20mm程度、脚のアリを切り欠いておく。こうすれば前から見ても溝が見えない。止まる端にだけ接着剤を付けた。
塗装はワトコオイル・ドリフトウッド。タモはいい色になったと思う、ヒバはイマイチだ。ツガには向かない。
設計図というほどでもないがPDFにしておいた。